経ゼミってどんなところ?~インター局から見る景色~
2024年12月上旬、今この記事を執筆している私、小林理乃が、新潟大学の経済ゼミナール協議会に所属している川田采音さんにインタビューをさせていただきました。経済ゼミナール協議会(略称:経ゼミ)とは、経済科学部のゼミ活動や、学生生活を応援するお仕事をしている組織です。そこには学内局・総務局・インター局の三つの局がありますが、中でも川田さんはインター局での活動に力を入れているとのことだったので、経ゼミ全体についてのお話に加え、インター局のお仕事について、また経ゼミが運営に携わっているインター大会についてのお話をたっぷり聞かせていただきました。
川田さんと経ゼミ
小林:川田さんが経ゼミに参加しようと思った理由を教えていただきたいです。
川田さん:はい、私は1年生の時に友人が経ゼミに入ってるっていうのを聞いて、そのときに経ゼミのことを知りました。1番の理由としては、経ゼミに入ったら焼肉とかやるよという話を聞いて、「焼肉行きたい!」と思ったからというのが理由です。
小林:そうなんですね。その焼肉のお話は誘われたときに言われたのですか。
川田さん:なぜその話になったのかはよく覚えてないんですけど、その友達が経ゼミに入ってるっていう話になって、「どんなところ?何してるの?」って聞いたら、打ち上げとかで焼肉行ったりしてて、そのお金も安いというか、結構経ゼミの方で持ってくれるみたいな感じの話を聞いて、「めっちゃ羨ましい。焼肉私も食べたい!」 と思って、経ゼミに入ったっていうのが1つの理由です。あともう1つの理由としては、経済科学部ってめっちゃ大きいじゃないですか。だから大人数の授業で、あまりクラスとかがないから、友達が少なくて。部活のメンバーと、一緒に授業受けてる数人の友達しかいなかったので、友達増やしたいなと思ったという理由があります。
小林:そうなんですね、良い理由ですね。実際に焼肉は行けましたか。
川田さん:行けましたよ。楽しかったです。あとはソフトボール大会が7月ぐらいにあって、それが経ゼミ主催なんですけど、それに参加する予定で、それの打ち上げで、焼肉も予定されてて。でも実際当日は雨が降って中止になって、打ち上げだけやりました。(笑)
小林:そうだったんですね、それもいいですね。
川田さん:はい、なので無事に食べることができてよかったです。
小林:それはよかったです。では川田さんが経ゼミに入って1番楽しかったことを教えてください。
川田さん:はい、やはり友達ができたことが1番楽しかったかなと思います。授業や部活以外で毎週集まるので、そこで友達と会えるっていうのは楽しいですね。あとそこでできた友達とプログラムが一緒だったりして、それ以降の授業を一緒に受けたりとかもできました。
小林:いいですね、授業一緒に受ける子いるだけで心強いですよね。
川田さん:結構1年生のときの友達だと、2年になるとプログラム別れちゃって、同じ授業をとることが減っちゃったので。そういうときは経ゼミの友達が同じ授業にいてくれて心強かったなと思います。あとは先輩から授業の雰囲気とかゼミ選択の流れとか、わからないことをたくさん教えてもらえるのですごく助かります。
小林:それはいいですね。私も以前ミーティングを見学させてもらったときも、学年関係なく、みんなが言いたいことを自由に発言できるような環境だったなと思ったので、そういう環境だと仲もすぐ深まるのかなって感じました。
川田さん:ありがとうございます。
小林:では次、経ゼミに入って1番大変だったことを教えてください。
川田さん:ほとんどないんですけど、毎週ミーティングがあって。そのミーティングも小林さんがおっしゃってた通り、結構自由な雰囲気だし、みんなで一緒にお菓子食べたりとかして楽しい感じなので、あまり苦労することはないんですけども、しいて言うなら、毎週ミーティングに行くのが面倒くさいっていうぐらいですかね。最近天気悪いから、もう面倒くさい。(笑)
小林:これから雪も降るし大変ですよね。(笑)毎週のミーティングでは、3つの局のリーダーみたいな人たちが活動報告をするという形でしたよね。
川田さん:そうですね、今は3年生の先輩方がそれぞれの局の補佐を務めてくれていて、経ゼミ全体の代表も3年生の先輩がやってくれています。そのミーティングのときは、 総務・学内・インターのそれぞれが報告しあって、そのときにやることがあれば全員で仕事をしたりしています。前やったのは、それぞれのゼミごとに配る就活系の資料みたいなものがあって、それをどのゼミに何部みたいに分ける作業とかもミーティングの中でやったりしました。
小林:そうだったんですね。そういう作業も経ゼミが行うんですね。
川田さん:ゼミの活動を支える委員会というか、活動してる団体なので、ゼミ関連のことは結構経ゼミが運営しています。
小林:へぇ、それは初めて知りました。そこまでしっかりゼミの活動を支えている団体なんですね。
川田さん:なので、ゼミ紹介も運営したりとかしています。あとゼミ対抗で色々なスポーツ大会が開かれているんですけど、それの運営も経ゼミが行っています。それこそ、さっき焼肉行ったときのソフトボール大会とか。あとこの間はバレーボール大会があって、それは私参加できなかったので運営はしてないんですけど、そういうのも経ゼミが行っています。
小林:そうなんですね。私が勝手に職員の人がやっていそうだなと思っていたお仕事も 経ゼミの方たちがやっているということで、すごい、縁の下の力持ちですね!
川田さん:そうですね。私も多分経ゼミに入ってなかったら、全く知らずに学校側がやってるんだなと思っていたと思うので。もっと経ゼミの存在を広めていきたいですね。
小林:そうですよね。ちなみにSNSとかは結構動いているんですか。
川田さん:はい、一応あります。そして頑張ろうとしてくれています。
小林:そうなんですね、私もチェックしてみます。
川田さん:ぜひお願いします!
川田さんとインター局~インター大会~
小林:事前にお話を聞いたときに、川田さんはインター局のお仕事に力入れているということだったので、インター局のお仕事の内容についてお聞きしたいです。
川田さん:はい、私が一応正式に所属してるのは学内局なんですけど、最近インター局の活動があって、それのお手伝いで私も行ったので、インター局について話そうと思います。全国の経ゼミの人たちが集まって研究発表する場をインター大会というのですが、今年は新潟大学のインター局がそのインター大会の予選を運営したという感じです。
小林:なるほど、じゃあ新潟大学は今までもそういうインター大会の予選の運営とかをされていたのですかね。
川田さん:していたみたいです。本当は色々な全国の経ゼミでまわして、その大会の仕事をするみたいなんですけど、 新潟大学の経ゼミが、他の大学のところに比べて人数が多めなので、運営を頼まれたという感じみたいです。
小林:なるほど、そうなんですね。やっぱり人数が多い方が運営も手が行き届くっていうのがあるんでしょうね。川田さんはちなみにどんなお仕事をされたのですか。
川田さん:インター大会の予選当日には、それぞれの経ゼミのメンバーがzoomのルームを立ち上げて、その中でその予選大会を行うっていう感じで、そこでの司会だったり、質疑応答を回したりだとかしていました。
小林:なるほど。これは経ゼミの方たちが主催となって行うということで、先生とか大人の方はあまり関与せずに、全部生徒たちでやっているのでしょうか。
川田さん:そうです、司会は全部生徒たちがやっていました。なんかテーマごとに研究発表の場があるんですけど、そのテーマごとにzoomのルームを立ち上げて、1人1人が担当してそれぞれの司会進行をしていたという感じです。
小林:なるほど、テーマごとに分かれているんですね。テーマってどんな感じで分かれてるんですか。
川田さん:分科会っていうのがあるんですけど、今回は分科会が9個あって、マーケティングとか労働問題、環境問題、社会問題、経営・国際経済、日本経済、地域経済とか、そんな感じでした。
小林:経済についてっていう軸はあるけど、その中でも色々なテーマがある感じですかね。
川田さん:そうですね。色々なテーマがあって、その中で各テーマ大体7チームから10チームぐらいですかね。それぞれゼミのチームが参加して、発表して、質疑応答して、その審査員の教授たちからコメントをもらってという感じでした。
小林:そうなんですね。ちなみに今回のインター大会の予選で、1番印象に残ったテーマの発表とかって覚えていますか。
川田さん:私、日本経済を担当していたんですけど、本当にテーマも様々で、結構審査員の方からも「なんでそのテーマをこの日本経済っていうテーマのこの分科会で発表したのか」って突っ込まれてるチームもあったりして、色々ありました。
小林:同じテーマでも色々な角度からの発表があったんですね。
川田さん:そうですね。中でも1番印象に残ったのは、なんか若者のIターンとか、どうしたら地方に就職してくれるかみたいな発表をした場所ですかね。
小林:それは興味深いですね。これもテーマで言うと地域経済ではなく日本経済?
川田さん:これも日本経済なんです。他の分科会は同時に進行してるんで、他の分科会でどんな研究発表がされていたのか、私はちょっとわからないんですけど、私が担当した日本経済の分科会中ではそういう発表もありました。
小林:面白いですね。ありがとうございます。では川田さんが思う、インター大会の見どころがあれば教えていただきたいです。
川田さん:見どころは、全国でこんなに色々な研究がこの大学で行われてるんだなっていうのを知れて興味深いですし、その地域ごとに自分たちの地域だとかについて研究してる人たちもいたので、ここが面白い見どころなのではないかと思います。あとは先生方からのコメントとかも勉強になりました。
小林:ありがとうございます。その評価する教授の方も全国から集まっているんですか。
川田さん:そうですね、新潟大学の先生もいらっしゃいましたよ!
小林:そうなんですね!なるほど。予選はzoomでの開催だったとのことですが、そのうち行われる本大会は皆さんがその会場に実際に行くという感じですか。
川田さん:おそらくそうだと思います。経ゼミからもその見学でインター局の人が何人か行くので。だから予選で審査されて評価が高かったチームが決勝に進んで、それで本大会が行われる感じですね。
小林:楽しみですね、どのチームが優勝するのか。本大会にもインター局の方は行かれるとのことですが、そこではまた司会とかされるのですか。
川田さん:それは多分そこまで司会とか主体となって運営ってわけじゃないと思うんですけど、本当に行くの数人なので。しかも確か本大会は他の経ゼミに担当があるみたいなのを聞いたので。
小林:そうなんですね。予選と本大会でまた担当っていうか、主体となって運営をする場所は違うんですね。
川田さん:多分違うんじゃないかと思います。
小林:なるほど。ありがとうございます。そのインター大会は予選1回と本大会1回で1年に2回合計で開催されるって感じですかね。
川田さん:おそらくそうだと思います。
小林:そうなんですね、私もいつか見てみたいです。
今回、川田さんからのお話を聞いて、経ゼミは経済科学部のゼミ活動をしっかりと支えてくれる存在であること、そしてインター大会は非常に興味深いイベントであることなど、多くのことを知ることができました。みなさんもぜひ、経ゼミのSNSを覗きに行ってみてはいかがでしょうか。
文 小林理乃
新潟大学経済科学部地域リーダープログラム2年(掲載時)
作成日 2025.1.24