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子育て勉強会のTERUさんとまたまた対談&パズルピースのお話。

2月よりSEM・おうちSEMを軸にした学び場「おうちSEM SQUARES」をオープンしてバタバタがさらに増し、私は毎日ほぼ溺れている状態ですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

そしてあっという間に新年度も始まってしまいました。
去年の春が過ぎたと思ったら、いつの間に・・・!

そんななか、子育て勉強会/幼児教育講師/子育ての引き出しpj主催者のTERUさんのYouTubeにまたまたお邪魔してきました。


今回は、動画のタイトルにもなっているように、ギフテッドの子育てや教育をとおして「これは良かったな。これは大事だったな」と私が感じたことをお話しました。

この10年はとにかくバタバタしており、子育てを振り返る余裕というのはありませんでしたから、今回きちんと振り返る機会をTERUさんにいただけて、とってもありがたかったな、と感謝しています。

詳しくは、ぜひぜひ動画を観ていただければ!と思います。

ちなみに動画内での「パズルピース」は、じつは学びの個性尊重プロジェクトの仲間と共有している考えかたです。発起人の上田志穂さんの記事「ラベルではなくニーズに応える学びの場を」にも書いてありますので、この機会に読んでいただければ嬉しいです。

じつは私は息子がギフテッド認定されてからしばらく、UConnで勉強するようになるまでの4年間ほど、ギフテッドというパズルピースにかなりこだわっていました。こだわっていたからこそ「本場の大学院」に進学したというのもあります。

でも進学した先ではまさにラベルではなく個人のニーズに応える重要性を説いていました。どの子にもニーズがあるというのが大前提で、例えば習得が速い子にはカリキュラム短縮という指導の個別化を行ったり、カリキュラム短縮したことで浮く時間を関心領域の深掘り研究(=タイプ3プロジェクト)にあてる学習の個性化を行ったり。

それでもニーズが満たされない子は学校外で学ぶ選択もあたりまえにできます。例えば地域の大学で研究生として学んだり、dual enrollment制度で大学の単位を履修したり。

また、社会情緒面でも、ラベルではなく個人のニーズに応えましょうという価値観がそこにはあたりまえのようにありました。例えばギフテッドの特性を持った子でもまったく問題なく学校生活を送れている子もいるし、いわゆる「定型発達」の子のなかにも困っている子はいる。だからこそ、そのときどきの個人のニーズを見ましょう、困っている子に必要なサポートや支援・配慮をしましょうという考えかたです。

診断はないけど凸凹がかなりある私のような「定型発達」の凹もあたりまえに理解され、共感され、サポートされたり配慮されたりします。

このように診断やラベルがなくても個人のニーズを尊重する世界がそこにはひろがっていたので、私は、ここではギフテッドのパズルピースにそこまでフォーカスしなくても大丈夫なんだ、安心なんだ、と一気に脱力してしまいました。これ以上傷つけられないように!と強固にしていたガードもそこでは必要ありませんでした。

改めて、どうしてパズルピースの一つにあそこまでフォーカスしてしまったんだろう?と今回考えてみたのですが、はじめは息子のトリセツのような感じでとにかく面白かったというのがあります。純粋に面白かったです。

もう一つ、こちらがきっと重要ですが、そのパズルピースをよく見ようともしないで否定されたり軽視されたりしたから、〇〇さんを〇〇さんたらしめるその一部を守るためにも固執してしまったのだと思います。在るモノを「ない」とされたり、誰かの主観で軽視されたり、違うモノとすり替えられたりするのは、そのパズルピースがなんであっても傷つきますよ。私は過敏なので、ものすごく傷つきます。

面白いことに、息子自身は自分のそのパズルピースについては「どうでもいい」と思っていることです。じつは私も「息子のギフテッドというパズルピース」に関しては今では結構どうでもいい(笑)というか、ほぼ重視していません。

でもそれは、その部分のニーズが今は満たされていて、フォーカスしなくても本人がじゅうぶんやっていけるからですし、今は違うパズルピースをどうにかしようと動いていかねばならないときだからでもあります。フォーカスがシフトしただけで、軽視しているわけではありません。

そんなわけで、動画内でもお話したように、私は個人のどんなピースも軽視したり存在していないかのように扱ったりはしたくないけども、ときには3歩も4歩も下がって、パズル全体を見てみることも必要だと思うし、自分にとって子育てしやすくなるヒントが見えやすくなるんじゃないかな?と思っているわけです。自分の満点とはほど遠い子育てを振り返って、自戒を込めて。

TERUさんの対話術が素晴らしくて、今回もとても心地良くお話することができました。動画編集も素晴らしく、私の話のポイントを視覚的にもわかりやすくまとめていただきました。ありがとうございました!

興味を持ってくださった方、ぜひぜひご覧になってください (^^)


【追伸】
前回の動画も置いておきます (^^)


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