【気づき】Vol.1054(2011年5月22日発行のブログより)
痴漢日記。
映画『青春デンデケデケデケ』で僕が大好きな俳優さんがいる。
寺の跡取り息子役の大森嘉之さんだ。
映画の中では凄く魅力的な役を演じている。
僕は主演よりも大森さんのほうがスゲェと感じた。
こういうメンバーがいないと、チームでの夢は実現できないんだよね。
坊主頭もとてもよく似合っていた。
好きな作家の本は全部読みたい、という性格の僕は、
大好きな大森さんが他に出演している映画も観たくなったのは、
言うまでもない。
中でもちょうど『青春デンデケデケデケ』の3年後、
東映Vシネマ「痴漢日記」シリーズ第1弾
『尻を撫でまわし続けた男』が鮮明に記憶に残っている。
Vシネマ界のシャロン・ストーンと評される、 94年ミス⽇本出⾝の
⼤⽵⼀重さんも痴女役として出演している。
僕が大竹さんを知ったのはこの映画が最初だった。
大竹さん演じる痴女が大森さん演じる痴漢に接近されたとき、
大竹さんは周囲に見られないようにそのまま続けてもらおうと、
周囲の視線を妨げるように画集で大森さんの手を隠してくれる。
そのとき⼀瞬チラリと見える画集の表紙が、
アメデオ・モディリアーニの「おさげ髪の少女」なんだ。
僕は大竹さんのヌードの次にここが⼀番感動した。
僕が大好きな絵の⼀つだ。
映画の中で大竹さんは美大を卒業した画家だった。
実際の大竹⼀重さんも華道の元教授・茶道の師範といった、文化人だ。
演出がいい。
ストーリーもちゃんとしていて、
見かけや偏見に惑わされたらチャンスを逃す典型だ。
追伸.
痴漢⼀味のメンバーの⼀⼈である “ラーメン”を演じていた
横山あきおさん が実によかった。
横山あきおさんの顔を見ると、確かにラーメンを⾷べたくなってくる。
さあ、今からラーメンを⾷べに行くとしよう。
...千田琢哉(2011年5月22日発行の次代創造館ブログより)
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