ドイツプラネタリウム訪問記:キール編
こんにちは。
今日は2024年4月27日に訪問したキールのプラネタリウムについて、レポートしていきます📝
Mediendom
場所はこちら↓
公式サイト↓
ドイツ北部のまちの、大学の中にあるプラネタリウムです。
一般公開はたくさんやっているので、訪問難易度は高くないと思います。
ちなみに…
(おそらく)わたし史上、最北に行きました😄
投影機はデジタルのみですが、工夫だらけの斬新な投影がおもしろい館でしたよ。
プラネタリウム「っぽくない」外観
プラネタリウムまでは、キール中央駅(Kiel Hbf)からバスで向かいます。
本数がそこまで多くなかったと記憶しております。注意です⚠️
最寄りのバス停からは歩いてすぐ。看板もあってわかりやすいです。
かなり「プラネタリウムらしくない」感じの外観ですが、ここであっています。
キール応用科学大学の中にある建物の1つ…ですが、小学校にも見えるなあなんて思ってしまいました。すみません
中に入ると…
キールのプラネタリウムはもともと1969年にZKP1と共にオープン、1989年に一旦閉館。そして1993年に再オープンした際からはZKP2を使っていました。2002年に今の建物に移ってからはデジタルオンリーです。
昔使用していた投影機については、(少なくとも一般人が入れる場所には)残念ながら静態展示はされていないようでした。
入り口は、下の方みたいです。歩いて行くと…
こちらが受付です。
ちょっと雑談できるスペースもありました。こちらは終演後に撮った写真なので閑散としていますが、投影前はとても写真が撮れないほどたくさんの人がドリンクを片手に雑談を楽しんでいましたよ。
受付を済ませて、時間になったらドームへ入ります。
ドームには…太陽?
ドームに入ると、中央には…
太陽がありました。
投影の途中で、この太陽だけを光らせてその周りを地球や月の模型を持って解説者さんがグルグルと歩きながら説明していて…
ドームに影が投影されていて、なるほど!と思いました。面白かったです。
さらに…
不思議なリュック?ランドセル?がドーム内に置かれていました。
何に使うのかと思ったら、各惑星での何らかの物質(りんご?ペットボトル?何だっけ)の重さをリュックにおもりを入れて再現してありました。
こちらも投影の途中で登場して、子どもたちに「持ってみる?」と手渡した李、投影後も自由に触れるように中央に置いてあったり(投影が終了する頃には太陽は端っこに追いやられていました😆)、工夫がすごいなあと。
といった形で、かなり工夫が凝らされていておもしろい生解説でした。
そして映像番組もついていたのですが、番組の途中でも解説者さんが話し始めて、番組の内容について補足しながら進んでいくスタイルでした。
他ではなかなか経験することができない、小さい館だからこそできる仕掛けや演出に感激いたしました。
ちなみに私が観たのは、ボーフムで作られている番組です。何度も観た「プラネテン」。
でもこの日は斬新な気持ちで楽しむことができました。
後から(IPSに出て初めて)知った話ですが
キールのプラネタリウムでは、ドーム空間を活用したゲームの開発など、ドーム空間の活用方法を模索する研究がとても活発に行われているそうです。
プラネタリウムの活用について研究する学生さんもいらっしゃいます。
どうりで、工夫が詰め込まれたおもしろい投影だったわけですね。
「小規模館だし、デジタルのみだから…」なんてスルーすべきではない、おもしろいプラネタリウムでした。
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