キングオブコントの感想【ふくだこうと】
昨年、初めてキングオブコントに出場しました。僕からスムっとのメンバーにお願いして一緒に出場することができました。結果は2回戦敗退。2回戦進出が決まった時のあの喜びはすごかったです。柄にもなくハイタッチしていました。
今年はスムっと以外で出場しましたが結果は1回戦敗退。あまりにもあっさり終わってしましました。昨年初めての出場で2回戦に行ってしまったことが良くなかったのかもしれません。
キンブオブコントが始まったのは僕が小学1年生の時だったので、僕の青春はキングオブコントの歴史とともにあると言っても過言ではありません。過言だったらすみません。
小学生の頃、キングオブコントの決勝の翌日は、友達と放送されたコントの真似をしていました。ジャルジャルさんの「おばはん」とか、2700さんの「右ひじ左ひじ交互に見て」とか、１ヶ月ぐらいは流行っていたと思います。
そんな中でも一番真似してやっていたのが、ラブレターズさんの「西岡中学校」。本当に何度も歌っていました。誰かが「上を向いて歩こう」を歌い出して、最後みんなで「にしおかちゅうがっこう」って言うのがお決まりでした。
そんなラブレターズさんが今年優勝しました。ネタは2本とも面白すぎました。できれば生で見てみたいネタでした。
放送が終わってから僕もすぐにコントを書きましたが、設定とかセリフとか展開とか敵わない部分が多すぎて悔しかったです。
西岡中学校から13年。10歳だった僕が23歳になりました。考えたくもないくらい長い時間です。そのくらいの覚悟と努力が必要なのかもしれないです。
僕が13年続けたものと言ったらサッカーくらいです。
僕はサッカー部でした。
5歳からサッカーを始めた生粋のサッカー小僧です。生粋じゃなかったらすみません。父親も兄も姉もサッカーをやっているサッカー一家に生まれたので、サッカーをやるしかなかったのかもしれません。
演劇をやっている時、自分がサッカー部だったということを忘れてしまうことがあります。それほどにスムっとで活動している時は是非スポーツの話題が出てきません。
でも地元に帰れば、サッカー部の友達と会って、グラウンドでサッカーをして、サッカー部の福田になります。サッカーしかないです。それほどに学生時代はサッカーでした。
小学生の時は、理不尽な監督のもと６年間サッカーをしました。点を決めたのに「シュートに逃げるな」と怒られたことがあります。僕の人間形成に影響している気がします。
中学生は、僕が一番サッカーに向き合った時期だったと思います。一年のうちお盆3日間と正月3日間しか休みがないようなチームだったので、それはもうサッカー漬けの毎日でした。なかなかAチームに上がれなかったこととか、先生の指導法に納得しなかったこととか、今思うと眩しいし、誇らしいです。3年の時には全国大会に出ました。本当にそのくらいサッカー部でした。
高校は、サッカー部が強い学校ではなかったですが、「塾に行くぐらいならジムに行け」という親の教育方針のもと、3年間塾に通わずスポーツジムに通っていました。試合も毎週あったし、自分たちの代のキャプテンもやりました。でも、今になって高校の時もっと本気でやっておけば良かったと思うことがあります。最後の大会も怪我をしてほとんど出れなかったので完全燃焼できていません。
5歳から13年やったサッカー。特別に大きな夢があったわけではないですが多少の悔いは残っています。
大学では、サッカー部には入らずに、サークルでサッカーをしました。月に一回社会人と試合をするようなチームだったので、楽しくサッカーができました。もし1年生の時コロナが流行らずに普通に大学に通えていたら、おそらくサッカー部に入部していたと思います。今こうしてスムっとで演劇やっていることはまずないです。僕はコロナのおかげで演劇をすることになったし、キングオブコントに出ました。
今から13年後。僕は36歳です。それまでにどれだけ本気で向き合えるか。どれだけ全力になれるか。本当にこれに限ると思っています。
そのくらい僕はサッカー部です。
つまり、最近サッカーがしたくてたまらないです。
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