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【How to】ベアリングのメンテナンス

3/21 今日は雨です。
山にも行けず外にも出られずなので冬の間放置していたロングスケートボードのメンテナンスをしようと思いました。

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4年ぐらい前に買ったようなARBORのAxisです。去年の夏に農業用の水路にボチャンしてしまったのでデッキがちょっと傷んでいる代物。
その時の話は後日書くとして、今日はそこに使われているベアリングを洗浄してオイルをあげようと思います。


ベアリングを簡単に説明すると、スケートボードのウィールがスムーズに回転するようにトラックの軸とウィールの間に取り付けられているものです。鉄の輪っかとボールで構成されています。これがないと軸とウィールの間の摩擦が大きすぎてスムーズに進むことができません。
こいつにほこりやゴミがついていたり、潤滑油が不足していたりすると破損を招くために定期的にメンテナンスしてあげる必要があります。


さて工程はざっくり以下の通り。
①ベアリングをウィールから外す。
②付属品を洗浄する
③ベアリングのシールを外す。
④ベアリング内部を清掃する。
⑤オイルを注油する。
⑥再組立て
⑦出来上がり

写真付きで解説します。

①ベアリングをウィールから外す。

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ウィールはこのナットで外れないように固定されているので、これを工具を使って取り外します。ここには小さなワッシャーもついているのでなくさないように取り外します。

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くるくる。

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トラックからウィールが外れました。
やっぱりロングボードはかっこいい。

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こんな感じでトラックを使いながらベアリングを外します。ぐりっと。専用の治具的なものもあるみたいですがこれでいいと思っています。

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こんな感じで分解できました。


②付属品を洗浄する

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よくあるパーツクリーナーでベアリングや付属品をきれいにします。
吸い込むとウェェってなるので家の中で使わない方がいいです。

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なんかそこそこのサイズの容器に入れながらまとめて洗浄すると楽です。私がよく使うのはアンパンマンのフライパン。おままごと用です。笑顔のアンパンマンに有機溶剤をかけるのは罪悪感を感じます。


③ベアリングのシールを外す。
ベアリングには内部にゴミの侵入を防ぐことを目的にシールがついています。このままだと洗浄と注油ができないのでシールを外します。

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シールを傷つけてしまうのであまりよくはありませんが、マイナスドライバーを使ってシールを外します。損傷は最小限となるようにやさしくドライバーを突っ込みます。
そこからテコの原理でぐいっと外します。

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こんな感じで外れます。反対側のシールも外します。

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外すとこんな感じになります。


④ベアリング内部を清掃する。

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ここでまたパーツクリーナーを使ってベアリングの洗浄をします。ゴミがなくなるようしっかり洗浄します。


⑤オイルを注油する。

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Ninjaのオイルを注油します。内輪と外輪にちょちょっと塗ります。自分の場合は各ボールに1滴ほど注油します。


⑥再組立て

ここまできたら逆の手順で再組立てをします。
上の順番をそのまま逆にしていけば同じように組みたたるはずです。部品が余った場合はその順番が間違っています。
当たり前ですね。

⑦出来上がり

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(最初に貼った写真と全く同じ写真です。)


このHow Toでロングボードに興味を持ってもらえると嬉しいです。スノーボードのオフトレや爽快感が欲しい人、体幹を鍛えたい人にすごくお勧めします。

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