ドイツプラネタリウム訪問記: ブレーメン編
みなさん、こんばんは。まついです♪
今日(2024/02/10)はブレーメンのプラネタリウムに行ってきました。
今回はすでに記事にする許可を得ているので、珍しくリアルタイム投稿です(笑)
ブレーメンってことは!!
ツァイスI型を見に行ったの!?
と既に何件かDMをいただいていますが…
ロムケさんのところだけでなく、
ブレーメン都市部にもプラネタリウムがあるのです。
今回はそちらにお邪魔しました。
ロムケさんのところは5月訪問予定です🎵
行ったらまたnoteを書きます😊
ブレーメンは、ドイツでぜひ行ってみたかった街のひとつです。
普通に街歩きの記事も、また別途載せたいです🫏🐕🐈🐓
→載せました!
「まちあるき」記事も、ぜひご覧ださい😊
ブレーメン都市部のプラネタリウム
名前は【Olbers Planetarium】
「オルバースのパラドックス」で有名な物理学者・オルバースが由来です。
オルバースはブレーメン出身なので、彼にちなんだ名前がつけられたのだそうです😊
また、こちらのプラネタリウムは大学の中にあります。
「ブレーメン応用科学大学」です。
Worldwide Planetariums Database でも「School」表記になっていますから、
最初見たときは、あ、ここ…一般は入れないかな?と思いましたが、調べてみると、がっつり一般公開しているプラネタリウムでした
Worldwide Planetariums Database の情報はこちら↓
ドーム径6m、35席で情報は正しいとのこと。
(スタッフさんに確認済み)
そしてこちら、2022年まではカールツァイス社の光学式プラネタリウム投影機「ZKP2」が入っていたとのことですが、
現在は魚眼レンズを用いたデジタル投影のみです🥺
個人的にはちょっと寂しい🥲
投影機の静態展示等も無かったです。
でもいろんなところに、「ZKP2のなごり」も色々見つけましたよ〜😆
マニアのみなさんはぜひ記事内の写真から、ZKP2を見つけてください(笑)
いざ、現地へGO!
大学まではブレーメン中央駅からトラムに乗って4駅ほど。
歩いても行けます。
トラムの駅から歩いていると、「プラネタリウム」の案内が。
大学の中の施設だし、わかりにくいかな?と思いましたが…
すぐわかりました。
彼が目印です!(笑)
彼の後ろ側にある、入り口へと向かいます。
普通に大学です。向かって左手奥(写真でいう階段の下)に、プラネタリウムの入口があります。
宇宙飛行士の顔パネルの横が、受付です🧑🚀
本当に、大学の中の一部です。
ここで大学関係者向け情報をひとつ…
なんと、eduroamつながります😆(笑)
受付を済ませると、12:28?(と言ったと思う)になったらここに戻ってきてねと言われました。
本当に12:28まで開きませんでした。
投影開始、12:30なのに😆
ドーム内へ
ドアが開いていざ入場。
前室があり、上着を置いていくことができました。
色々撮らせていただきました。(投影終了後)
(※事前の撮影許可を取得済みです。とはいえ投影前後の撮影は歓迎とのことでした😊)
ろくぶんぎ、壁にくっついてました。笑
なんでここにくっついてるのか気になったので質問してみました。
こちらのプラネタリウムは今でこそ一般に広く公開されていますが、
もともと学生が航海を学ぶためにできたもので、学生は六分儀その他の道具を用いた天体測定方法についても、やはりしっかり学ぶそうです。
(日本でいう海洋学部みたいな航海を学べる学部があるそう。)
「まあ実際は船の上だから、揺れちゃってこれ使うの本当に難しいんだけどね〜(笑)」
と、スタッフさん笑っていました。
今回観た投影
さて、今回はキッズ向けの投影を観ました。
ドイツ全土で結構やってる番組だと思います。でもわたしは初めて。
コウモリ🦇が主人公という、日本だとなかなかない設定です。
キッズ向けだからドイツ語でもわたしにも理解できるかな!?と思っていましたが…
結果、普段見ている大人向けのほうがよくわかりました(笑)
わたしは普段から、ドイツ語で一般的な用語よりも専門用語を聞く回数の方が多いから…でしょうね😅
内容あんまり分かんなかった😅
またリベンジします。
番組のあとにすこしだけ、生解説コーナーもありました。
若い女性が、番組内にも出てきた
「北極星の見つけかた」「オリオン座」
を子どもたちに語りかけながら紹介します。
そして今見ごろの木星についても、お話がありました。
日周運動が始まり…
次に、なんと隣にいた別の男性が話し始めます。
おうし座、しし座などの紹介があり、
朝になったところでプラネタリウムの投影が終了です。
生解説はまさかの学生!
後から話を聞いたところ、生解説を担当していたのは学生だそうです。
男性は大学生。
女性はまさかの、高校生でした。
2人とも学校に通いながらここで働いているそうです。
解説、子どもたちとすごく上手にコミュニケーションを取りながら話していたので…若いとは思いましたが、高校生だったとは…。本当に驚きました。
「私たちのプラネタリウムは若いスタッフたちの力で成り立っているのよ。
インターンシップ等でプラネタリウムとの関わりを持ってくれた学生の中で
特に興味を持ってくれた学生の関係をずっと大切にして、
そのまま一緒に働いてもらっているの。
若くて活気があっていいでしょう♪
ここに勤める学生は誰でもいつでもすぐに解説に入れるわよ!」
と、スタッフさん。
驚きました。
世界には教育普及分野で、プロとして活躍する学生がたくさんいるのですね。
それにしても、ドイツのプラネタリウム、すごすぎる。
まだわたし、5箇所くらいしか行ってないですからね(^^;;
それでも、日本で見られないようなプラネタリウム活用事例をたくさんたくさん学べています。
この国の天文学教育のこと、もっともっと知りたくなりました。
オリジナルグッズ / フリーペーパー
なにかこちらのプラネタリウムオリジナルの商品はありますか?と聞いてみたところ、いくつかかありました。
グッズ1つめ:傘
日本にもよくある星座傘です。
ただ違うところは、「Olbers Planetarium」って大きく書いてありました!!
あと持ち手は木だったと思います。
欲しかったですが、このあとの移動についても色々考えて断念😭
グッズ2つめと3つめ:出版物
上は惑星や衛星について学べる、見開きの硬めの厚紙、
下はなんと…「ぬりえ」と書いてあります。
…!!!
ぬりえ、こんなところにZKP2の名残が!!
ということで早速ぬりえの中身を見せてもらうと…
星座絵の塗り絵と、まさかの、、、
ZKP2の塗り絵がありました🫨
はい、もちろん購入しました(笑)
さすがに買った本の中身をネットの海に流すのも不粋かなあと思いますので、写真は有料ゾーンに公開させていただきます🙏
ちなみに上の見開き冊子もおもしろいです😊
ドイツ特有の「惑星の覚え方」があるそうで…それが紹介されておりました。
フリーペーパーと、チケット
ご自由にお取りください〜なやつと、
実際のチケットです。
ドイツは年間プログラムを紙で出すのが結構主流みたいですね!?
他のプラネタリウムでも結構よくもらえます。
1年間の投影予定をあらかじめ確定させておくなんて、すごい…。
真ん中のは観望会の案内です。プラネタリウムのある建物の屋上には望遠鏡もあって、月に何度か、水曜日に一般向けの天体観測会を行なっているそうです。
ただしブレーメンの街明かりの影響で、この望遠鏡は研究には使われておらず、教育普及のみの利用、とのことでした。
右のパンフレットは、よく見るとここにもZKP2のなごりが…😆💗
あとがき
こちらのオルバースプラネタリウム、コロナ前はものすごくたくさんの人が訪れるプラネタリウムだったとのこと。
小規模館ではドイツどころかこの辺りのヨーロッパ数カ国の中で年間観覧者数1位だったそうです。
(年間何人って聞いたけど忘れてしまった…)
その後、コロナの影響で見学者がかなり減ってしまい…現在はだんだんと客足が戻ってきている状況だそうで。
だからまたぜひ、遊びに来てね〜!
と言っていただきました。
とってもあたたかいプラネタリウムでした。
また行きたいな。
協力: Olbers Planetarium Bremen
公式サイト↓
おまけ1: ぬりえ
ここから先は
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?