【気づき】Vol.1004(2011年4月2日発行のブログより)
致命的な人。
たとえば、メールのやり取りで致命的な人というのがいる。
相手に情報提供してもらったメールに乗っかってきて、
思い出したかのように、自分からの問い合わせを20行もしてしまう人。
しかも相手の情報提供に対しての回答は、たったの一行。
本来、もっと早くに自らその情報提供をしていなければならなかったはずだ。
最低でも、別のメールとして分けて送信すべきだ。
たまたま相手が別件で情報提供してくれたので、
すっかり忘れていた本来自分から発信すべきメールを、
相手のメールの返信に乗っかってお茶を濁すのである。
しかもどさくさに紛れてニョキニョキっと、
自分が優位に立とうとしている人が多い。
こうした人は、相手を常に利用しようとしている人だ。
こうした人は、リアルのコミュニケーションにおいても、
他人の命の時間を奪って、自分の話ばかりをする人だ。
つまり、生きているだけで周囲を不幸に陥れる致命的な人だ。
致命的な人は、
このブログを読んでも自分のこととして受け止めることができない。
致命的な人は、当事者意識を持つことができないからだ。
常に傍観者として人生を生きているから、
ガハハ・・・と笑いながらこのブログを読んでいる。
反対に、
「ヤバイ!これは自分のことだ」 と思える人は致命的な⼈ではない。
なぜなら、気づくことができる人だからだ。
気づくことができる人は、
いつも当事者意識を持って生きている人だ。
よく僕のお客さんから、
「先日のあのブログ、私のことですよね?」
と遠慮がちにビクビクしながら聞かれることがある。
残念ながら、今まで例外なくその人のことではないことばかりだった。
でも、その人は当事者意識を持っているから、
常に自分のこととして受け止めているのだ。
だから、すこぶる会社の業績もいいし、
個人としても活躍している人が多い。
反対に、
「あなたのことですよ」
という人はそもそも僕のブログを読んでいない。
だから、思う存分に書くことができるというものだ。
僕も致命的なミスはたくさん犯してきた。
致命的なミスを傍観者として済ませている人が、致命的な人なんだ。
努力が報われない人、いつまで経っても出世できない人、
というのは、例外なく致命的な人たちだ。
上司に嫌われているとか、運が悪かったのではない。
まずは、自分が致命的な人であることに気づくことからが
スタートラインである。
追伸.
いっしょに、致命的な人から脱出しよう。
追伸の追伸.
仕事の遅い人、遅刻の常習犯に限って、
周囲に対して急で膨大な量のお願いをしなければならない。
翻って、あなたはどうだろう。
...千田琢哉(2011年4月2日発行の次代創造館ブログより)
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