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【気づき】Vol.0859(2010年11月26日発行のブログより)

向谷匡史著『人はカネで9割動く』。

お金の使い方が上手な人がいる。

お金の使い方が下手な人がいる。

この違いはどこからくるかというと、
人間の心理をどれだけ実践で勉強しているかだと思う。

「生きたお金の使い方」と、「死んだお金の使い方」がある。

「生きたお金の使い方」ができる人は、
たとえ1000円でも1万円や10万円の効果を生み出す。

一方、「死んだお金の使い方」をしてしまう人は、
たとえ100万円使っても感謝されない。

世の中本当に不公平だ。

でも、これは勉強によって補うことができる。

僕自身は昔から無駄なものに対しては、絶対にお金を払わない。

その代わり、「これはいい!」
と直感したものに対しては欲しいものを買う。

ちょっと乱暴な言い方をすれば人間というのは、
自分独自の稼ぎ続けることができる仕組みを構築していれば、
手許にあるお金は1000万円もあれば⼗分だ。
 
100万円だとちょっと頼りないが、
1000万円あれば気力体力を養う余裕も生まれてくる。

1億円だと決して無理ではないが、誰にでも可能とは言えないし、
そもそも若い頃に自分の頭に投資できないではないか。

 無趣味で頭が空っぽで定年間近に1億円貯まっていても、
それは幸せだとは僕は思わない。

 1000万というのはそのくらい超現実的な金額なのだ。

職を失っても5年間くらいは⾷べていくことができる。

この場合1000万円というのは、ペイオフとは何ら関係ない。

タンス預金でも貸し金庫でも当座でも何でもいいから、
1000万円あれば理不尽な人や会社と遭遇しても、
裁判で充分長期戦で悠々と闘うことができる。

緊急で何らかの手術をする必要があったり、
とんでもない大恐慌が起こった際にも、
すぐに野垂れ死にすることはまずない。

現金は、保険と違って特約も免責事項もない。

現金は、自分の好きなときに好きなだけ使うことができるのだ。

もし1000万円の現金が手許にあって、
それですぐに生きていけなくなるような世の中になれば、
大半の人が生きていくことなどできない。

だから、そんな世の中になったら資本主義から、
次の時代に突入せざるを得なくなる。

それだけの話だ。

1000万円貯金することが目的ではない。

現金1000万円は単なる万能の保険に過ぎない。

人生で大切なことは、自分が稼ぎ続ける仕組みを構築することだ。

できれば、人生の早いうちに。

稼ぎ続けるための答えはシンプルだ。

すべてにおいて例外なく、
「生きたお金の使い方」をするように努めることである。

「生きたお金の使い方」とは具体的には、
「相手が感謝するようなお金の使い方」に他ならない。

お金の使い方は、学校では教わることがない。

でも、上手なお金の使い方は人生で必須科目だ。

なぜなら、人付き合いがこれで決まるからだ。

人生を決定づけるからだ。

追伸.

ヤクザやアダルトサイト、風俗からも学ぼう。

いつの時代も世界でサービスの最先端を走っています。

...千田琢哉(2010年11月26日発行の次代創造館ブログより)

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