【気づき】Vol.1125(2011年8月1日発行のブログより)
2012。
ローランド・エメリッヒ監督による2009年米国映画。
要は地球滅亡の危機に陥るパニック映画。
ただここ最近の映画の中ではスケールが段違い。
製作費200億円かかっているのは本当かな?
地球の内核が溶解して地殻が⼀気に変動してしまう。
その結果1500メートルの大津波が大陸を襲うんだ。
粘土細工やプラモデルのようにボロボロに⼤陸が崩壊していく。
実際にこんなことになったら本当にこうなるんだろうな、って思う。
結末のノアの方舟がいいよね。
キリンや象なんかもヘリコプターで運ばれて結局40万⼈が乗り込む。
この辺りのリアリティや迫力が本当に凄いんだ。
方舟の作り込みも半端じゃない。
エベレストにぶつかってもこれなら大丈夫、
・・・っていうわけにはいかなかったんだけどね。
オバマ大統領をイメージしたアメリカ最後の大統領は、
結局方舟に乗らずに自ら死を選ぶんだ。
国民に向けて最後の演説をしてね。
リーダーのあり方として、これは正しいのか否かはわからない。
わからないけど、この映画をきちんと観たらこの結末がいいんだ、
って素直になることができる。
自分がいなくなっても、自分の子どもがまた子孫を残していくから。
こうやって地球の原点、生命の原点を考えさせる映画だったんだね。
この映画を観たら、
「くっだらね〜」
とか
「なんか、面白いことない?」
なんてセリフは口から出てこなくなるんだよね。
時間は命であって、⼀瞬たりともくだらない時間は存在しない。
大統領が自ら死を決断した時のセリフを、僕は生涯忘れないだろう。
そのセリフを聞いた科学者と自分の娘は結ばれるんだけどね。
追伸.
有能な若い科学者1人の命は、
年老いた政治家20人の命よりも偉大だ。
世界のトップが述べたセリフに、ジンときました。
追伸の追伸.
昔、作家の落合信彦さんが本に書いていたけど、
政治家にも筆記試験を課したほうがいいって。
さすがに体力ややる気だけではダメなのがよくわかった。
1次試験にSPIとかもいいんだけど、
最終面接は田原総⼀郎さんジャッジの、
大前研⼀さんとディベートとかいいんじゃないかな。
これくらいクリアできない人が政治家はできないって。
少なくとも官僚に負けてちゃダメだよ。
本来は。
...千田琢哉(2011年8月1日発行の次代創造館ブログより)
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