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【AMリーグ観戦記】その1


お久しぶりです。今更ですが、Mリーグ終わりましたね。

僕はサクラナイツ推しだったのですが、惜しくも準優勝でした。

Mリーグが終わってまた退屈な期間のはじまりだ…

そう思っていたところにこんな噂が飛び込んできました。


普段はMリーガーをボコボコに扱き下ろしているアマチュア軍団
そんな彼らが今回は対局者として参加しているらしい
その名も「AMリーグ」!


Mリーグの期間はYouTuberやNoterの彼らが盛り上げてくれました。

じゃあ一体AMリーグの観戦記は誰が書くってんだ!

AMリーグの熱狂を外へ!


…といっても、全部書くのは大変なので印象に残ったシーンだけピックアップして行きたいと思います。

第1回戦A卓


まずは第一回戦から。





今回取り上げるのはこのシーン。


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一回戦目、東風オーラス。

まさひろ選手、一気通貫が確定しているところに6mをツモ。

打牌候補はヘッド固定の4p、孤立牌の7s、イッツー確定の6mあたりか。



さて、まさひろアマの選択は…


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7s切り。

ソーズをバッサリ捨てる代わりにマンズを広く受けるという選択。

サンマが主戦場のまさひろ選手にとって、宙ぶらりんの7sは気持ち悪かったのだろう。色を二色に限定して、自分の得意な土俵に持ち込んだ。

実況解説の2人も絶賛だったが…実際どうなんだ?


今回はこの打牌選択について考えてみよう。


答え合わせ

さて、今回のイーシャンテン形を枚数だけで評価してみよう。

※こちらのツールを使わせてもらった。
https://mahjong.org/training/training_006/


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関連牌としてはソーズは6s、7s、9sの3枚、マンズは3mと赤5m。ピンズは2mが切られている。まぁ誤差の範囲だろう。

受け入れMAXはヘッド固定の4p。だが、7sも6mもそこまで差があるわけではない。

このシーンをよく見ると堀内選手が赤5mを切っている。赤が各色2枚入っているとはいえ、これは目立つ。おそらくピンズで2ブロックくらいあるのでは…

そう考えるとマンズとソーズを両方受け入れる4p切りが良さそうだが、455のリャンメントイツは捨てがたい。4pを残しておけば3-6pでテンパイは取れそうだ。

最終形を考えればシンプルに7s切りが良いかもしれない。

個人的には6m切りが好み。役が確定するし、オーラスで役ありダマは理想的。くっつきテンパイというのは相手に読まれにくいし、赤5sキャッチにも対応できる。三色バランスよく受けろ!というのは定石。

まぁ色々考えてみたが、枚数的には微差だし何が正解かよくわからん!


一気通貫確定形のベストプラクティス

今回は6mツモだったが、仮に他の数字だった場合はどうなのか?

こういうのは前もって戦術として身につけておくべきなので全パターン考えてみよう。

■5mツモの場合

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■7mツモの場合(3mも同様)

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■8mツモの場合(2mも同様)

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■9mツモの場合(1mも同様)

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まとめると一気通貫確定形では

3・7 > 4・6 >> 2・5・8 = 1・9

という優先順位となる。

3、7だけはマンズが全て受け入れられるようになるためヘッド固定or孤立牌切りが優位となる。

「一気通貫確定形では3、7以外は全部ツモ切れ!」

これは常識として覚えておこう。


まさひろの苦悩は続く…


ちなみにその後テンパイを入れるが、ここは悩ましい。

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まさひろ選手、思わず顔をしかめてこの表情である。

ポイントは

・オーラストップ目(アガリトップ)
・全体的に僅差なのでラス落ちもあり得る

こんなところか。

白ぽっち山にはない。リーチ棒を出すと4着のわせりん選手もマンガン出アガリでトップ条件となる。個人的にリーチはかけたくないので役ありダマにしたいところだが…

まさひろ選手の選択は…

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灼熱の3-6-9mファイガッ🔥

判断のポイントはこんな感じだろうか?

・枚数的には圧倒的に3-6-9m(※9mは役なし)
・ 堀内選手が赤5萬を切っていてピンズが寄っていそう→ピンズが山に薄い
・一旦ダマに構えたとしても、字牌など他に手頃な単騎待ちがない。

巷のフリー雀荘なら赤を使い切るために2-5pに受けそうだが、ここは3-6-9mで良さそうだ。決勝進出に向けて手堅く行くなら2-5pのダマテンかと思うのだが、それでは視聴者としては渋すぎる。この手は6mツモって倍満まである。エンタメ効率で言えば100点満点のリーチだったのではなかろうか。


やはり彼は強かった…

最終的にどうなるかというと、

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堀内選手がしれっと2900を出アガリ。

堀内選手も危険牌の4pをノータイムでプッシュしていた。通常赤5p切りに1-4pは本線だが、少考からのリーチなので(まさひろクラスの打ち手なら)それはなさそうだ。彼もここは勝負どころと踏んでいたのだろう。この局は勝負を決める一局だったに違いない。

うーん、惜しい。堀内選手が9mを掴めば振っていたような気がする。前科がなければアガれたかもしれないなー!

うーん、これは観戦記なのか?とりあえずもう二、三個くらいは記事を書いてみるつもりです。

それでは、また次回。

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