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積丹鉄道(その15)ターンテーブル①

前回は以前と同じような内容をアップしてしまい大変失礼いたしました。

さて、いよいよかねてからの懸案のターンテーブルに手を入れることにしました。
当鉄道のこれまでのターンテーブルといえば、半自動、といえば聞こえはいいですが、乾電池に繋いだタミヤのユニバーサルギヤーボックスで直接テーブルをまわすもの。レールとのジョイント部に決定的な弱点がありました。


既製品のターンテーブルをネットで研究すると、KATOとTOMIXの旧型・新型がよく記事に上がっています。TOMIXは故障が多いともww

KATOのターンテーブルは形状的に一番すぐれているのは一目瞭然ですが、価格が3万円? ちょっと高いですね。制御系もターンテーブルだけKATO系になってしまうのもどうかなあ。

TOMIXのターンテーブルは、テーブルのエンドに変な機械室?の様な張り出しが付いているのが決定的なマイナス。こんなターンテーブルあまり見た事無いです。
でも背に腹は代えられぬ。TOMIXの新型は制御系はNeoシリーズでバッチリですが、やはりそこそこの価格はします。色も旧型の赤の方がいいんだよなア。
迷った挙句、旧型のジャンク品をヤフオクで落札しました。マーケットの出品だったのでそれなりの信頼はおけるかと。


TOMIXの旧型ターンテーブルを検索するとすぐ『修理』とか出てきて、やれモーターを変えたとか、モーターは回るがテーブルは回らないので手動式にしたとかいう記事が多いです。自分も半分『バクチ』みたいな気持ちでした。

別にAC電源を繋ごうかとか、自宅にある時代物のニシザワのパワーパックに繋ごうかとかいろいろ考えましたが、ハードオフで旧型のパワーパックを格安で手に入れました。



このほうがちゃんと繋げるし、故障個所を特定するのも楽そうです。
ではさっそく接続してみましょう


セレクターを回してみると…… おお、ちゃんとモーターが回っている音がしてます。一安心です。電気系統の故障は手に負えないですからね。


セレクターのつまみは、ひねって戻せばそのままモーターが回っているのかと思ったら、ひねっている間だけモーターが回るようです。

Youtubeの参考記事などと同じ症状で、モーターは最初は回りますがしばらくすると止まり、テーブルは動きません。さてどうするか。


テーブル部分を外してみます。これが構造です。旧型でも、もっと小さめのギアを使ったタイプもあるようです。上図の矢印型のストッパーがバネで大きい歯車に噛み、うまい具合にテーブルを15度ずつ回す構造になっているようです。
手で少しテーブルを動かしてみても、明らかにこのストッパーが固く、モーターの力が負けているようですね。
先般の修理記事では、モーターを取り換える、ギア部分を分解掃除して動きやすくする。ストッパーの両側を削って抵抗を少なくする、などが出ていました。

あとバネとストッパーを撤去してしまって、セレクターのモーター操作で所定の位置に止めればいい、なんて記事もありましたね。

でも、要するにこのバネが強すぎるんじゃね? 古いせいもあるのかも。


バネを取り出して、カプラーなどに使う短めのバネをびよーんと伸ばして代わりに入れてみました。その結果……

「こいつ…… 動くぞ!」

ちょっと停止する位置がブレる所もありましたが、ちゃんと15度ずつ止まって動くようになりました。バンザ――イ!!

さて、つぎはこれをレイアウトに組み込まなければなりません。

〈つづく〉


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