【気づき】Vol.0996(2011年3月25日発行のブログより)
オープン・ウォーター2。
【パート1】の『オープン・ウォーター』は、
今⽉16⽇のブログで取り上げたよね。
実話をベースとした海での遭難ものの恐怖映画だ。
製作費はかかっていないものの、
それゆえのリアリティさが迫力となって伝わった。
今回はジョーズものとは違って、
ちょっとリッチなんだけどストレス耐久性は3倍くらい求められる。
オープニングから力が入っており、ストーリー性もあった。
2007年公開のドイツ映画だ。
単調さはなくなったんだけど、
イライラ度は極限に達した(僕だけかもね)!
恐怖はほとんど感じなかったんだけど、
思わずシャウトしそうになるくらいのイライラだ。
でも冷静に観ていくと、十分にやってしまいがちな人間の行動パターンが、あちこちに散りばめられているんだよ。
災害のときにはとにかく冷静に!というのは本当のことだ。
冷静でいられるのがその人の教養であり、国力なのだと思う。
世界中の国が日本を見て脅威を感じるのは、極限状態で見せる冷静さだ。
教育の重要性がここで見事に露呈されるからだ。
誰だって死にたくはない。
それは同じこと。
だが、どうせなら散々騒ぎまくって死ぬんじゃなくって、
冷静に自分で納得いくように試した上で死にたいね。
これは人それぞれの価値観なのかな。
こうした極限状態の映画というのは、
人間の本質を見事に衝いているから勉強になる。
恐らくは、
パート1より遥かにこちらのパート2の評価が高いんだろうと思う。
でも、パート1とパート2はストーリーに何のつながりもないから、
別のものとして楽しむといい。
短期な人は機嫌のいい時にお試しあれ(笑)
追伸.
映画の中で、途中で力尽きてしまう、
キャメロン・リチャードソンは美しかった。
本能のまま正直に生きる美⼈は不幸になることが多い。
それゆえに僕はそういう女性が好きで応援したくなる。
彼女が海に沈んでいく姿は美しかった。
そのシーンだけ20回繰り返し観てしまった。
タイタニックのディカプリオ並に切なく、 そして美しかった。
追伸の追伸.
⾃然恐るべし。
海は人類に膨大な命を与え続けてくれるんだけど、
“畏れ”
を忘れてはいけないね。
...千田琢哉(2011年3月25日発行の次代創造館ブログより)
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