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国境を越えて起こる運命的な偶然の再会

私の人生に起こる不思議な現象を皆に聞いてほしい。
この現象が何なのか詳しい人がいたら是非教えてほしい。
それは10年前を境によく起こるようになった。

1つ目の出来事はカナダ留学を控えていた高校生の頃から始まった。
人口5,000人ほどのCrestonという小さなカナダの町に留学する予定であった私はその日、カナダ大使館を訪れた。あるカナダ人の職員が対応してくれ、カナダのどこに留学するかを尋ねられた。Crestonと答えるととても驚いた表情で、自分の叔母が住んでいる町だと興奮気味に教えてくれた。
それもそうであろう、あの広大なカナダで5000人規模の小さな田舎町と日本で繋がれる確率を考えると奇跡に近い。叔母の連絡先を教えてくれ留学先で無事に出会うことができた。こんな奇跡のような出会いがあるのか本当に信じられない出来事だった。

これを境に国境を越えた偶然の出会いが多くなった。

2つ目のストーリーは帰国後の京都旅行中に起きた
京都の観光バスで隣になったオーストラリア人にどこから来たか尋ねると私が旅行したことのある都市、Cairns出身だった。旅行した際に仲良くなった現地の老夫婦を思い出した。その老夫婦は周辺を案内してくれ親切なことに自宅に招いてくださりランチをご馳走してくれた。自宅の近所も案内してくれ、素敵な旅行をすることができた。その後、その老夫婦が日本に旅行に来た際は都内で再会もした。そのことをバスで隣のオーストラリア人に話し名前を教えるとなんと近所の人で知り合いだったのだ。世界は狭いなと思わされる出来事だった。

また、その京都旅行中にもう1つ偶然的な再会があった。
団体のカンボジアボランティアに参加した際に出会った京都出身の人に京都駅で偶然再会したのだ。その時は忙しそうだったので挨拶だけで終わってしまったのだが、カンボジアで出会って以来連絡は取っていなかったし私は関東出身なので京都駅での再会は奇跡的だった。

次はホストファミリーとして奇跡的な再会があった。
私の地元はフィリピンの都市と姉妹都市で中学生の時に初めての海外、フィリピンに親善大使として派遣させていただいた。そこでお世話になったホストファミリーには10歳ほど下の子供が2人いて1週間滞在させてもらった。
初めての海外は刺激的でその後の人生において海外に興味を持つきっかけとなった。当時中学生の私はSNSをやっていなかったのでそれ以来、姉妹都市のフィリピン人とは交流がなく疎遠になってしまった。それから10年が経ったある日、役所に務める母の友人から姉妹都市のフィリンピンから交換留学生が来るがホストファミリーが足りず受け入れをしてくれないかと依頼をされた。大学生で時間のある私は喜んで引き受けた。姉妹都市の留学生を迎え入れるウェルカムパーティーでなんとビックリ、10年前にお世話になったホストファミリーが交換留学生として来ていたのだ。そしてホストマザーも交流会の理事長として同行していたので母にも再会できた。お互いハグをして再会を喜んだ。私が実際に受け入れた留学生は違う子だったのだが、たまたまホストファミリーを依頼され10年の月日を経て同時期に交流会へ参加していた奇跡に感動した。

最後の国境を越えた奇跡的な再会は学生の頃にビジネスホテルの受付でアルバイトしていた時だった。上野駅を降りてバイト先に向かう途中、前を歩いている2人の男性が半年前に台湾で海外インターンをした時にお世話になった社員に似ていたのだ。しかも、私のバイト先であるホテルに入っていったのだ!!!大学生の私は台湾のメーカー企業で3週間インターンをしていた私は、日本語がペラペラな台湾人の王さんにお世話になり、台湾マッサージやレストラン色んなところに連れて行ってくださった。受付で相手も私に気付きこんな形で再会するとは本当に奇跡的な再会だった!!
次の日も出社だったので手土産を購入しインターン時のお礼をすることができた。

国境を越えて偶然再会するストーリーは以上だが、国内で日本の友達とバッタリ出くわすことも多い。地元なら不思議ではないが、都内で偶然会うことが多いのだ。当時付き合ってた今の夫が渋谷のレストランで誕生日を祝ってくれた際に、夫と出会ったサークル仲間の友人も他の友達の誕生日会をしていたり、表参道で高校の同級生に出会ったり偶然知り合いに会うことが多い。
もう1つすごいなと思うのが、この偶然会うことを当時付き合っていた夫に駅から歩いて帰宅途中に話すと、「都内は狭いし偶然会うことは不思議ではないよ。」と言われ、腑に落ちない私は信号待ちで待っている時、ふと後ろを振り返った。すると私の大学の友人が後ろにいたのである。お互いに「おー!久しぶり」と挨拶をし、そのタイミングと言ったら完璧だった!「ほら!!また偶然会ったでしょ!!」と私は興奮を隠しきれなかった。夫も「うん、確かにすごいね。」と納得してくれたよう(にしてももっと感動してくれてもいいのに( ̄д ̄))

私だけでなく、夫も私と一緒にいるときは偶然夫の知り合いに会うことも多い。私は特別友達が多いわけでもなくどちらかと言えば少ないほうで、だからこそ行動範囲が同じなのか?こんなに偶然知り合いと会うことが多いのは自分でも不思議である。


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