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おひとり様の年末、その一例。 災難対応または深慮の時か....?

クリスマスイブ;半年近く懸念材料だった奥歯の詰め物が取れた。年末ともあり、今まで通っていた歯医者は年明け2週間目まで予約が取れず。インターネットで歯に関する情報を調べまくる。当の歯が原因と思われる頭痛と不安を抱える。

クリスマス;友人宅へ。Orphanage X`mas Partyとしてイギリス出身の女性と私が企画した。彼女と私はシングルで、家族もこの国にはいない。
参加者は全部で女性5名。メルボルンに家族はいるけどシングル、その友人で香港に家族を置いてのメルボルン旅行という全くのおひとり様でない人も参加した。40代以降の女性が集まって、ゲームしたり気兼ねなく長時間おしゃべりするのは、良い時間だった。
クリスマスは家族の時間。独り者の私を、周りの皆さんはよく誘ってくださるのだが、過去数年、いつもカップルや家族の中に部外者のような私が一人いるのは、有難いとともに、なんだかイマイチな居心地を拭えないでいた。おかげで今回は全くそうした感覚を持たず、心地よく時を過ごせた。


クリスマスにはローストハムやお肉が定番

28日;仕事納め。ボスがとても豪華で美しいお寿司をくださるも、食べれなかった。頭痛と食欲不振、詰め物のない大きな穴の空いた歯での食事はしんどい。


Mt Hotham 冬はスキーで人気のエリア

29日;予定していたビクトリア州北東部アルペンエリア、ホッサム山3泊4日ハイキング旅行を頭痛倦怠感のためキャンセル。緊急で抜歯。550ドルの出費😭
時給の高いオーストラリア。歯医者は時に日本の10倍近い金額となる😅
予定外の大きな出費と、数ヶ月も前から心待ちにしていた旅行をキャンセルしてのダブルパンチ。これを、還暦の歳女のせいとはしない。
問題の歯はずいぶん黒く変色していて感染症をおこしていたと歯科医の説明。どうりで頭痛や倦怠感がひどいわけですね。そんな中、友人たちから優しいメッセージをもらう。弱ってる・困っている時に、その方の人となりや優しさを知るのだ。
豆腐とアボカドとにんじんスープで一人生きながらえる。

30日;(飲みたくなかった)抗生物質がやっと三日目で本気に効いてきたのか、ずいぶん体が楽になる。
年末のせいか、通常よりも交通などの騒音が少ないような。日本の元旦のような空気感が、クリスマスイブくらいから始まるメルボルンの郊外。
ハウスメイト達カップルは出かけているので、一人庭で本を読んで、流動食や豆腐の食事をしながらのんびり気ままに過ごす。
ホッサム山旅行に行った友人から美しい山並みの写真をもらって、とてもかなしくなる。それは、楽しみにしていたハイキングに行けなかったことと、年末に一人でこうして時間を過ごしていることのさみしさからくる。とはいえ、どこかで、この静けさを心地よく感じれる部分があるのも事実。
そして、追い討ちをかけるように、母の体調が悪く入院と、日本の家族から連絡。
落ち着きのない心持ちで、日本からの連絡を待ちながら数時間を過ごす。日本行きの航空券を一応検索してみると、直行便は28万円以上。(°_°)
やっと夜9時過ぎにわかったことは、肺炎をおこしているが現状は危篤状態とかではなく、数日の様子見が必要、面会は5日まで不可とのこと。
誰も頼れる人は近くにいないのだ、と予備貯蓄をしていてよかった、と自分を慰める(⌒-⌒; )

31日大晦日;昨日から読み直していた「こころと脳の対話」(河合隼雄・茂木健一郎)に今回も大感動。noteで「河合隼雄」と検索すると、ドンピシャのページに行き当たり、その関連noteも読み漁る。

https://note.com/youjyousya/n/n1239132821f3

noteって、本当いいなあと再度実感。
こうやって自分のことを文章で記事にすることで、自分を客観視することができるだけでなく、見知らぬ方の体験や言葉から学びを得たり、共感をしたり、気持ちが軽くなったり、興奮したり。遠い見知らぬ人との交流や共感も可能なのだ。

話がずれた。年越しの話。
やっと体調が戻ってきた私、先ほど久しぶりに玄関前の落ち葉を掃除をして、ほんの少しだけ年越し気分。
大晦日に一人家でnoteを書いてるって、考えようによっては超寂しい人?!(*_*
とも言えるだろうが、なぜだか今の私にそれほどの悲痛感はない。
これは、そばにいなくても繋がれる友人がいること。そして、河合隼雄先生の著書からいろんなことを学んだおかげ。

友人が送ってくれたホッサム山の夕陽。

みなさま、穏やかな年越しと、
そして健康でよき新年をお過ごしになれますように。


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