【後編/地域リーダーへのインタビュー③】新潟市議会議員:小林弘樹さん ~地域への愛着を持ち、人との繋がりを大切にする地域リーダー~
【後編】
5.私なりの地域リーダー像の考察
今回のインタビューを通して、地域リーダーには2つの要素があると考えました。
1つ目は地域への愛着があることです。
地域リーダーとして行動するにあたって何の考えもなく行動する人はいません。「地域の為に、地域を良くしたい」そういった思いがあるはずであり、その考えが生まれる根本に地域への愛着があると考えています。もし愛着がなければ何のために地域を良くしたいのか分かりませんし、なぜそう思ったのかも説明できません。そもそも活動する理由すらも生まれないでしょう。この地域への愛着心が地域リーダーの大前提の要素であると考えています。
2つ目は人との繋がりを持ち、それを大切にすることです。
インタビューを通し、何かをする際に一人でできる事には限界があると感じました。小林さんは、Life-mag.では人との繋がりでインタビュー先が決まり、それが記事になっていき、議員としては地元との繋がりで選挙を乗り越え、地域住民との繋がりを活かしてそれを基に議会の場で発言されています。
このように小林さんは、一地域住民として/雑誌の編集者として/議員として多くの方と繋がりを持ち、それを大切にしながら活動されています。繋がりを持たない人は何をするにも人の力を借りられず、行動しようにも何もできないでしょう。人との繋がりを持ちそれを大切にする人には、いざという時に多くの人がいざという時に力を貸してくれる、そんなふうに感じました。
6.インタビューをやってみての気付き
小林さんのお話の中で、記事を書くためのインタビューに行く前の準備が大変だったとありました。
今回、私もインタビュー前に小林さんについて色々調べさせていただきました。その中で知りたいこと、疑問に思ったことを質問したわけですが、もしその調べがなければここまで多くの事を聞けなかったでしょうし、時間も多くかかってしまったと思います。
今まで私の中でインタビューはもっと簡単にできるものという考えがありましたが、下調べでインタビューが上手くいく/いかないがほぼ決まってしまうほど、下調べの大切さを実感しました。
インタビューという経験が少なかった私は、初めの頃は少し緊張と不安がありましたが、インタビューが進むにつれて時々笑いが起こる場面がありました。そうした雰囲気だと、よりお相手とも近くなれた感じもしましたし、リラックスして話を進められたように感じます。もしこれが終始堅い雰囲気だった場合、小林さんも話しづらかったでしょうし、話してくださる内容も違っていたかもしれません。
「インタビュー中の雰囲気は堅い方がいい」、そういった考えを持つ人も多いでしょうが、私は実際に経験してみて、両者が堅くならずリラックスできた環境だからこそ話せる内容が増え、インタビュー相手との距離も縮まるのではないかと考えました。
7.今後の自分に活かしたいこと
大学生になってから、私がグループのリーダーを務める新潟大学のダブルホーム活動、今回インタビューを行った課題演習の活動など、様々な場面で人と関わる機会が増え、その中で新たな繋がりも多く築かれ、その方々にお世話になることもありました。
今回のインタビューを通して人との繋がりを大切にすることの重要性に気付きましたが、今までの学生生活を振り返ると、それは自分が自然としてきたことでありながら、その重要性に気が付いていなかっただけではないかと感じます。それが重要だと気づいた今、これからは人との繋がりをより意識した活動を心掛けていこうと思います。
また、今後の学生生活・就職してからも、あらゆる課題に取り組む際は、今回学んだように一人でできる事には限界があると感じています。そうした際に人との繋がりの積み重ねを活かして課題を解決していきたいと考えています。
最後に、この記事を読んでくれた方が少しでも新しい学び、考え方を得ることができていたら幸いです。
■編集・執筆:金子 悠璃【2年(掲載時)】
■インタビュー:金子 悠璃、佐藤 翔太【3年(掲載時)】
(2名とも新潟大学経済科学部地域リーダープログラム所属)
(記事の前編・中編はこちら!)
【前編】
1.Life-mag.創刊前の小林さんについて
2.Life-mag.について
【中編】
3.新潟市議会議員としての活動について
4.小林さんの思う地域リーダー像について
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?