RPG MAKER WITH『日はまた昇る』制作発表会
2024年4月11日発売のRPGツクール最新作『RPG MAKER WITH』において、プレイステーション3とWiiのゲームハード戦争を追った『日はまた昇る』を制作します。
任天堂のスパイがソニー(SCE)に入社してプレステ陣営の動向を探るという、完全オリジナルストーリーとなっております。
制作までのいきさつ
物語の起点となるのは1999年、PS2が発表され、その成果を買われたプレステの生みの親・久夛良木さんが社長に就任、長崎県にプレステの生産拠点が出来た年です。
主人公は1999年にソニー入り、2000年の夏に東芝・IBMと接触、2001年3月にテキサス州オースティンで「CELL Broadband Engine(CELL)」の設計を開始し、2006年にPS3を発売、そこからPS4へとバトンタッチする2013年に至るまで、14年に渡って半導体事業に携わる事になります。
入社したての中途社員が、こんなとんとん拍子に出世するか?という疑問はさておいて、私が面白いと思ったのは、この3社協業のCELL開発のお話が、プロジェクトX的で激熱だったからです。
そこに任天堂のスパイを入れたらどうなるか?という着想は、RPGツクールDS(2010年)の頃からありました。
ですが、ツクールDSはクソゲーオブザイヤー2010にノミネートされたほどの致命的な容量不足&バグを抱えた問題作で、まさかの続編となるツクールDS+が発売されたほど。
その後の3DSで発売されたツクールフェスでも容量問題に引っかかり実現には至らず。
携帯機はダメだ!据え置き機でないと!
とかすかな望みを賭けたツクールMV Trinityでは、フリーズ&強制停止連発でついにクソゲーオブザイヤー2018大賞に輝いてしまいます。
そうです、ツクールの名を捨てたRPG MAKER WITHは、ツクラーにとっての最後の希望。
Withの体験版で冒険の舞台となる日本地図を作成したところ、使用した容量は256×256=65536で、全体容量の70/2048(3.4%)しか消費していない事が判明。
これならいける!
と判断して、制作発表にこぎつけた次第です。
登場人物
この作品はフィクションです。
実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
SCEおよび東芝セミコンダクターを、便宜上「ソニー」「東芝」と呼称。
タチバナ
スズキ
ジェームス
マスダ
画面は開発中のものです。
素材がしょぼいのでAmazon予約特典のキャラクター画像に差し替えます。
上から2番目のキャラが立ち絵だけあって戦闘画像が無いんだぜ…。
ストーリー
任天堂から命じられ、ソニーの中途採用試験を受ける所から始まります。
中途採用試験編
面接に必要な英語検定、半導体技術者検定を入手し、ソニーへ向かいます。
面接官はスズキ、主人公の上司になる人です。
中途採用試験に合格、1999年4月にソニーに入社します。
CELL開発編
ソニーに入社後すぐに新社長が就任、PS3の開発が始まります。
IBMでジェームスを、東芝でマスダを仲間に加えます。
成田空港(当時はまだ羽田国際線が無かった)からアメリカへ。
2001年、テキサス州オースティンでCELL開発がスタート。
といった流れ。
主人公・タチバナには「武器」がありません。
それをいかにして手に入れるか、そして史実として避けようのないソニーの負けイベント(社長退陣、長崎第2工場の売却)をいかにして乗り越えるかが、このお話のテーマです。
果たしてどんなお話になるのか、乞うご期待。