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息子の米大学進学状況@New England。

この秋からアメリカ、マサチューセッツ州にある大学に進学する息子ですが、現時点では、進学はできても渡米は難しいようで、今後いったいどうなっていくのか、とにかく気になるところです。これは “外国人” である我々だけでなく、アメリカ在住の日本人やアメリカンの知人友人たちにとっても気を揉むところでありましょう。それぞれの大学からのアナウンスメントを今か今かと待っている微妙な状態が続いています。

と、そのようなことを子育てブログに書いていましたら、地域は違っても、大学の新年度の状況を知る上で参考になるという声をいただいたので、その参考になるかもしれない部分だけnoteにコピペしようと思いました。どなたかの参考になればいいんですけど。。

5月10日現在

2、3日前に、コネチカット大学から、コネチカット州のreopenの段階を踏まえてのストラテジーというのが送られてきました。これは州ごとに違うそうなので、これは面白い&マサチューセッツ州のが必要だわ、、、と思った次第。

(マサチューセッツは18日に州知事からアナウンスを出す予定のよう)

コネチカット州は、高等教育機関の再開に関しては、すべての大学を同時に再開するのは理にかなっていない故に段階ごとに順番に再開を始めていくようです。

まとめますと・・・

コミカレや専門など通学するタイプの高等教育機関は、ほかのビジネスと同時期に再開しても問題ないだろうと思われる。

しかし教室に入れる生徒の数を調整する必要はあるだろう。マスクやソーシャル・ディスタンシングなどはマスト。

寄宿学校(中高)と寮に住む学生が多い大学は、条件的に同じと考えてよいだろう。ルーム&バスルームをシェアし、皆でダイニングホールで食べるため、(要は寝食を共にするため)、集団感染を起こしやすい環境にある。再開時期や方法には気をつけねばならない。治療環境もしくは病院との連携も整えること。

結論から言うと、大学の規模によって柔軟にしていくべきだろう。UConnやYaleなどの研究機関と、学部だけの大学、小規模なリベラルアーツカレッジでは、やはり小規模な大学のほうが管理しやすいと考える。再開の決断は個々の大学に委ねられるが、小規模な大学は より再開しやすいと思われる。

又、都会にある大学と町にある大学では、近隣コミュニティと与え合う影響も違ってくるので、それも再開を考えるときの重要要素となる。

さらに学部生と院生/研究生では、フロリダや西海岸での件を見てもわかるように、(フロリダの件は有名だけど、西海岸で最近何かありましたっけ?)、成人としての責任感や熟度ならびに大学でのライフスタイルも違うので、そこも検討すべき要素となるだろう。

そして規模が大きくなればなるほど大学スタッフ(エセンシャルワーカーや教授など)も多くなることから、再開の仕方にも十分気をつけねばならない。とくに高齢の教授の授業はオンラインなど考慮すべきだろう。

徐々に生徒を(寮に)呼び戻す方法も考えられる。コミカレも含め、どの大学も、イン・パーソンとオンラインの同時進行授業(=ハイブリッド)が行えるよう常に柔軟であれるよう準備しておくこと。

イン・パーソンとオンラインのハイブリッド形式のインフラはマスト。

秋、冬に、第二波、第三波が起こり、再び急遽シャットダウンする可能性も否めないことから、大学側はオンライン・プラットフォームの充実を確保し、常に柔軟に創造的にマネージしていくこと。

マスクと手洗い、ソーシャル・ディスタンシングはマスト。クラスのサイズが100人を超える学部のクラスこそ(大概レクチャーなので)オンラインで良い。あるいは、部屋や担当講師に余裕があれば、分割して少人数にするのも可。

1日の終わりは必ず建物の消毒を行うこと。(←これはマンモス大学は大変だな、、、)

夏学期に学部生を呼んでトライアルを行ってみるのも手だ。学部生が成人としてのルールを守れるか、少人数で試験的に寄宿生活を行い、そこでの結果から秋学期再開方法を検討するのもあり。(←学部生、よっぽど信用されてないんですね。笑。でも学部生は寮生活で確かにはじけるので、大人達が心配するのは凄くよくわかります ^^; )(学部生をモルモットとして実験してみるのもよい、ということをimplyしているところが凄い)

以上

このようなことが18ページにわたって事細かく書かれていました。マサチューセッツ州がどのような内容のものを出してくるのか、今から非常に楽しみです。

今月に入ってから息子の大学も秋学期についての見込みを発表してきました。これによると、同じ敷地にある二年制高校のアカデミーおよびカレッジは、秋学期は今のところ再開するようですが、イン・パーソンか、オンラインか、もしくはその両方のハイブリッド形式か、現時点では未定。18日の州知事からのアナウンスメントが待たれます。

息子に限っていえば、ビザが取得できない限りはどちらにしても現地に行けないんですが、第二波、第三波を思うと、いくらビザが出てもやはり私は慎重になってしまいます。春学期(Spring 2021)ですら怖いくらい。

ハイブリッドにならないかなぁ・・・

5月20日現在

18日にマサチューセッツ州より今後の方針がアナウンスされました。我々家族に関係してくる高等教育のリオープンに関しては、現時点では以下のようになったようです。


Higher Education
Continue to move towards remote learning

With regard to higher education, the Department of Higher Education and DPH strongly recommend that colleges and universities, both public and private, continue to pursue strategies to reduce the need for students to be on campus, including suspending in-person classes and implementing institution-wide programs to shift to remote learning, technology enabled solutions, and other tools to allow students to successfully complete course and degree requirements. Institutions should also pursue strategies to reduce the need for faculty and staff to be on campus by maximizing remote work opportunities, while maintaining essential on-campus services, especially for residential students who cannot safely return home. Existing guidance is posted here and additional guidance will be forthcoming.
                          (Mass.govより抜粋


息子の大学は州の方針やガイドラインを参考にしながら秋学期の授業の方法を決めていくそうですが、20日現在ではまだアナウンスメントは出されていません。

大学近くにある(だが同カウンティではない)私の母校UMass Amherstは、秋学期は基本はオンラインで始めるようですが、イン・パーソンでないと難しい実験などは、なんとか方法を考え、キャンパスで行えるように今対策中だそうです。いずれにしてもオンライン/リモート方式から始め、様子を見ながらキャンパスで学ぶ生徒数を増やしていくという方針をとるようです。

ただUMassは総合大学かつ研究機関で、学生数もリベラルアーツカレッジである息子の大学とは比較になりません。小規模な私立のカレッジがどのように決定してくるのか、正直ドキドキしています。

UMassは州立なだけあって同州在住(もしくは近隣州)の学部生がやはり多いですが、息子の大学は全米で唯一の(寄宿かつ留学生も受け入れる)高校生のための早期大学というユニークなカレッジですから、生徒も18歳以下の未成年が多いですし、そのユニーク性を求めて全米各地/世界各国からやって来るため、第二波のことを考慮すると、やはりイン・パーソンとオンラインのハイブリッド形式にて新年度を始めるのかな、と妄想的希望を膨らませております。

もちろんコロナがなければ現地でカレッジライフをフルに経験してほしいですが、マサチューセッツ州はニューヨーク州、ニュージャージー州に次いで死亡者数が多い州なことから、命をかけさせてまで「今」日本から送り出す意味というか価値が私には感じられません。

やはり安全第一

で、新年度もなんとかリモートもしくはハイブリッドでお願いしますよ~!と叫びたいところであります。

大学はオープンするのは間違いないそうなので、あとは「どのように」を今話し合われているのでしょう。大学からファイナライズされたものが出たら、またnoteでもお知らせするかもしれません。

ではでは。


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