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【気づき】Vol.0833(2010年11月3日発行のブログより)
仮説思考。
コンサルタントが1日⼀度は口にするセリフに、仮説というのがある。
仮説とは何か。
あまり聞き慣れない人もいるに違いない。
最初にどこに行こうかを決めてから、情報収集することが仮説思考だ。
でも、アマチュアのサラリーマンは違う。
どこに行こうかを決めていないのに、ネットサーフィンしている。
どこに行こうかをネットサーフィンしているのだ。
そのうち疲れてきて、
「やっぱりやめよう」
「リスクが高い」
「現状維持」
に落ち着いてしまう。
笑いごとではない。
95%以上のサラリーマンは後者に属している。
仮説思考の人は、最初にどこに⾏くのかすでに決めているから、
目的もなく彷徨っている95%の人たちの数⼗倍、
人生を楽しむことができる。
遠回りをすることも人生の醍醐味だ。
しかし、同じ遠回りなら、目的地を決めた上で遠回りするのが楽しい。
あるいは、より多くの目的地を巡って遠回りしたほうがいい。
「はじめに仮説ありき」とは、
「はじめに目的地ありき」ということなのだ。
仮説構築というのは、目的地を構築するということに他ならない。
あなたの仕事において、目的地はあるだろうか。
むやみやたらに動き回ったり、働いているふりをしてはいないだろうか。
がむしゃらに働く中でも、目的地をイメージしていると疲れない。
目的地なしで、がむしゃらに働くと常に疲れた状態になる。
リーダーの仕事は、目的地を定めることである。
目的地は必ずしも模範解答である必要はない。
否、むしろ模範解答であってはならない。
部下たちは目的地を誤ったリーダーを軽蔑するのではない。
目的地を定められないリーダーを軽蔑するのだ。
目的地を誤ったと判断したら、スピード修正すればいいだけの話だからだ。
すると、メンバーは疲れない。
イキイキとして、月曜日の朝が待ち遠しい人生を歩むことができる。
すべての人間は、月曜日の朝が待ち遠しい人生を歩むために、
生まれてきたのだ。
追伸.
土曜日になったら、「早く月曜日にならないかなあ」と言ってみよう。
...千田琢哉(2010年11月3日発行の次代創造館ブログより)
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