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【後編/地域リーダーへのインタビュー①】身寄りなし問題研究会:須貝秀昭さん 〜自分の『したい』が『誰かのために』〜

【後編】


3.大切にしていること【行動の原動力】

――ここまで身寄りなし問題と須貝様の取り組みについてお聞きしてきましたが、今度は須貝様ご自身についてお伺いさせていただきます。
ご自身の行動の原動力はなんだと思われますか?

須貝さん:
「楽しい」という感情でしょうか。そもそも何かしたいと思う根底には「楽しそう」と思う感情があるように思います。楽しいことだから頑張れるし、自分自身のためにもなると考えています。
少し質問の内容から離れるかもしれませんが、「仕事と生活の一体化」も目標の一つにしています。

――「仕事と生活の一体化」ですか。具体的にはどういうことなんでしょうか。

須貝さん:
仕事と生活を分けて考えず、それぞれがそれぞれの一部であるという認識のことでしょうか。
「仕事は生活のためにある。だから仕事は辛くても頑張る。」ということではなく、「仕事も私たちの人生の一部で、生活の一部である。だからこそ、仕事であっても『楽しむ』ことが必要」だと考えています。

――なるほど!何事であっても『楽しむ』ことを大事にしておられるのですね!
須貝さん、本日は貴重なお時間をありがとうございました!

須貝さん:
はい!ありがとうございました!

4.私の考える地域リーダーとは

  【自分の「したい」ことと「誰かのために」の共通部分】

さて、上記までは須貝さんとのインタビューをもとに、身寄りなし問題について、須貝さんご自身の生き方について、ご紹介しました。
あまり身近には感じていなかった身寄りなし問題への知見を深められたのは大変貴重な経験でした!!

ではここからは、本インタビューの最大の目的であった地域リーダーとは何かについて、私の考えを述べさせていただけたらと思います。

私の考える地域リーダーとは、、、
「自分の【したい!】と【誰かのために!】の共通部分で活躍されている方」と考えます!!

リーダーには様々な考えがあると思います。実力で引っ張っていくもの。圧倒的な指揮力でチームをまとめるもの。

そんな中でも地域リーダーは、自身の有する魅力で人を惹きつける存在に近いと考えています。いわゆる、カリスマというものです。そんな人の多くは、『誰かのために』という意識よりも、『自分の好きなことをやっている』が強い気がします。そんな姿に『楽しそう』であったり、『自分もこうなりたい』と思うからこそ、人はついていくのでしょう。

そういった意味で行動の根幹に自身の関心や好奇心があり、結果としてそれが人のためになっていることも地域リーダーの一つの定義と言えると考えます。

5.インタビューから得た経験と今後について

総評として、インタビュー自体はとても楽しかったです!!
ただ、『人と自然に会話を続けつつ、聞きたいことを聞く』ということは想像以上に難しかったです。
質問や会話を通して、その人について知るということは今後の人生においても重要なことだと思います。

皆さんも両親といった身近な方と普段しない話をすることで、その方の知らなかった一面を知ることができるでしょう!!

では、またの機会に!失礼しました〜。

■編集・執筆:伊藤 颯太【4年(掲載時)】        
■インタビュー:伊藤 颯太、佐藤 惇矢【2年(掲載時)】
(2名とも新潟大学経済科学部地域リーダープログラム所属)



(インタビューの前編はこちら!)
【前編】
1.活動の概要と解決したい問題【身寄りなし問題って何??】
2.その解決策とは【互助社会と教育】


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