【気づき】Vol.0871(2010年12月6日発行のブログより)
場所がよくても・・・。
以前のブログで、今僕の住んでいるマンション付近のコンビニは、
立地順にサービスが悪いことを述べた。
早くも結論が出た。
2番目に近いところ、駅出⼝からは⼀番近いところ、消えました。
そして、看板を変えてオープンしました。
やっぱり、人間というのはスゴイ。
見ている人は見ている。
というより、圧倒的多数によって、
それが証明されたということに他ならない。
市場はやっぱり正しい。
個人的にはマンションの⼀番近くのコンビニも淘汰されて欲しい。
⼀番遠い場所にあるセブンイレブンは、
店員のほとんどが中国⼈なんだけど、
不器⽤ながらも一生懸命で好感が持てる。
やっぱり、⼀流レストランやホテルでもないのだから、
人間は能力より性格だ。
挨拶がしっかりとできて、
当たり前のことを当たり前にできる力があれば十分。
でも、挨拶ができずに、当たり前のことが当たり前にできない人が急増中。
何てやりがいがあって、努力が報われやすい世の中になったのだろう。
20年前は⾎ヘド吐くほどがんばっても、
大学に入れない人がわんさかいた。
お金もやる気もあるんだけど、競争率が高くて、
あるいは、試験科目の負担が重すぎて、
入れてもらえない大学ばかりだったからだ。
地元の国公立大学なんて最初から無理だと諦めて、
みんな最初から入試科目が少ない私立大学に的を絞っていた。
受験生の7割が私立文系専門だった。
もちろん経済的豊かさも手伝ったのだろう。
今の受験生には考えられないだろうけど、
専修大学とか京都産業大学も、呼び方は忘れたけれど、
難関私立大学群として呼称をつけている大手予備校もあったくらいだ。
短大に入るのも入試があった。
今は、試験を受けなくても合格できる大学が続出している。
短大のほとんどが実質定員割れしている。
換言すれば、これはチャンスだということだ。
周囲のレベルが著しく低下したのだから、ちょっと本気になれば、
昔では考えられなかった成果を出すことができるからだ。
コンビニの経営に限らず、ビジネス全般でこれは言える。
僕は、「あそこの店は凄いよ!」
と教えてもらった店には必ず行くようにしている。
でも、当たり前のことすら当たり前にできていないところが多い。
時代と共に進化しているはずが、実は退化しているのではないだろうか。
ホスピタリティというごまかしの言葉ではなく、
ぬくもりという昔ながらの日本語をもう⼀度噛み締めたい。
努力が報われやすい時代なのだから。
追伸.
サービスの悪い店は、これからも猛スピードで淘汰されてください。
サービスの悪い会社は、これからも猛スピードで倒産してください。
サービスの悪い公務員は、
これからどんどん職を失って路頭に迷ってください。
10年後、それが「よかった」と必ず思えます。
思えなかったとしても、それは自分の責任です。
...千田琢哉(2010年12月6日発行の次代創造館ブログより)
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