Windows10とWindows11でベンチ比較してみた
せんべいです。
今月は11月...ということで今回はWindows11のお話を。
1ヶ月以上経った今になって新機能を書いても仕方ないので
今回はWindows10とベンチマーク結果を比較してみたいと思います。
~ベンチ比較のきっかけ~
そもそもベンチを比較しようと思ったきっかけがこれ。
https://iphone-mania.jp/news-408618/
この記事によると…
Windows11にするとゲーム性能が最大3割下がるということだそうです。
「3割も下がればさすがに体感でわかるでしょ。その話、本当なのか?🤔」
…と思い10と11でベンチマークを取り、比べてみることにした訳です。
~計測に使うPC~
計測対象は自宅にあるPCの中でWindows11アプデ対象だった以下の3台。
エントリーNo.1:デスクトップPC(自作)
ハード構成はこちら。
第8世代のi7なのでギリギリWindows11アプデ対象だったりします😅アブネー
グラボは今年9月頃にRTX3060Tiに買い替えているので
グラボだけ新しいというなんともカオスな構成です。
既にAlder LakeのCPUとマザーは手に入れているので、年末までに
残りのパーツ(SSD、OS、DDR4メモリ)を揃えてAlder Lakeで組み替えたい。
あと、表には書いていないですが
CPUクーラーはサイズの超天(SCCT-1000)を載せています。
(ちなみに超天は追加キットなしでLGA1700にも対応してますw)
エントリーNo.2:ノートPC(LIFEBOOK WU2/E3)
ハード構成はこちら。
今年の夏にSSD換装で紹介(前編・後編)したノートPCです。
(モバイル版では)最新世代のi5、かつ昨年のモデルなので
当然11のアップデート対象w
11世代で新たに搭載された
内蔵グラフィック(IrisXe)の性能も気になるところ。
エントリーNo.3:ミニPC(ASUS MiniPC PN50)
ハード構成はこちら。
Twitterでもちょっとだけ紹介したミニPCです。自宅で唯一のRyzen機。
搭載されているCPUはRyzen 5 4500UなのでアーキテクチャはZen2。
最新のRyzenはZen3なので1世代だけ古いCPUです。
内蔵グラフィックはかの有名なRadeonなので
ちょっと期待してたりします。
ちなみに今回計測した11の環境は
Ryzen向けの修正パッチが適用される前なのであしからず。
~ベンチマーク~
それではベンチマーク。
(ハード構成の表にも記載した通り)今回計測した環境はいずれも
仮想化ベースのセキュリティ(VBS)は無効の状態で計測しています。
~結果比較① CINEBENCH R23~
まずはCPUベンチで有名なCINEBENCH R23。
結果はこちら。
デスクトップPCでは10と比べて
マルチ:-290
シングル:-11
ノートPCでは10と比べて
マルチ:861
シングル:453
ミニPCでは10と比べて
マルチ:45
シングル:5
…となりました。
デスクトップPCではシングル、マルチ共に11のスコアが落ちてますが
マルチが290、シングルが11とほぼ誤差レベル。
そしてノートPCとミニPCに関してはむしろスコアが上がるという結果に。
ノートPCのスコアだけ差が大きいのは
おそらく10での実施時に裏で何かが動いていたのだと思われます😅
~結果比較② DQXベンチマーク~
次はゲームベンチ。
尚、ここからのベンチでノートPCとミニPCに関しては
一部設定のみで計測しています。
(内蔵グラフィックで高設定のベンチはきついので...)
また、WQHDと4Kの環境が無いので
いずれも解像度はフルHD以下で計測しています。
(4K環境だと無くはないですがPCモニターじゃなくてテレビになるので...接続が面倒😅)
まずは軽量級、DQXベンチマーク。
いずれもフルHDで計測しています。
結果はこちら。
デスクトップPCでは10と比べて
最高品質:-199
標準品質:-238
ノートPCでは10と比べて
標準品質:-925
ミニPCでは10と比べて
標準品質(ミニPC):621
…となりました。
いずれもCINEBENCHより差が広がっていますが、
噂されている3割もは落ちず。
ベンチ中の画面も見ていましたが
動作はほぼ変わっていないように見えました。
また、10と11のいずれでもノートPC>ミニPCという結果なのは意外でした。
IrisXe強し、Radeon(内蔵)弱しってところでしょうか(^ ^;)イヤ、11カンケーナイシ
~結果比較③ FFXVベンチマーク~
次は重量級、FFXVベンチマーク。
FFXVは重量級のゲームなのでHD標準品質でも計測しています。
結果はこちら。
デスクトップPCでは10と比べて
フルHD高品質:360
フルHD標準品質:-113
フルHD軽量品質:-533
HD標準品質:-755
ノートPCでは10と比べて
HD標準品質:-109
ミニPCでは10と比べて
HD標準品質:-279
…となりました。
デスクトップPCだとフルHD高品質以外では
いずれも11のスコアが落ちていますが、重量級のFFXVでも3割もは落ちず。
また、フルHD高品質では10と比べてスコアが上がっています。
ノートPCとミニPCに関してはいずれも11のスコアが落ちていますが
デスクトップPC同様3割もは落ちず。
そしてFFXVでも相変わらずノートPC>ミニPCという結果に。
どうしたRadeon。(^ ^;)イヤ、ダカラ、11カンケ-ry
~結果比較④ FFXIVベンチマーク~
最後は中量級、FFXIVベンチマーク。
いずれも解像度はフルHDで計測しています。
結果はこちら。
デスクトップPCでは10と比べて
最高品質:-145
デスクトップ高品質:-283
デスクトップ標準品質:-578
ノートPC高品質:1041
ノートPC標準品質:-843
ノートPCでは10と比べて
ノートPC高品質:241
ノートPC標準品質:126
ミニPCでは10と比べて
ノートPC高品質:20
ノートPC標準品質:-172
…となりました。
デスクトップPCだとノートPC高品質以外の画質設定では
いずれも11のスコアが落ちていますが、FFXIVでも3割もは落ちず。
ノートPCに関しては11のスコアが落ちるどころかむしろ10を上回る結果に。
ミニPCもノートPCと似た傾向で
ノートPC高品質だとスコアが10を上回る結果に。
そしてFFXIVでも相変わらずノートPC>ミニPCというベンチ結果。
Radeonっていうことで
ベンチ結果に期待してた自分がバカだったのでしょうか…
(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…ダメダコリャ…
~まとめ~
以上、CINEBENCHとゲームベンチ3種を使い、10と11で比べてみました。
スコア的に11がやや不利なものの、せいぜい1割減程度で
3割も下がることはありませんでした。
(今回は仮想化ベースのセキュリティ(VBS)は無効の状態で計測しましたが、レビュー記事等を見てみるとVBSが有効の状態でも3割もは下がらなかったようです。)
(結果を見る限り)ハードウェアが対応していれば
思い切って11にしても問題ないと僕は思います。
11にしてから10日以内であれば10にも戻せるので
11で不具合が出るのなら10に戻せばいいだけですw
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
ではでは。