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不自然な箱庭

つい先日の話。
漠然と死にたいだとかなんとなく苦しいだとかそんなものではなく、本当に死ぬべきだなと思った出来事があった。

それでしばらく忙しくしていたのだけれど、なんとか今後の目処が立ったので久しぶりにnoteを書いてみている。



原因は主に、お付き合いしている相手の都合だった。
数日連絡が取れなくなり、私はその間ずっとこれからどうすべきか考えていた。
やるべきことをやったら死のう。
今度は本当に死ぬしかないと思った。
結局、数日後には連絡も返ってきたのでひと心地ついたのだが。

話し合う必要があるだろうと、直接会っても来た。
そこで、やむを得ない事情だったとは言えしばらく音信不通になったことを謝られた。
私は別に許すつもりだったし、その話に納得できたつもりだったけれど、実際無理だったのかもしれない。
久しぶりに会ったのに、必要な話だけして私は逃げ帰って来た。
顔が見られなくて、見たくなくて、接触されたくなくて、機嫌を取られたくなくて。
怒っているのかと聞かれたら怒っているんだろう。
けれどそれは、どちらかというと相手の態度についてだ。
過ぎたことはどうしようもないが、今回のことを今までみたく「ごめんね」「いいよ」で済ませたつもりでいる彼に幻滅してしまった。
思うように行かなくて落ち込んだとか、勝手に不安になって死にたくなったとかではないのだ、今回ばかりは。
私は本当に、私の意思とは関係なしに、死ぬしかないと思ったのだ。
それを、「やむを得なかった事情を説明して謝ればすべて元通り!ハッピーなカップル!」と思っているらしい彼が許せなかった。
今も許せないんだろうと思う。
だからいつもみたいにわざとらしく楽しいふりができない。
もう元通りだと思われるのも苦痛で。
私が必死になったことも「ごめんね」で済んだつもりになられるのが嫌で。
我儘なのかもしれない。
でも耐えられないのだ。私は一度死んだ。


もしかすると、私はこのまま彼に幻滅したままで、最終的に別れることにもなるのかもしれない。
何だかんだで、信用していたから続いていた関係なのだなと思う。
今はあまり信用できない。
こうなってくるとそもそも私を好きだとか言う口も碌に真実味がないように思われて、というか第一彼が好きなのは整形した私の顔と取り繕った性格なんだよなと思えてくる。
そう仕向けたのは他ならぬ私なのだけれども。

とにかく、私の中では薄らと亀裂が入ってしまったこの関係をどうするか。
戻らないなら戻らないでも構わないような気がする。
私は事実、猫を5匹くらい飼えれば最高に幸せな人生だと感じられそうなので。

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