【気づき】Vol.1062(2011年5月30日発行のブログより)
タイヨウのうた。
TVドラマ版ではなく2006年夏に公開された映画版。
「私、死ぬまで生きるって決めたんだから」
「生きて生きて生きまくるんだから」
太陽の光に当たることができない、
主人公の少女はXP(色素性乾⽪症)を抱えており、
昼夜逆転の生活をしている。
そんな生活をしている中でひょんなきっかけで、
サーフィンの早朝練習に明け暮れる少年に恋をするようになる。
僕がこの映画で好きなシーンは、
冒頭で主人公の自宅が映るまでのシーンだ。
カメラのアングルも素敵だ。
唯⼀、昼間の世間との接点である窓から見ることができるのは、
「バス停」と「踏切」。
彼女にとってはこれが世界のすべてなのだ。
ファーストキスは窓から見ていた江の電が走る踏切ですることになる。
毎日わずかな時間だが、七⾥ヶ浜のバス停のベンチで
ソフトドリンクを口にして仲間と戯れる少年を、細部に⾄るまで凝視する。
好きな少年をきちんと見えるように、
夜中にバス停を力づくでずらしてしまう。
これが恋なんだね。
与えられた時間はほんの束の間だからこそ、
人間の記憶力は研ぎ澄まされる。
1日を1年分生きることができる。
自分もあんなのびのびとした自由な人生が歩みたい・・・
人生で大切なこと。
それは何歳まで生きるかではない。
⼀⽣懸命に生き抜いた時期がどれだけあるかだ。
歌手のYUIがこの少女役を演じている。
さすがに歌唱力が抜群で観ていて気持ちがいい。
映画に見事にマッチした名曲。
『Good-bye days』
1日1日が、「さよなら」を言いながら去っていくのではない。
「さよなら」を言いながら自分の中に吸い込まれていくんだ。
人生において、「さよなら」の数は幸せの数なのだ。
追伸.
主人公の⾬⾳薫の親友、
通⼭愛⾥が僕は好きです。
人生において、たった一人の親友と、欲を言えば、
たった一人の恋人がいれば他には何も要らないね。
追伸の追伸.
運命の人は⼀瞬でわかるんだね。
すべてをかなぐり捨ててでもチャンスをもぎ取らなくてはならない。
そして、やっぱり21世紀は女が男をお持ち帰りする時代なんだね。
...千田琢哉(2011年5月30日発行の次代創造館ブログより)
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