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【気づき】Vol.1149(2011年8月25日発行のブログより)
ワイルド・ギース2。
1985年公開英国・米国映画。
どちらかというと、とりあえず1に該当する1978年英国映画
『ワイルド・ギース』が有名だ。
こればかりは今の日本ではちょっと製作できない、
純度100%の戦争映画だ。
キャストや背景のリアリティが違う。
2の冒頭で1のラストシーンに触れられているものの、
直接関係ないものとして2は2で楽しんじゃえばいい。
ナチスまで遡った⼈物が登場する。
実在した⼈物ルドルフ・ヘスのことだね。
ヘスを演じているのがローレンス・オリビエ。
ヘスを脱獄させるための命がけ一大プロジェクトだ。
名うての元傭兵や殺し屋が協力し合って、
そのチームワークを発揮していくんだけど、次々にメンバーが死んでいく。
こうした映画ではお決まりなんだけど、
改めて実力っていうのは大切だなって学ばされた。
最終的に⽣き残る人の条件。
1.実力があること。
2.裏切らないこと。
3.動揺しないこと。
だね。
女性の場合は1が、
「ヒーローに惚れられていること」
ってなるわけ。
だから女性は綺麗ごと抜きで、
内面・外面ともに美しくないと生き残れないんだよ。
間違っても動揺して裏切って、
「何とか命だけは助けてくださいよ〜」
なんて口にしたら真っ先に殺されてしまうことくらい、
映画を観ていればとっくに学んでいるはずだね。
映画の世界だけではなく、これは実社会でも十分通用する。
命がけ映画の好きなところは、
人間の“際”の部分を見事に表現してくれること。
“際”のパターンをどれだけ堪能しておくかって、
とても大切だと思うね。
サラリーマンの人は、
「ああ、この人はあの映画のあの悪役なんだな」
「彼女は真っ先に殺されるタイプのあの役だな」
「うわっ、まさか・・・瓜⼆つじゃん・・・」
って想像しながら職場のドロドロの人間関係と付き合っていくと、
それはそれで⼀種のゲームのように面白いかもよ。
ただ、この映画もそうなんだけど、
ノルマや予算が達成されなければ死を意味するんだね。
あらゆる言い訳は聞いてもらえない。
これが究極のプロの世界なんだ。
追伸.
映画の中でも、人が死ぬシーンは学ぶことが多い。
ヤクザ映画は、裏切りと動揺との闘い映画だ。
見かたも変わるね。
...千田琢哉(2011年8月25日発行の次代創造館ブログより)
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