NAGAのモヤッとする一打〜16日目〜
この記事は
【麻雀】NAGA牌譜研究 Advent Calendar 2021 - Adventar
の16日目の記事です。
今日の何切る
こちらの牌譜から出題
南二局。西家、21000点持ち三着です。
まだ、全然トップは目指せますが、少々場が煮詰まってきたシーン。
この5pを鳴きますか?
そう、本日のテーマは「ツモスーを諦めるタイミング」についてです。
割と山に生きていそうな四暗刻一向聴ですが、二段目で鳴きも入っているし、悠長に構えていられないという辛い場面です。役満一向聴ですが、鳴いてしまうと出上がり2600、ツモって満貫です。
この場面で考えるべきことをまとめましょう。
① 最悪2600をアガるべきか
②途中オリに回ることがあるか?
③上家の捨て牌が少し不穏(ほんとに8p9pは生きているのか?)
さて、NAGAの選択は…?
答え合わせ
NAGAの選択はポン!
いやぁ鳴きたくないのはわかるけど…
出来れば赤5pを鳴きたいけど…
うーん。鳴きたくないなぁ。
考えるポイントをもう一度考えてみます。
① 2600をアガるべきか
→ツモってマンガンなら2600でも鳴くべき(…いや鳴きたくないな。)
②途中オリに回ることがあるか?
→ドラがほとんど見えているので、手役だけ怖いです。基本的にはゼンツでいいのでオリは考えなくて良さそうです。
③上家の捨て牌が少し不穏(ほんとに8p9pは生きているのか?)
開けてみれば上家はマンズのホンイツでした。捨て牌からは全然予想できませんね。8p9pが山に残っているかどうかの場況も今回の捨て牌からは判断できません。
8p9pの並びシャボは789のメンツで持たれてしまうと、そこで残り枚数が2枚になってしまいます。自分の目からは6pが固まっているので意外と生きていそうですが、現実は残酷でした。
個人的にはこの点棒状況なら黒5pは鳴きたくないです。最悪七対子への逃げ道もあるし、ここでポンは必要ない気がしました。
実際どれくらい鳴き推奨なのかを聞いてみましょう。
NAGAくんとしては鉄ポンという判断でした。
僅差で2着争いをしているからこそ、ここでアガる価値は大きいのでしょう。
アガれない役満よりもアガれる満貫です。
ここら辺が天鳳で生き抜くための判断ポイントのようです。
その他
NAGAのバック仕掛けは結構珍しい気がする。東パツならこれくらいアグレッシブに行っていいのかもしれない。
ここは少し攻めすぎかと思ったけど、1/18理論で何とか押してもいいかなと思いました。現バリだし親番キープのメリットは大きいので。
やはり麻雀AI(というか人間も)にとって対子手、暗刻手というのはとても厄介な存在な気がします。人によって結構判断がバラけるからです。
今後、七対子と対々和の両天秤というテーマも扱っていきたいです。
それではまた明日。