【気づき】Vol.1273(2011年12月30日発行のブログより)
ベンフォードの法則。
物理学者のフランク・ベンフォードが、ある法則を発見した。
それは、すべての統計数値の先頭の数値は
「1」から始まることが多いというものだ。
財務諸表・死亡率・出生率・株価・・・等を⼀度よく見てみよう。
たとえば、
日本の人口は「1」億2800万人。
都内の人口は「1」300万人。
経常利益は「1」200万円。
というように。
それが何桁の数値であろうと「1」から始まっていることが多いはずだ。
「1」〜「9」まで均等に同じ確率であると思うかもしれないが、
実際には30%の確率で「1」がダントツトップである。
次にガクンと落ちて2、3、4、・・・8、9という順番なのだ。
なんせ残り70%を8つで構成しているのだから・・・
最も低い「9」から始まる統計数値はわずか4.6%とされているから、
「1」と⽐較すると6倍以上違うわけだ。
これは人間の特性として、
桁を増やすことに向けて挑戦し続けるからではないだろうか。
もともと「1」からスタートしたものが、
2〜9までは同じ桁数で成長し続ける。
ゴールではないが、 9の次は新しい桁に進出できるわけだ。
年商90億円まできたら次は年商100億円。
年商900億円まできたら次は年商1000億円。
次の桁の「1」を見届けた後は満足感にも浸れる。
反対に「1」が見事なほどに含まれていない場合、
その数値は偽物であるかもしれない。
とっても不思議だが、詐欺を見抜く訓練にもなるのだ。
追伸.
「1」は他の数値と迫力が違うね。
責任感があるように感じる(笑)
...千田琢哉(2011年12月30日発行の次代創造館ブログより)
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