コロナ対策を辞めませんか?
私は、感染指定病院でコロナ患者と接していますが、今、行われている感染拡大防止対応を辞めるべきだと思っています。
現状の日本の医療制度、水準であれば、コロナで重症になっても死ぬ確率は低いです。実際に感染者数に対する致死率は1%程度です。
この場合、いかに、その医療体制を維持するかに注力するべきです。
今、日本で起きているのは、社会機能制限によって、医療資材やベッド数など医療資源の枯渇が目の前に迫っているということです。
感染指定病院でさえ、マスクや消毒薬が無くなりつつあります。これらが無くなった時、病院は、あらゆる感染症の巣窟になります。コロナ以外のもっと危険な病気が蔓延し始めます。さらに、日本ではコロナ患者であれば軽症者も入院させており、その分、ベッドがコロナ患者で埋められています。
それは、その分、他の病気の人を診れないということです。
このままでは、間も無く日本も医療崩壊します。その時は、外国のようにロックダウンしなければなりません。
今の日本が取るべき対応は、ロックダウンさせない為に、医療崩壊を防ぐ。すなわち、医療を守ることです。
それには、一般市民へのマスクや消毒薬の供給を止める必要があります。それは感染拡大を受け入れるということです。しかし一方で、重症者への治療はしっかり行い命を守る。そうすれば、現状の1%程度の致死率で済みます。
このまま、感染拡大を阻止するべきだと言って社会機能制限を続けてしまうと、マスクや消毒薬不足は止まらず、医療崩壊が起きてしまい、海外のように数万人規模の死者が出るでしょう。
今、日本が取るべき対応は、自粛などの制限ではなく、ロックダウンさせない為に、感染拡大防止対応を止めて、国民が感染を受け入れることだと思います。
感染を受け入れない限り、社会機能制限は、長期化せざるを得ません。
不景気によっても多くの人が死にます。一度潰れてしまった社会は、立て直すのに膨大な時間がかかります。その期間、不安定な社会が続き、違った理由での死者も多く出るでしょう。
日本は、まだ、今の社会を守れる段階にあります。このまま社会機能制限を続けることが、医療崩壊に繋がることを知ってください。
先ずは、政府が勇気を持って、感染者の病状などの情報を開示するべきです。
実際に見ていて感じるのは、やはり普通の風邪だということ。もちろん特徴もあり、未知な部分もありますが、結果として1%程度しか亡くなっていないのは、恐れる病気ではありません。
そして、他の感染症との比較を持って情報を出すことが重要だと思います。
国内だけでも毎年10万人が肺炎で亡くなっており、コロナで数千、数万人が亡くなったところで誤差範囲であると認識するべきです。
感染を受け入れるということは、自分が死ぬかも知れないということなので、怖いとは思いますが、対応次第では、他の理由で多くの命が奪われると知れば、勇気ある決断が出来るハズです。
戦争に例えると解り易いかも知れません。
太平洋戦争下、国民が正確な戦況を知ることができていれば、もっと早くに降伏出来たかも知れません。敵うはずも無いアメリカに、早々に白旗を上げ、受け入れることで多くの無駄な死が避けられたでしょう。
世界中でパンデミックしている以上、日本以外では、あっという間に殆どの人が感染します。それは集団免疫を獲得する事を意味します。
その時、コロナウイルスは、ただの風邪になります。
例え、世界で数百万人死んだとしても0.1%です。
人口の0.1%の高齢者や基礎疾患者が今年亡くなってしまうだけです。
その為に、社会を壊し、他の理由で多くの命を奪ってしまうことの方が、よほど未知の恐怖でなりません。