新入社員研修ー講師は社員が担当制ー
こんにちは。SENA株式会社広報担当の大川亜壽紗(おおかわあずさ)です。
2023年6月より、5人目となる社員を迎え入れました😌
それと同時に創立以来初となる社内新入社員研修を、既存社員全員が講師となり実施しました。
今回はこの取り組みについてご紹介させていただきます。
■社内研修のきっかけ・背景
弊社はもう間もなく5期目を迎える会社であり、会社として成長していく一つの分岐点ともいえる時期に差し掛かっています。
そんな中で、既存社員の担当制による社内研修を実施することとなったきっかけや背景は大きく分けて、2つあります。
①業務が属人的になることを避けるため
2019年にスタートアップ企業として立ち上がった弊社は、社内制度や仕組みを日々整えている過程のまっ只中です。
まだまだ小さな会社であり、「〇〇さんがやってくれるからやらなくていいか~」では滞りなく業務を遂行することが困難な場面も少なからず発生します。社員1人1人が社内の変化を自分事として捉え、
「今できる最善を尽くすこと」
これが弊社が大切にしているマインドの一つです。
②スキルアップ=″教育制度”に力を入れる必要があると考えているため
既存の社員は全員、社会人経験豊富なメンバーで構成されています。
昨年より社内研修を取り入れているものの、業務遂行において自身のポテンシャル任せな部分も多くありました。
これから弊社がさらに成長していくためには、さらなるスキルアップが必要であり、そのために‟教育制度”を見直し、今回の新入社員入社をきっかけに、新たな取り組みに挑むこととなりました。
■研修目的
弊社はほぼフルリモートワークで居住地も全国各地(関東・中部・東海・関西)と様々です。実際に会える機会がほとんどない組織形態であるため、各メンバーとの関係性を早期に築くことは、日々の業務パフォーマンス向上において重要だと認識しています。
そのため、新入社員・既存の社員が各々個別で話すことによってお互いがお互いの魅力や人となりを知る機会とすることも今回の研修目的の一つです。
また、‟研修は、講師が一番学びになる”という視点から、既存の各社員が自身の仕事を言語化する、整理する機会とすることも今回の研修では目的としています。
■研修内容
3日間のフルリモートスケジュールで組まれた座学での研修。
研修でのゴールは、新入社員(西村)の自己紹介パワーポイント作成&社内定例ミーティングで完成したパワーポイントを使用し、自己紹介をすること。(スキル評価ではなく、純粋にメンバーへの自己紹介)
1日目
①理念ビジョン
担当:代表/生畑目
「人生に“生きている実感”と“実験”を」を理念として掲げている代表の想いを伝えるところから研修はスタート。
会社としての考え、西村(新入社員)への想いなどを伝え、今後長くお付き合いしていく上で、大事な初日の時間となりました。
2日目
②タスク・スケジュール管理
担当:広報部/大川
弊社での業務報告ルールや管理の方法をお伝えしました。
研修開始直前まで別途仕事のミーティングのスケジュールにしてしまっていたかつ、落ち着かない場所で研修をスタートさせてしまったのは大反省。スケジュール管理を伝える立場でありながらこれは非常に悪い例でした。一方で、伝えることをパワーポイントに簡素でもまとめたことで、日頃無意識でやっていたようなことも、改めて言語化するいい機会となりました。
(担当:大川より)
③社内・社外コミュニケーションツールの使い方
担当:地域にぎわい事業部/松本
弊社は Slackやzoom、メッセンジャーなどをメインのコミュニケーションツールとして活用しています。それらの基本的な使い方からお伝えしました。
口下手すぎて、うまく伝えられてるかわからず辛い~~~となりつつも、まきさんのお人柄を知れたこと、また、テキストコミュニケーションにおいて自社が大切にしている考え方・ポイントを振り返る機会になってよかったです。
(担当:松本より)
④パワーポイントスキル
担当:営業資料部/藤森
デザイナーである藤森による具体的な業務で必要なスキルの研修。
弊社では初めて研修の講師を行ったため、時間配分が難しく、また一度の研修で、どこまで込み入ったことを伝えて、どこを省くかの線引きは悩みどころでした。
研修用の資料を作成し臨んだことで「次何話そうかな・・」と話が迷子にならずに済んだことは良かった点です。
(担当:藤森より)
3日目
⑤ロジカルシンキング
担当:代表/生畑目
業務のスピードや精度を上げる目的として、弊社では大事にしている思考の方法であるため、研修内容に取り入れました。
弊社が得意とする「思考の整理」の根っこの部分がロジカルシンキング
と言っても過言ではないため、代表自ら研修を行いました。
⑥営業資料業務の流れ
担当:営業資料部/赤井
研修の最後は、これからまきさんが取り組んでいく営業資料部での業務全体の流れや営業資料のディレクション業務についてお伝えしました。
業務に関して一通り伝えられましたが、研修期間は大量のインプット期間のため、まきさんにとってはまだ頭の中は整理できていない状況かなと感じました。
でも、責任感と熱いハートをお持ちなので、今後実務をこなしながらあっという間に吸収していかれると思いました。
(担当:赤井より)
■研修を通して
西村(新入社員):研修を受けての反省や成果。そして意気込み
■人生初のフルリモートワークで、社内のメインコミュニケーションが、テキストということへの不安が多くありました。研修で個別にメンバーの雰囲気や特徴を知れたのは、本格的に業務に入るうえで、とてもありがたい機会となりました。
■先生と生徒のような明確な距離と立場のある研修ではなく、「一緒に学んでいこう」という姿勢で研修を進めていただいたおかげで、元々熟考しがちな性分の私にとって、その後の質問や指示を仰ぐ時のハードルがさがりました。
■パワーポイントの操作は入社後からの勉強だったので、自己紹介パワーポイントの作成課題はとても取り組みやすいものでした。
「自分のことを知ってもらう」ということが目的であたっため、「アレもコレも取り入れたい!」と思ってしまい、まとめることに苦労しました。
この先の業務においても伝えることの目的から、「考える→まとめる→伝える」の思考の整理作業を、いかにスピードアップできるかが自信の課題であると痛感しました。
■これから社会人力とデザイナー力のパワーをたくさんつけてSENAを盛り上げていく一員として頑張ります!
代表:新入社員研修全体としての反省点や成果
■反省点
各メンバーに講師の依頼をするタイミングが研修直前になってしまい、各々の事前準備の負担が大きかったように思います。(既存メンバーの皆さんごめんなさい)
■成果
総じて、各メンバーの協力もあり、今回の取り組みは成功でした。
各メンバーがそれぞれ、私から指示する訳でもなく、必要な準備を自ら行い研修に臨んでくれていたそのマインドとスタンスはSENAのあり方として素晴らしく思います。
また、まきさんの前のめりな姿勢と意欲、行動に他のメンバーも刺激を受けたのではないかと感じています。(少なくとも私は刺激を受けています)
お互いが刺激し、高め合える組織にまた一歩近づき、SENAとしての成長を感じることができました。
■まとめ
今回の研修で、既存の社員からは下記のような声が上がってきました。
・本格的に業務に入る前にまきささんのお人柄を知れてよかった
・まきさんが素直で、しっかり聞こうという姿勢で臨んでくれたことがとてもよかった
・自分自身の業務を整理・振り返りの時間となった
私も同様の想いを感じており、この研修は双方にとってとても意味のある機会となりました。
今後また新入社員のまきさん個人についても発信していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!