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過疎地域病院看護支援という働き方から知った事

こんばんは
病院の枠を超えた活動をする看護師です

*週末は看護支援
私は普段は地元の開業医のもとで働いていますが
週末は医療過疎で中核を担う病院の救急外来で
月に1.2回、夜勤をしています
(地元の開業医の許可も得ています)

土曜日のお昼に
公共交通機関に乗って約65km離れた町に
1時間半かけていきます


勤務は土曜日夕方から翌日日曜日の朝まで
救急外来の当直です

*看護支援への道のり
看護支援には協会や紹介所など
色々な経路がありますが
私の場合はその病院に勤務する先生から相談をいただいたことがきっかけでした

依頼される時はたいがい、『手伝って欲しい』とか『人が足りないから』と言われることが多いのですが
相談された先生と看護部長から言われた言葉は

『うちの病院の看護師を助けてください
でした
正直言って、この言葉は衝撃でした

助けるって言葉が出るほど
深刻な状況なのかと思い看護支援を引き受けました

*看護支援の仕事内容
どんな地域でも救急患者さんは
時間問わず発生します
支援先の病院は出来る限りの受け入れと
適切な対応をする素晴らしい病院です
患者さんがいない間は休息しますが
夜間も救急車や受診に患者さんは時間問わず来ますので、朝まで絶え間がありません。

朝は患者さんがいない場合は
病棟へ行き寝たきり患者さんの食事介助もします

この画像はネットより引用しました
看護支援先の病院の撮影はしておりません

*看護支援を通して気づいた事
この病院の看護支援に関わり始めて
かれこれ4ヶ月になり
その病院と取り巻く地域連携や
看護師体制など、いろんな事を知り
いろんなことを考えるようになりました

どこも看護師不足とは言うけれど
地域医療の深刻な看護師不足は何が深刻なのか…
支援することで色々な事に気づきました
➡️看護師不足による労働状況の悪化
➡️看護の質向上の問題
➡️地域医療を無くしてはならない事

今までとは全く違う視点で勉強になっています

*看護支援の先に見えるもの
支援=看護師を助ける
看護師を助けるその先には
看護師の負担が少しでも軽くなることで
最終的には患者さんにもいい影響を与え
病院の経営にも繋がり
過疎地域の病院存続に繋がります

その町に移住して就職はできませんが
月に数回でも出来ること役に立つならば
看護支援としてこれからも関われたら嬉しい限りです

私が看護支援の立場でできることは
救急看護経験を活かした
看護スタッフの負担軽減です
そこに+αでできるのは何なのか
いつも考えつつ
カタチにしてみたいと
心密かに思っています

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