明日のパン
朝ごはんは必ずパンを食べる。子たちは米のことが多いが私は絶対パン。特に食パンが好き。それなのに今朝は食パンを切らしてしまった。「パンがなければ…」ということでホットケーキを焼いて食べた。多かったのであとから起きてきた次男にもあげた。
今日は昼から三男の中学校で進路説明会だ。朝からそうだそうだと思っていたのにお昼になりアマプラでドラマを観ながらゆっくりお昼ごはんを食べていたらすっかり忘れてしまっていた。昼に散髪に行くから起こしてと長男に頼まれていたので何度も起こしに行っていたが全然そんなことしてる場合じゃなかった。大急ぎで化粧をして上着を引っ掴んで自転車をこぐ。なんとか間に合って進路に関する大事なお話を聞くことができた。
長男が高校受験をした時は公立も私立もまだ願書が「紙」だった。親子で学校に行き、慎重に願書に記入し先生にチェックしてもらい、順番に並んで提出した記憶がある。ものすごい安心感。願書を提出したという実感があった。次男のときから私立がオンライン願書になった。何度も何度も親子で画面を確認し、本当にこれでいいのか?ちゃんとできてるのか!?と不安になった。そして時代は三男。もう公立も私立も全部オンライン!全責任が親!そりゃそうですよね。先生の負担大きすぎたもん。
そもそも高校に行けるんだろうか、もし公立がだめだったら私立か…あー!お金降ってこないかなー!…てか私立にも入れなかったら…と心配は尽きない。
私が帰宅後しばらくしてから三男が帰ってきた。「なんかホットケーキみたいな匂いがする」と部屋の残り香で言い当てられた。「よくわかったね。朝パンなかったからホットケーキ食べたんよ」と言うと「オレも明日はそれがいい!」と言っていた。明るい。自分は受容されるべき存在と疑わないその素直さが、心から直通で言葉にできてしまうその屈託のなさが彼の良いところだ。どんな小さなことでも子の願いを叶えてやりたい。明日の朝ごはんはホットケーキにしよう。