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ドイツプラネタリウム訪問記: シュトゥットガルト編vol1

こんにちは。年が明けてからもう10日も経つのですね。みなさまいかがお過ごしでしょうか?
わたしは寒すぎて体調を崩しております…インフルエンザも大流行中ですし、引き続き体調に気をつけて過ごしていかなくてはいけませんね😭

さて、今日は2024/5/4に訪問したシュトゥットガルトのプラネタリウムについて書きます。

シュトゥットガルト編はvol1で通常パートを、vol2でおまけパートのみという構造で書かせていただきます✍️


Carl-Zeiss Planetarium Stuttgart

公式サイト↓

場所はこちら↓

シュトゥットガルトは、ドイツの南西部にある街。大きな国際空港のあるフランクフルトアムマインからICE1本で行くことのできる都市です。

プラネタリウムは駅のすぐ近くで、かなり訪問しやすい館です。
私が知る限りでは、訪れたことのある日本人プラネタリウム関係者さんが結構多い…ような気がしますね。
私としても、ここは教育に力を入れる素晴らしいプラネタリウム館という印象なので納得です。

「駅前出てすぐのところにある」というのも日本人から聞いていたのでワクワクしながら最寄駅を出ると…

あれ?????(笑)

そうなんです。これがプラネタリウム…なのですが、駅前の広場が長らく工事中でして。経路がちょっと複雑になっています。

プラネタリウムの案内を頼りに、進んでいきます。

QUEENの番組宣伝していますね😊

「EINGANG」=「入口」です。

マンハイムにそっくりだなあと思ったら、マンハイムと同じ建築家の方が担当しているそうです。

ちなみに、こちらは帰りに撮影したのですが↑
すぐ近くのビアガーデン的なところでビールを楽しむこともできます🍺

さて、プラネタリウム入口に着きました。

入館後の思い出

チケットは事前にネットで購入済だったのですが、入口でまさかの出来事が。
こちらの施設で働いているスタッフさん数名に声をかけられました。

👩「あなたのことがガラス越しに見えてから、ずっとあなたのことを話していたの」

!!!?!?!?

もしかして、あんまり写真撮っちゃダメだったかな…とドキドキしながら続きを聞くと…

👨‍🦱「今、キミの出身地について賭けをしていてね!!!おっと、まだ答えを言わないでね!まずは予想を伝えるから!」

えっ😂😂
まさかの、私でギャンブルしてたーーー😂

中国と韓国とでnユーロ(一応伏せておく。笑)賭けていましたね。
残念でした。
私はよくタイ人に間違われる、日本人です。笑

旧投影機時代の模型です

光る!旧投影機さんたち

場内に進むとすばらしい展示がありました。

過去にこちらで使用されていたII型(のカットモデル)と、VI型です。

II型の後方では、II型の過去の映像や構造について紹介する動画が流れていました。

VI型の紹介も充実しています。

そして何より、この子たち…光っているのです。

惑星棚も枠を内側ぐるりとLEDで囲ってあって、構造が見やすくなっています。

なんて教育的なのでしょうか。

パネルの説明とモニターの説明と、実物を照らし合わせたら、どのようにこの投影機たちが使用されていたのかすんなりと理解できます。
ボタンがついている動態展示の旧投影機はさておき、静態展示だとどうしても置きっぱなしになりがちですから…この展示方法はすばらしいなと思いました。
(いや、一応星座絵ランプと恒星ランプが光っているからこれは動態展示なのかも。)

よーく見ると、星座絵投影機も光っています。

いつまでも見ていられますね。

シュトゥットガルトはいわゆる科学館というよりも、プラネタリウムをメインとするプラネタリウム館ですが、投影機以外の展示もかなり充実していました。

シアターでドリンクを飲んで動画を見ながら、プラネタリウムの投影時刻を待ちました。贅沢な時間だった。
JWST特設コーナー
説明は基本、ドイツ語のみです
ドイツのプラネタリウムによくあるやつ
隕石
この隕石展示、回るんです!見やすい!!

実は電車の都合で投影の1時間くらい前に着いたのですが、全然暇することなくすぐに投影の時間になってしまいました。

ドリンクとお菓子を買うことができます。ドーム内は飲食禁止ですが展示室内はけっこう自由に食べることができました。
時間が近づくと、みんなドームを囲むように並び始めます。

慌ててドリンクを飲み干して😂ドームへ向かいます。

世界プラネ巡りあるある「投影機が…ない…」

ドームに入ると…

「投影機が…ない…」

…😂もはや海外のプラネタリウム巡りあるあると言えるのではないでしょうか。
光学式投影機、隠れちゃっていました。

残念ですが、光学式投影機以外の場所を撮りまくります。

寝にくいタイプの椅子でした(笑)
説明が素晴らしい
しっかりとオーディオガイドについては英語で書いてくださっていました。ありがたい
かっこいい!

同じ日に訪れていたエクスペリメンタ(1つ前の記事参照)でもIX型が隠されちゃっていましたから、ちょっと残念な気持ちを抑えつつ…投影の時間です。

投影の内容

この日の投影は、有名な交響曲「ツァラトゥストラはこう語った」からスタート。

あの冒頭のワクワク感、好きなんですよね。

この歌、ドイツ人のフリードリヒ・ニーチェが書いた著作「ツァラトゥストラはこう語った」からインスピレーションを得て、同じくドイツ人のリヒャルト・シュトラウスが作曲したそうですね。

もしかしてどちらかがシュトゥットガルトに関係のある人なのかな?と思い調べてみましたが、ニーチェはライプツィヒ近郊出身、シュトラウスはミュンヘンの人らしいので、直接関係があるわけではないみたいです(笑)


🎶 ジャーン…ジャーン…ジャーン….

🎶 ジャッジャーーーン!!!!

素晴らしい音楽と共に、ワクワクしていると、なんと…ドイツのプラネタリウムとシュトゥットガルトのプラネタリウムの歴史について紹介が始まりました。

1923年に光学プラネタリウム投影機第一号であるZeiss I型が誕生し、その後II型が誕生。
II型がこの街にやってきて、1977年からはこの建物でVI型にバトンタッチ。
その後2001年から現在のIX型投影機が使われています。
さらに2016年には9台の高級デジタル式プラネタリウム投影機VELVETも仲間入り。
シュトゥットガルトのプラネタリウムは日々進化しています。
みたいな内容でした。

すると、その瞬間…

!!!!?!?!?!?

音楽の盛り上がりと共に、じわりじわりと「何か」が登ってきて…

じゃーーーーーーーん!!!!!!

IX型サマ、登場です!!!!!!!!!!!!!!

えーーーーーー👀
私にとって、これ以上ないほどのサプライズ。

今までに見た中で最も盛大に、光学式投影機が登場する投影でした😂

その後は、星空案内が始まりました。
私が観た番組は「Frühlingssterne über Stuttgart(シュトゥットガルトの春の星)」というタイトルです。
(ちなみに、シュトゥットガルトでは公式サイトでどの番組で光学式を使用するのかしっかり明記されていますから、公式サイトを確認すれば光学式の出てこない番組に当たることはありません!(私は訪問時、そのことをすっかり忘れていたので投影機が途中で出てくるなんて微塵も思っていませんでした😂))

北斗七星から、北極星としし座を探す方法。
さらにオリオンと冬のダイヤモンドについて。
アークトゥルス、スピカ、レグルスで春の大三角…と、どんどん投影が進んでいきます。

星までの距離の話や、惑星の年周運動の話など…全てにおいて光学式をフル活用していて、やはりいい館だなあと😊

満天の星になった時にも方位は出しっぱなしにしていたのも、個人的に好きでした。

他にもエクアドル(赤道直下)の星空とドイツの星空の比較とか、かなりおもしろかったです。

ちなみに、このすぐ次の回でQUEEN Heavenも観ました🥹贅沢!
シュトゥットガルトのQUEENは、がっつりレーザーと光学式も使用するすばらしいレーザー・ミュージック・ショーです!予約必須!

訪問時のポイント

シュトゥットガルトのプラネタリウムは自由席です。最初にドームに入った時、投影機がないのでどっちがどの方角なのか見当がつかずどこに座ったらいいのか分からなかったのですが…
おそらくどの投影も、コンソールは北(東寄り)、北側が入口、南側が出口です。ご参考までに。

また、大きなカバンはドーム内に持ち込むことができません(張り紙があります)。
コイン返却式のロッカーがありますから、リュックなどはそちらに預けてくださいね。

さて、シュトゥットガルト編(通常パート)はここまで!
本当にすてきな館だったので、もっと語りたい気持ちもありますが…(笑)
(1/10公開の予定が書ききれなくて日付を超えてしまった😂)

載せきれなかった写真等は、vol2でサブスクの皆様向けに公開する予定です!
また次回、お会いしましょう🙌

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました🇩🇪

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