適職探しは何歳になっても難しい
転職して7ヶ月が経ちました。
いまの仕事の満足度を数字で表すなら、60%くらいです。
満足している点は、いままで経験してきた仕事のなかで一番多く英語を使うこと。
職場の人間関係も悪くなく、オフィスは通勤に便利な場所だし、始業時刻が遅いため朝ゆっくり出勤できるところです。
逆に満足できていない点は、業務の内容が自分の適性に合っていないこと。
職種は英文事務なのですが、お客さんと直接かかわる仕事なので、ときには面談をしたり(英語と日本語と両方あり)、メールのお問い合わせにも対応しています。
カスタマーサービスのような仕事でもあり、「アドバイザー」や「カウンセラー」的な要素も含まれる業務です。
英文事務といえば英文の書類を扱う「コツコツ黙々系」の仕事かと思っていましたが、実際はイメージしていたものと違っていました。
英文メールの対応は前職でも行っていたし、わりと好きな仕事なのですが、いまの職場で対応しているメールは内容が難しいものが多く、お客さんから聞かれた質問に答えるために色々と調べ物をして、その後英語で文章を考えて、自分の英文が通じるかをAI翻訳で確認して、、という感じで進めているので、1件1件の対応に時間がかかっています。
1日の仕事が終わると毎日ヘトヘトになっています。
「英語を使える仕事をしたい!」という願いがかなったはずなのに、もっと楽な働き方がしたいなぁなんて考えてしまいます。
お客さんの対応は、ある程度パターンの決まっているものもあるのですが、新しい種類のお問い合わせがあれば、その都度どう答えるか自分で考えて「正解が分からない」状態で仕事を進めなければなりません。
正解が分からない、って難しいですよね。
そういう状況を面白いとか楽しいと思える人には合っていると思うのですが、私はもっと手順が決まったルーティンワークや、マニュアルに沿って仕事をするほうが好きだし自分に合っていると思っています。
また、普段の生活でも人にアドバイスしたりされたりするのは、あまり好きではありません。偉そうなアドバイスはしたくないので、上からな物言いにならないように気を付けようとすると言葉選びにも神経を使います。
お客さんとの面談は月に15回ぐらいしていますが、いまだに慣れません。回数をこなすうちに多少はうまく対応できるようになってきましたが、もともと人と話すのが苦手な自分には、対面で長時間人と話す仕事は合っていない気がします。
相手の話に集中することに神経を注ぐと、無意識に足に力が入ってしまうので、面談の翌日はふくらはぎが筋肉痛になることも多いです。
そんなに力まなくてもいいのにね 笑
いまの職場で経験できていることに感謝はしているのですが、やっぱり仕事というのは、まず自分の適性を考えてから選ぶべきだなと思いました。
私のように「英語を使って仕事がしたい」という気持ちだけで選んでしまうと、業務の内容が自分に合っているのかを見失ってしまいます。冷静に同じ仕事を日本語でやりたいと思うかを考えてから決めるのがよさそうです。
いまの仕事は最低1年は頑張って続けようと思っていますが、その後のキャリアの方向性はこれからじっくり検討していこうと思っています。
お客さんはみんな優しくていい人ばかりなのですが、人と接する機会が多いと、疲れすぎて体力がもたないので、やっぱり私はコツコツ黙々系の仕事をしたいです。
年齢も50代で若くはないし、これからは新しいスキルを身につけるためではなく、「いまの自分をそのまま活かせる仕事」という観点で選んでいきたいと思っています。
適職を見つけるって、何歳になっても難しいですね。