円香×にちかの現状について
1.はじめに
シャニマスにはたくさんのアイドル同士の組み合わせがあます。それぞれに物語性を見出しながらコンテンツを楽しんでいる方々も少なくないでしょう。樹里ちょこ、あさふゆ、とおまのetc……
その中で私が取り上げるのはまどにち、円香とにちかの組み合わせです。今回はこの二人の現状に関して自分なりに一度まとめてみようと思い、せっかくならnoteにしてしまおうということでこのような記事を書くに至りました。
2.ギンコ及び円香GRADのアイドルと七草にちか
【ギンコ・ビ・ローバ】にて初登場。「無能系アイドル」は円香自身のアイドルとしての在り方に多少なりとも影響を与えた者の一人でしょう。円香に励まされたり、憧れたり、嫌ったりと、単なるモブとして無視することはできないであろう存在です。この子はまあ、才能溢れる円香と比較し、自分自身は何もない、故にそれを武器にした「無能系アイドル」としてインパクトを与えていければ、みたいな提案をします。本気かどうか、恐らくはエンターテインメントのための誇張や勢いもあったとは思われますが、しかし円香はその提案を笑うことができませんでした。「あなたは、あなたのままで、間違っていない」と。
同様の言葉を七草にちかにも樋口円香は投げかけてくれるのではないでしょうか。今のままではダメだと、自身を卑下する彼女にも、根本的な解決にはならなくとも、心からの救いにはならなくとも、何かが変わるかもしれない一言をかけてくれるのではないでしょうか。
3.バカ―――――!!!!!
にちかはMorining⑭のコミュにて、オーディションが難しいという状況で鬱憤晴らしとし、壁に向かって「ばーかばーーーか あほまぬけーーーーー!!!!!」と叫び散らかします。無論、事務所にプロデューサしかいない状況で行われたものであろうことは想像に難くありません。どのアイドルの前でもこんな場面を見せることは普通ないでしょう。
しかし、円香とにちかのホーム会話にて、にちかの「ばかーーーーー!!!!!」をうっかり円香に見られてしまうという状況が描かれました。円香は「……どうぞご自由に」と澄ました顔で言いますが、しかしその後は微妙な空気が流れたんだろうということが容易に想像できます。このやり取りは、あまり仲が良いものとは捉えられないでしょう。
しかしどうでしょうか。にちかが裏で行っている、あまり他の人に知られたくない習慣をアイドルの中では円香だけが知っている。円香自身は、他人が無闇に人に知られたくないであろうことを流布するような人間ではありません。胸の内に秘めるでしょう。つまるところ彼女たちは「秘密を共有した」と捉えることができるのではないでしょうか。そしてこの秘密の共有はお互いの距離感を縮め、信頼関係を築いていく最初の一歩になり得るのではないでしょうか。
まあ、実際この「秘密の共有」による親愛度の上げ方は男女間で行われるものであり、秘密の共有自体に関しても自身から打ち明けるという形をとるべきで、うっかり事故で開示したもは単なる「弱み」です。円香と話すときにちかは「幼馴染間で私のこと話して笑ってるんじゃ……」とか考えちゃってるかもしれません。じゃあなんで話題に出した。 ただ、これをきっかけに円香がにちかを特別意識し、会話のきっかけになってくれるのではないかという期待はあります。どう会話を広げるかは神のみぞ知りますが。
4.にちかと円香の共通点
円香とにちかとの間には複数の共通点を見出すことができます。共通点が多いということは、感性が似ている、引いては相性が良いということを示す根拠の一端になるのではないでしょうか。よってここからは円香とにちかとの共通点をいくつか挙げていきたいと思います。
1.お笑いに関心がある
七草にちかの口癖の一つ、「ぴょぷぷー」は作中内のとある芸人さんのネタであることはよく知られています。Twitter企画でも誤爆してしまうくらいには彼女もそのフレーズを気に入っているのでしょう。本人が認めるか否かは置いておくとして。
樋口円香も同様、お笑いが好きなのではないかという説があります。【ピトス・エルピス】のコミュにて、朝からお笑いの番組を見ながら食事をしている点、また同番組内で繰り出された「きにーく、べろんちょ!」というネタに反応していることから、その深さまでは計り知れないが、しかし関心が全くないかと言えばそんなことはないでしょう。
いつかにちかの「ムキムキにちかー」で噴き出す円香のコミュが読めるかもしれません。
2.好物
樋口円香の好物と言えば、およそ半数以上の人間が「エビ」と答えるでしょう。桜エビやらエビのビスクやらエビグラタンやら。にちかは【浪漫キャメラ28号】のコミュでエビチリ味のソフトクリームを食べています。円香がエビ好きという情報を得ることができればエビチリソフトの話題で円香を釣ることができるかもしれません。
対して、七草にちかの好物とは何であるのか。【夜よこノ窓は塗らないデ】ではすき焼きが彼女の思い出の一品であることが言及されています。家族と囲んで卵を溶き、同じ鍋をつつくという温かい家庭の象徴として描かれていたそれを、にちかの好物としとらえても問題はないでしょう。
では、樋口円香はどうなのか。【Feb.】というコミュで以下のような場面が出てきます。
この反応からは特段、すき焼きへの好意を感じることは難しいかもしれません。しかし小糸が円香の晩御飯が「すき焼き」であるということを把握しているという点に焦点を当てると、このコミュの裏で小糸に「今日の晩御飯はすき焼きなのだ」とうきうきで報告する円香を想像することが出来ましょう。彼女もまた、すき焼きのことが好きなアイドルの一人なのです。
つまるところにちかと円香は「すき焼き好き」という点で一致していると言えるのです。(すき焼きが嫌いな人間がいるのかというツッコミはNG)
3.プロデューサー
283プロのプロデューサーは一人であり、各アイドルに登場するプロデューサーは皆同一人物であります(少なくとも私はそう考えています)が、しかしアイドルごとにかける言葉や対応は異なってきます。これは円香とにちかに対しても同様です。ただ、円香のLP、にちかのGRADを読み返すとそれぞれに繋がりがあるのではないかと考えることが可能でしょう。
プロデューサーはアイドルをプロデュースしていない。円香を、にちかをプロデュースしている。
このスタンスは円香からにちかに引き継がれているのではないでしょうか。GRADにちかの後に続く「箱の中身を見つける」の「箱」とは【ピトス・エルピス】にて登場する円香のオルゴール、円香の激情を閉じ込めていた「箱」に該当するものではないのか、円香はにちかの前を歩く先導者としてにちかを導いてくれる存在になりうるのではないのでしょうか。
まあ、真面目に考えましたら、円香の「箱」とにちかの「箱」は字面は同じでも指している性質は異なります。話半分冗談半分に留めておくのが吉でしょう。しかし前者の、プロデューサーの考え方、円香とにちかとの向き合い方は似通ったものがあるのは見て取れます。つまるところプロデューサーを間に挟んだまどにちと言えるのではないでしょうか。
4.アニバーサリー
誕生日を「アニバーサリー」と称する日本人は少なく、283アイドルもその例外ではないでしょう。しかし、その数少ないアイドルの中に属するものが二人ほどいます。にちかと円香です。
ちなみに他のアイドルの誕生日動画を全て確認しましたが、観測される範囲では(見落としが無ければ)この二人の他に「アニバーサリー」という単語を誕生日動画内で使っているアイドルはいませんでした。あのアルストロメリアでさえ使っていなかったのです。円香にちか、二人だけのアニバーサリーは高度な匂わせとして白昼堂々と行われていたのです。
5.相方
七草にちかの相方、緋田美琴は芸歴10年の24歳というベテラン選手です。故にそのダンスやパフォーマンスは人一倍目を見張るものがあります。283プロ内だけでなく、業界全体から見ても高水準の能力を持っているでしょう。紹介文では「一途でひたむきな美人」とあるため容姿も相当整っているると捉えられます。しかし反面、ステージ上以外ではポンコツ極まりありません。洗濯機を壊し、ケーキを爆発させ、自分の家電の通販を事務所宛にしてしまうような子です。恐らく「弱火で10分」のところを「じゃあ、強火で5分にすれば速く終わるね」とか言っちゃうタイプでしょう。
樋口円香の相方は、候補として三人ほど挙げられますが、そのうちの一人である浅倉透は非常に顔が良いです。とかく顔が良い。捕食者であり、美の化身であり、碧い風です。オーラで周りを丸ごと飲み込み、カメラを引き付けて離さない力を振りまくことができる彼女ですが、抜けている部分もあります。お菓子を奢ってやると言いながら財布を忘れていたり、楽屋に挨拶をしに行く司会者の名前を忘れていたり、仕事の予定を忘れてしまったり……。誰にも何も言わずどこかにフラッといなくなってしまうこともあります。そんな彼女を探し皆のもとに引っ張てくる役割は、およそ透の理解者たらんとしている円香が担っています。
これらの点から、円香とにちかとには「ちょっと抜けてる顔が良い相方がいる」という共通点を導き出すことができるでしょう。
こうして並べてみると透美琴も心なしか相方たちの雰囲気も似ているような気がしてきます。
6.SSRカードの構図
すごく似ています。
7.ガシャタイトルでの一言
好きです。こういうのが。
そしてとても似ています。フレーズが。
おわりに
ダラダラと書き連ねましたが、このnoteも関しましては、誰かに伝えるというよりかは、自身の考えをまとめようかなといった感じで書いておりますので、故にどこか読みにくい箇所があったかもしれません。あったら申し訳ございません。こちらの落ち度です。
また、本当はクリスマスコミュやバレンタインコミュについても触れたかったのですが、期間限定の有償コミュのお話をこのような場でしても良いのかと迷い、今回は省かせて頂きました。
あとはまあ、蛇足という名の独り言なのですが、このまとめは本来は2月頭くらいに描き終える予定だったのです。ただ、以前出たインタビュー記事にて、円香とにちかのライターさんが同じである説が濃厚となりました。同じライターさんが書いているなら、コミュが似通るというのも頷ける話です。円香とにちかの共通点を主につながりを示しましたが、これらもコミュが根拠のものはライターさんの癖であり、彼女ら自身を繋げる裏付けにはなりにくくなります。ただ、このまとめの大半はにちかと円香との共通点から成り立ってるため、この根拠を奪われるとどうしようもありません。もしやこの繋がり自体は幻覚だったんじゃないかと、円香とにちかとの間に交流はなかったのではないかと、記事作成の指針を失い、約1か月半の間放置していた次第でした。ただ、ライターさん云々を指しい引いても円香、にちか間にはなにかがあるんじゃないかな、と最近は思い直し始めたのでこのまとめに再度取り組み、一応形として残すことができました。今後ともこの二人については個人的に追い求め続けていきたい所存です。
ここまで読んでくださり本当にありがとうございました。
【オイサラバエル】【バグ・ル】が欲しいです。