とある人のマルチディスプレイ環境のお話~後編~
前編の続きです。とある人のTwitterで
「グラボ+内蔵グラフィックでマルチディスプレイにする」
というなんともカオスな環境を知ってしまったので
実際に試してみることにしました。
(試すことになった詳しい経緯は前編を参照...)
~検証する環境~
まず、僕の環境ですが
Corei7-8700(CPU)+RTX3060Ti(GPU)という
Intel(CPU)+Geforce(GPU)の環境で、
普段はDisplayPortとHDMIをグラボ側に挿して使っています。
(まぁ、グラボ挿しているので当たり前ではありますが…)
で、マザボはASUS PRIME B360-PLUSなのでマザボ側の出力端子は
HDMI、VGA(アナログ)、DVI-D。
そこで今回はHDMIをマザボ側に挿してみることにします。
~実際に検証~
※ここからは不具合覚悟の検証となります。良い子はマネしないでね※
事前にBIOS(UEFI)で内蔵グラフィックとの同時出力を有効にしてから
ケーブルを挿し直し、電源を入れるとBIOS(UEFI)は何事もなく起動。
起動して「ん?」と思ったのが
起動画面がHDMIで挿している左側に表示されていること。
普段は↑のように起動画面がDisplayPortで挿している右側に出るのですが...
グラボ+内蔵グラフィックの状態だと
内蔵グラフィック(つまりマザボ側)が優先されるようです。
そして何事も無くWindowsが起動。
試しにGPU-Z(GPU情報確認ツール)を起動すると
ちゃんと2つ分(内蔵+グラボ)認識されています。
しかもプルダウンでGPU情報を選べるという、なんともカオスな状態...
しばらくすると内蔵グラフィック側のドライバが自動で当たったので
ここでPCを再起動。
再起動後に各ドライバのコントロールパネルを表示してみました。
まずはマザボ側(内蔵グラフィック)のドライバ。
次にグラボ側のドライバ。
...当然ですが正しく認識するのはそれぞれ片方のディスプレイのみです。
NVIDIAコントロールパネル(グラボ側)では
グラボ側に挿したディスプレイしか表示されず、
インテル® グラフィックス・コマンド・センター(マザボ側)では
グラボ側に繋いだディスプレイも認識はするものの、
設定内容が限られます。
最後にWindows11のディスプレイ設定。
内蔵グラフィック(マザボ側)が1番ディスプレイとして認識されています。
内蔵グラフィックで起動画面が出たのは偶然ではなかったようです。
ちなみにグラボだけに挿すとこんな感じ。
DisplayPortで挿しているメインディスプレイ側が
1番ディスプレイとして認識されます。
この後、無操作時に画面が消える時間を1分に設定して(いつもは10分)
「1分放置→マウスで復帰」
で前編で発生した現象の再現を試みましたが、
今回の検証で不具合は発生せず。
...結局のところ何が原因だったかは再現出来ず、「不明」です😅
やはり謎は深まるばかりです。
ちなみに検証後のHDMIは忘れずグラボ側に挿し直しました。
~まとめ~
今回はTwitterでやり取りしていて驚いた話を
検証も含め2部構成でここ(note)にまとめてみました。
最後にくどいようですが...
映像ケーブルはグラボが搭載されていたらグラボ側に、
グラボが無ければマザボ側に挿しましょう。
ディスプレイを2台以上繋げる場合でも同じです。
PCにグラボを搭載している場合、マザボ側の映像出力端子は無いつもりで。
それ以外の挿し方だと映らなくなるか、
映ったとしてもディスプレイやグラボ等の映像出力系で
不具合が発生する原因になりかねません。
Dのサイトにもちゃんと、接続方法が載ってます!!
(あっ、最後までメーカー名隠すつもりが...リンク貼っちゃった...🤭ヤベッ)
※後日調べてみるとこんな記事もあるようです。
不具合が発生する原因になりかねないので絶対に真似しちゃダメです…
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
ではでは。