アナグラムのフィードフォースグループジョインに関するメモ
新年明けましておめでとうございます。
新年早々賑わせてしまって申し訳ありません。
アナグラムは現在10期目を迎えています。これまでアナグラムを支えてくれたクライアント企業をはじめ、協力いただいた企業の皆様、アナグラムを応援してくれた皆様、そしてクルーのみんな、本当にありがとうございました。そしてこれからもこれまで以上によろしくお願いいたします。
既出の資料にも書かせて頂いてますので詳細は省きますが、2020年1月10日よりフィードフォースグループにジョインする形となりましたのでこの場を借りて発表させて頂きます。
資料内にもあるように、アナグラムの総資産、売上高及び営業利益のいずれにおいてもフィードフォースを上回っている状態でどうして?という質問も社内問わず社外共に今後も質問されると思いますので少しだけ書いておきます。
私自身、経営者を10年やって気づいたんですが、経営者には2種類います。それはお金を稼ぐのが得意な経営者と、使うのが得意な経営者です。私は前者は比較的得意なんですが、後者においては非常に不得意意識があります。それはアナグラムの業績を見れば明らかです。そして、ある時に気づいたんですよね。本当にイケてる経営者というのは「使える経営者」なんだと。「使える」というのは「投資できる」という意味合いです。
それに気づいたからこそ、この数年はお金を使う方にシフトできるように私なりに努力をしてきましたが、結論からするとお金を使うという能力はかなり稀有なものであり、一種の才能のようなものを今でも感じてます。
これまでの私は稼げる経営者(勿論、中小企業という意味において)かもしれませんが、使える経営者にはなりきれなかった。勿論あと何年もすればなれるのかもしれないけど、私の成長を待つことでアナグラムの今の勢いを妨げることだけはあってはならないし、組織においても私自身のキャリアにおいても、いつまでも中小企業で居続けてはいけないと思うようになりました。経営者の器以上に組織は大きくなりませんから。
「金を稼ぐのは技術、金を使うのは芸術」という言葉をどこで見かけたのかは忘れてしまいましたが、これは真実だと思います。
私なりに努力したが、叶わなかった。そしてこれは考え方を変えるべきだと考えだした頃にフィードフォースの塚田さんに会いました。直感的に彼だなと思いました。彼は人格者であり、何よりお金を使える経営者なんです。創業に近い時期の数年前にもいろんな話をしていましたが、思い描く未来を信じてしっかり張り続けられる経営者です。
ご存知の方も多いと思いますが、フィードフォースはデータフィード&テック領域ということもありアナグラムとも事業シナジーが大変強く、双方人柄も柔らかいメンバーが多く、文化も近いので相性は間違いないと確信してます。
ビジネスとは社会のバグを改善することであり、社会をより良くするものでなければなりません。私がしっかり稼いで、塚田さんが未来のものに投資し、今後も社会の役に立つ最高のサービス&プロダクトを作っていきたいと思ってますし、それらに関わる最高の人材を輩出していきたいと思ってます。こんな相性は他にないとも思ってます。
以上です。
本日よりアナグラムはフィードフォースグループになりますが、雇用の安定、給与、福利厚生、方針、ほとんど変わることはありませんし、私も経営を一生の仕事にするつもりですので、これまでより精力的に働いていきたいなと思ってます。
また、今回の私たちの取った選択がよくわからないという方々も多少なりいるだろうと思うのですが、それを数年後に覆すのが僕の仕事だと理解してます。
これからもよろしくお願いいたします。