話題をつくるためには、話題にすることを続けなくちゃいけないことまでがわかった

「話題」ってつくれるのだろうか?

広告業界でプロデューサーなる仕事をしておりまして、ここ最近は特に関わる企画やプロジェクトを「話題にするためには?」ということばかりを考えすぎて、すっかり何がなんだか分からなくなり、結論分かっていないのですが、モヤモヤ考えていることをダラダラと書いていこうと思います。

そもそも「話題」って何なのさ?

「世の中で話題になる」っていうことって自分で定義出来ていないのに、分かったようについつい使ってしまう言葉ランキング上位じゃないかなあと思っており、実際自分もバッチリ使いまくってきました。

・テレビに出ること
・Twitterで拡散されてトレンドに載ること
・ニュース系トピックスに掲載される

こんなこと辺りが「世の中で話題になる」っていう一般的な定義かもしれませんが、これって簡単なことじゃないわけで、もう少し自分で手応えのある定義にしておきたいなと悶々と日々考えておりました。

「話題」ということを考えすぎて、頭の中でゲシュタルト崩壊起こしたのちに少し落ち着いて考えてみました。話題とは「誰かが誰かに伝える〇〇」の〇〇の部分なわけだよなあと。となると「話題」という言葉には、

・誰か(伝える側)
・誰か(伝えられる側)
・〇〇(内容)

この3つが必要になることが自分の中で整理が出来てきました。この3つが揃っていないと話題は成立しないので、話題はつくれないわけだなと。一歩ずつですが話題の輪郭が見えてきました。

話題に”する”と”なる”の違い

次に考えたことが、話題に”する”と”なる”の違いについて考えてみました。

話題に”する”
・自分が
・誰かに
・〇〇と
・伝える

話題に”なる”
・誰かが(自分じゃない)
・誰かに
・〇〇と
・伝える

気が付いたことは主語の違い。”する”は自分が主語で、”なる”は自分以外が主語。つまりは話題に”する”ことは自分が頑張ればできるけど、話題に”なる”ためには自分だけの頑張りではできない。そんなことがようやく理解できてきました。我ながら遅い!面倒くさい!

そういえば「餃子を毎日食べて話題」にしてた

唐突ですが、毎日餃子を食べて発信しておりまして、かれこれ早いもので今日(2020年8月10日)で、1350日連続で、朝起きてから寝るまでのどこかで餃子を食べて、SNS(主にインスタhttps://www.instagram.com/chihiroikeyama/?hl=ja)に投稿して、4年の歳月が経とうとしております。長くなるのでこのまとめは別の機会にするとして、自分がやってきたことって、改めて考えてみると、話題に”する”を続けて、話題に”なる”を実現した事例かもしれないなと感じました。

「餃子を毎日食べる」を話題に”する”
・池山千尋が
・SNSで繋がっている人(を中心)に
・餃子を毎日食べていることを
・SNSで伝えていた

これを2016年からはじめて、3ヶ月くらい続けていると、会う人には「お前毎日ギョーザ食べてて大丈夫か?」と言われるし、メッセージで「明日、品川行くんだけど餃子屋どこがオススメ?」とか、「この餃子屋オススメなんだけど行ったことある?」などなど、餃子に関する話題がどんどん舞い込んでくるようになりました。

「餃子を毎日食べる」が話題に”なる”
・SNSで繋がっている人(を中心)が
・その方の周辺の人に
・餃子を毎日食べているバカがいることを
・(あれやこれやで)伝えていた

という状態が、ささやかな規模ではあるけど、出来ていたのではないかなあと。振り返って噛み締めているわけです。4年前の僕はまさか「池山千尋=餃子を毎日食べているバカ」ということになっているなんて思いもしなかったし、望んでもいなかったけど、こうして「話題」を自分の言葉で定義するために役立ったりするから、人生不思議で面白いものです。

まとめ

「世の中で話題になる」をつくるには、

・話題に”する”
・話題に”なる”まで続ける

こんなシンプルな定義になってしまいました。なんだか、「行列をつくるには、行列をつくりましょう」みたい。シンプルになったからといって、簡単にできるわけではないからなんとも厄介なのですが、「話題に”する”」ことはいつだって、自分が出来ること。だから、「話題に”なる”」を諦める理由にはならない、ということに気がつくことができて、少しだけ勇気が出ましたので、「世の中で話題になる」をつくれるように今日明日も頑張りたいと思います。

いやあ、初noteしんどかった・・・
こんな散文最後まで読んでいただきありがとうございます。

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