「下方修正」? 忘れていた、それだけのこと。
文字を叩く時間も無いままに時間が過ぎている。ここ数ヶ月、ずっとそんなことを言っている気がする。相変わらず頭の中に言葉は浮かんでいるけど、曖昧に紡いで、完成させないままに眠って、朝が来て、仕事に行って。くたくたで楽しくて、もっともっと、って。
何かを落としながら走っているような、でも拾うためにスピードを落とせないような、そんな感覚。
昨晩と今朝。
何故か分からないけど、昨日は息苦しいまま眠りについた。お正月明けにコロナに罹ったことを思い出した。同じような息苦しさで、久しぶりに焦って・・・いつの間にか寝ていたみたいで、6時に目が覚めた。「仕事!」と焦った瞬間に頭がヒヤっとして、瞬間、今日は休みだと思い出す。嬉しいようで残念な不思議な心地。
冴えきった頭を和らげようと、紅茶をいれてパンを焼いて残り物のチキンを温めて、ゆっくりとした朝食。その間、湯船にお湯を溜める。
そうして柔らかくした頭に「目標の下方修正」ということばが浮かんだ。「下方修正」。分からなかった。
「ことば」の 過程
そうえいえば、いつも。「ことば」がふわっと浮かび上がってきて、それを掴んで解きながら紡ぎ直す。その過程で新しいことばが生まれたりして、私は理解が出来る。(そういうことか、なるほど)って。ここでの文章も、そう。キーワードみたいに「ことば」を、私の思考を文字にしているだけで。
だから、いつも通り解こうとした。「下方修正」。「下方修正」?(なにそれ。そんなはずないよ、だって。だって精一杯やってるのに。)浮かび上がった「ことば」を拒否したくなって、そう思うほどに消えなくて、こうやって文字にしながら。
・・・ああ。そうか、そうだ。急に掴んだことに、押し寄せた感情に、感情が追いつかなくなって、深呼吸をする。
・・・精一杯やっているから。ああ、だから、もう。ああ、こんな記事になるなんて思っていなかったのにな、こんなはずじゃなかったのにな。近況や仕事のこと、嬉しかったことや悔しかったこと、目標の立て直し、そんな事を書くのだと思っていたのに。
忘れていた、それだけのこと。
私が書いた昨年の記事を読み返しながら。肩の力が抜ける。忘れていただけかもしれない。11月からちゃんと進んでいるし、同じ気持ちで焦っているし、昨年の私の気持ちは変わっていないし。
「下方修正」するのは、目標じゃなくって。そういう大きなことじゃなくって、もっと小さな毎日の意識みたいな。でもそれだって、変化が大きい日々の中で、当たり前のことかもしれない。私には必要なことで、それに気づけただけで成長しているのかもしれない。
そんな考え方をすることが、私にとっての「下方修正」で。ため息を吐いちゃうね。深呼吸が出来るね。今日は空気が軽くなったみたいで。こんなことが、ことばと思考を紡ぐことが、私には必要な時間です。
一緒に過ごしてくれて、ありがとうね。
Sena.