【気づき】Vol.1268(2011年12月25日発行のブログより)
ニライカナイからの手紙。
メリークリスマス!!
年内にぜひ観賞してもらいたい2005年日本映画。
『ニライカナイからの手紙』
観賞したことのないという人がいればその人はラッキーだ。
何も検索せずに何も予備知識なしに騙されたと思って、
今からTSUTAYA直行だ。
もしニライカナイの意味を知らなければさらにラッキーだ。
ぜひそのまま何も知らない状態で観賞すべきだ。
主演は蒼井優で初主演映画。
その母親役が南果歩。
これだけで上っ面の話ではない空気が漂ってくるね。
今年我が国には3月11⽇という時代の潮目が到来した。
戦前・戦後という呼び方が随分長い間されてきたけれど、
3・11がそれに代わるのではないかと思わされた。
たとえば3・11前と後という呼び方にね。
「あの日を境に」
という呼び方にね。
ところが実際は何も変わらなかった。
変わらなかったわけではないけど、
きっとこれから記憶がぐんぐん消えていくだろう。
日本人というのはすごい。
よくも悪くもすごい。
短期的にはウェットだけど長期的にはドライ。
スーパー・マグナム・ドライだ。
僕の人生はすべてにおいて周囲よりたいてい5年遅れている。
みんながウェットに盛り上がっている時は、急激に冷めてしまう。
その場が急につまらなくなってしまう。
みんなの熱が冷めて忘れられる頃になって、
ターボエンジンがかかってくる。
周囲は、
「何を今さら」
「遅いよ」
「古くない?」
って呆れ返ってノーマーク状態。
でも5年もすれば・・・
何がどうなるかわからないって僕は自分から教わった。
30代になってからそんな自分を認めてあげたくなった。
それでいいんじゃないかって。
周囲が忘れかけたって、自分も⼀緒に忘れる必要はない。
周囲が冷めたからって、自分も⼀緒に冷める必要はない。
自分は自分でいい。
2012年は間違いなくムラ社会からの脱却がスタートする。
小人の交わりから君子の交わりへシフトする⾰命が起こる。
この映画を観ることによって、
キミは本当の幸せを再定義せざるを得ないだろう。
この映画を観ることによって、
キミは本当の愛情を再定義せざるを得ないだろう。
映画の時間は113分。
ただし本当は121分の映画だということを憶えておいて欲しい。
8分の差は何だって?
1回目を観終わった後、もう⼀度最初の8分間を観賞して欲しいからだ。
これは僕からのお願いだよ。
追伸.
今から大切な人に手紙を書きためておこう。
追伸の追伸.
自分のためにがんばるってのは強い。
でも、好きな人のためにがんばるってのは美しい。
...千田琢哉(2011年12月25日発行の次代創造館ブログより)
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