TAXI (Grand Family Orchestra)
絶対に盛り上がるこちらの曲。再生して15秒待ったら読んで下さい。一緒に聴きましょう。
「TAXI!」って叫んだ瞬間キャーーーー!でしょ?盛り上がったあとに始まるタクシーに乗る歌詞。車内で思うあれやこれや。
タクシーって結構題材になるモチーフですよね。いろんな状況で乗るタクシー。大体が突発的な状況か。でも運転手さんは赤の他人だしそんな事情をお構いなしに淡々と運転する。そんなシチュエーションが絵になるんでしょうね。
私の住む街は田舎なのでタクシーを利用する機会はそんなになく、大体が自家用車での移動。なのでタクシーから生まれるドラマってないんですが、あるとしたら飲んだ後のタクシーかな。八戸って港町文化なので飲み屋さんが人口の割に多く、他に娯楽もないからとりあえず飲む。大体飲み会でくっついて、飲み会で別れる。そんな街です。
あー、そろそろ、うん、いけるかな?って感じの曖昧な関係で飲みに行って、そろそろお開きにしなきゃねって店を出る。飲み屋街にはずらりとタクシーが並んでいて、タクシーが停まっているところまではあっという間についてしまう。それが寂しくて、もう少し夜の気分を楽しみたくて離れがたくて「え、ひとりで帰らせる気?」って強引に同じタクシーにひっぱりこんだ。反対方向なんだけどね。
さっきまでの飲み会の盛り上がりから一転、運転手さんがいる手前、何も言えずに窓から流れる街の灯りを眺めているふりをしたりして。この歌とは逆に着かないでほしいような、ずっと乗っていたいような。
"今にも落ちてきそうな空 どうして
今にも落ちてきそうな空 涙がでちゃう taxi"
送ってってそうじゃないじゃん。そのまま帰す気なのかな。それともこれは私の思い違いだったのかな。そうじゃないよね。私の家まであと少し、星空を駆けるタクシー。
"行こうぜ 夢とリアルに挟まって モラトリアムを羨んで"
タクシーが止まり、ドアが開く。
2人でおりたタクシー。
なんて、またやっちゃった!なにこの記憶!ないから!もう、飲み会とかサクサク帰るか朝まで飲むかだよ!
普遍的な題材とシチュエーション、想像力の入り込む余地のある歌詞とスピード感ある曲。うまいね!うまいよね!あらゆる年代に刺さりそう!うっかりすると記憶をねつ造してしまいます!!
ライブで聞きたいです!