集客の為の三つ〜繁盛させるのとは違うよ〜
今日は新規オープンする大型ビアホールで募集したスタッフの面接をしてきました。
自営業の父を尊敬し「将来は自分も独立したいんです」と20歳の青年は目を輝かせていました。
社会人の経験はないものの、所持している資格は10を越え「自分の長所は諦めず努力を続けられる事」と緊張で声を震わせてながらも胸を張っていました。
こういった人間が、自分の夢や目標を叶えていく為のステージがいくつもある会社、壁にぶつかり挫折しそうになった時、勇気付け、背中を押せる仲間が大勢いる会社にして行きたい。
皆さんの望む、そして目指す会社の姿はどのようなものなのでしょうか?
さて今日は「ある事の三大原則は違うこと・目立つこと・わかり易いこと」について考えてみます。
飲食業界で働いているので直ぐにピンと来たのではないでしょうか?
その「ある事」とはズバリ「集客」のことです。
我々の業界に限らず、サービス業界は全て「集客」で決まってきます。
つまり、この「集客」に執念を燃やし続けなければ業績は確実に下がってしまうという事です。
もっとも「売上」というのは「客数」×「客単価」ですので、集客できないのであれば「客単価を上げればいいんじゃない?」という考え方もできます。
しかし「消費」を純粋に考えた場合には「価格」が低い方がターゲットの存在数が多く、逆に「価格」が高くなるほどターゲットの存在数も減り、対価(コストパフォーマンス)に対しても、より厳しい目で見られてしまうものです。
ちなみに↑コノ見方は、企業活動とは「商品」の付加価値を高め、お客様の満足度の「臨界点」における最も高い価格で販売する事により利益を生み、存続させていくものという考えが前提となります…
ややこしくなってきていますが、要は「少しでも高い価格で販売する為の内部努力は継続させつつ、より多くのターゲット(お客様)に訴求し自店舗(自社)へ集客すること」が大切なのです。
少し強引にまとめましたが、ここからは、その「集客法」について考えてみます。
先ほども「集客」する為に必要な要素は「違うこと・目立つこと・わかり易いこと」の3つだと書きましたが、その一つ一つを具体的に説明します。
まずは「違うこと」
これは単純に、自店舗(自社)と他店舗(他社)の違いをお客様にどれだけ伝えられるのかという事です。
具体的には「自店舗ならではの特徴」や「自店舗ではお客様のご要望をこんな形で実現させられるか」といったことをPRしなきゃれば集客はできないという事になります。
次に「目立つこと」
極端な話ですが、下品でも何でもいいから目立たなければ集客はできません。
目立つことでより多くのお客様に見て、知って頂く事ができるのです。
‥とは書いたものの、自社の店舗が下品になってしまっても困りますので、もう少し付け加えますね(笑)
現在は世の中の「消費」の80%以上は女性がカギを握っていると言われています。
つまりは、その「女性」に対し訴求(目立つ)していかなければ「集客」には繋がらないとも言えます。
そう考えると「下品」というのはちょっとね…
ちなみにチラシ等のタイトルや企画内容を考える際には、多くの女性に読まれている「女性誌」を参考にするというのもオススメです。
化粧品のキャッチコピー等から「企画のタイトル」のヒントを得たり、特集記事等からトレンド(古い??)を読むこともできます。
最後に「わかり易いこと」
まず、自店舗はどんなお店なのか?
そして打ち出した企画や優待によって、お客様には「どんなお得な事」を感じて頂けるのか?
こういった事を明確にしなければ「集客」はできないと考えます。
販促を打ち出したものの「集客」に悩んでいる方がいたら、こんなおバカな私にもわかる「言葉」に直してみて下さい。
特に企画のタイトルは、一番初めに目に付くお客様への主張でもあります。
したがって、ここには細心の注意をはらう必要があります。
「◯◯が半額」とか「特別価格」等を日頃から打ち出している店舗は特に注意です!
その言葉からは既に「鮮度」を感じてもらえず、いつでもどこにでもある価格(優待)だなと受け取られてしまってますよ‥