【気づき】Vol.1075(2011年6月12日発行のブログより)
ネルソン・マンデラ元大統領。
タイトルはご存知のように南アフリカ共和国の元大統領だ。
もともと弁護士だった彼は、
反アパルトヘイト運動により反逆罪として逮捕され、
27年間の投獄生活を送る。
44歳だった彼は釈放されるときにはすでに71歳になっていた。
27年間腐っていたのではない。
夢実現のための準備をしていたのだ。
刑務所ほど勉強できる場所はない。
刑務所ほど人間観察眼を磨ける場所はない。
27年間というのは、世界クラスの成果を叩きだすためには最高の期間だ。
サラリーマンの世界でも23歳で会社に入って、
27年後の50歳あたりで取締役として経営陣に参画する。
71歳で出所した青春真っただ中の勇者は、
4年後の75歳でノーベル平和賞を受賞する。
南アフリカ共和国の大統領になり、憲法をつくった。
歴史が27年間勉強するために猶予をくれたのだ。
南アフリカ共和国にイノベーションを起こすために。
自分が生まれてきたミッション(使命)がわかっている人は強い。
どんな環境でも最高の環境に転化させることができるからだ。
考えてみれば、英雄たちは次のいずれかを経験していることが多い。
投獄、大病、倒産・・・
珍しくもなんともないだろう。
これらは将来ヒーローになるための登竜門だったのだ。
考えてみれば、
100億円の借金がある人というのはそれだけで偉大な証拠だ。
普通のサラリーマンでは100億円の借金などできやしない。
100億円の借金ができたということは、
それだけでその人が途轍もない信頼があったという証拠なのだ。
プラスかマイナスかなどはどちらでもいい。
振幅は、可能性なのだ。
絶対値こそが、その人のポテンシャルなのだ。
自分の使命に気づいている人間は強い。
使命に気づくためにムチャクチャ量をこなして、
傷ついてのたうちまわろう。
追伸.
すべての人は自分の人生の⾰命家。
さあ自分の人生の⾰命家を⽬指すあなたは、
何歳で投獄されるのが目標ですか?
追伸の追伸.
投獄されて死刑が確定したら、僕が書いた本を山のように持って、
スキップしながら差し入れに行きます。
追伸の追伸の追伸.
芽が出ないうちは、根を養う最高の時期です。
余り早く芽が出ないように注意しましょう。
...千田琢哉(2011年6月12日発行の次代創造館ブログより)
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