ガン保険は要らない···それは「2人に1人はガンになる」から
「2人に1人はガンになる」そう聞くと不安になります。
ガンになったら働けるのか···お金は足りるのか···
約1/2の確率でなる訳ですから、身近にガンを経験された方もいるかも知れません。すると、余計に心配になりますね。
ガンになった時にあったら助かるのがガン保険です。
あれあれ?タイトルと矛盾している?
···大丈夫です。ガンになった時に、ガン保険に入っていれば大なり小なり助かるのは事実でしょう。
でも、無くても大丈夫な人も多いと思うのです。理由はいくつかあります。日本の医療制度、ガンになる年齢の傾向などなど。
何よりのポイントは「2人に1人はガンになる」ということ。
そんな高頻度に罹る病気になることで国民が困窮するような制度にするでしょうか?
しないですよね。普通に考えたら。社会が不安定になってしまいます。
事実、例えば人工透析の自己負担は1万円(所得等によっては2万円)等、病気によっては通常の(よく知られた)高額療養費制度とは別に経済的負荷を減らす制度が設けられているのです。
ガンにそんな手厚くしていたら財政が破綻する、という面はあると思いますが、それでもガン治療費での生活困窮は(個人レベルではあるにせよ、罹患数に比して)頻繁に耳にする社会問題にはなっていません。
この先社会保障がどうなるか、治療法がどうなっていくのかは分かりませんが、少なくとも現時点において若いうちから保険による対策が必要か?と言うと···。優先度はあまり高くないように思います。
保険は保険料やら確率やら払込総額やら、計算が出来るかのように見える問題だけに数字で捉えたくなりますが、制度がどうなっているか等たまには別の視点から考えてみるのも面白いと思います。