とにかくゴリ押し ゲームサウンド環境整備
こんにちは エミシです。
今回は、とあるところで自分の環境を紹介するために作っていた原稿をnoteに写してみたいなと思った記事になります。
ちょっと唐突だったり端折っている部分が多いですがよろしくお願いします。
はじめに:誰にでも当てはまる「答え」はない
先に言っちゃうのですが、この記事を読んでも誰に対しても答えとなるようなものないです。
ただ、それでも色々とやってきたので振り返りということで書いています。
そもそもこの記事を書いたきっかけはちょっと特殊で
①とある縁でゲーム音楽関連で何かしらの発表をしたいな……となる
②発表のテーマで悩む
③デスク周りの環境構築をやっているタイミングだったので、ちょうどええやんと思いつく
って感じです。
物凄く平たく言うと「すっげぇ長い自分語り」です。
苦手な方はすいません。
多分長くなるんで、目次を置いときます。
結論だけ先に見たい人は飛ぶといいです。
ここからつらつらと書いていきます。
1.マジで最初の頃(小学生、中学生、高校生らへん)
ゲーム機/もしくは繋がってるそのものから音を聴く環境。
ちゃんと記憶があるのが、GBA(ウチはシルバーカラーのSP)とかだった時代。その後DSとか、Wiiとかを経てPSPやPS3も仲間に加わってきた記憶。ウチは年の離れた兄がいるので、PS系は兄が、任天堂系は私がというようなイメージでした。PS3もおさがりを誕生日プレゼントで貰いました。おさがりかよ!とは思うけど、そこでドラッグオンドラグーン3とかやれたのは嬉しかったなぁ……
ゲーム音楽の話で言うと、主には携帯機で、ポケモン(RSE、FRLG)すばらしきこのせかいとか、キングダムハーツCoMとか、おいでよどうぶつの森とかを聴いていた記憶がデカいです。自分の布団や居間のこたつとかでゴロゴロしながら遊んで、「あ~いいなぁ~~」ってなったらなんとか垂れ流せる場面を見つけてそれを聞きながら昼寝をする…… みたいなことを日常的にしてました。
そう書くと特殊な幼少期と言えるかもしれないですが、環境としては本当に普通で「ゲーム機から直接鳴ってる音」を聞いてました。
それと、家庭環境的に固定電話がなく携帯を常に持ち歩いていました。着メロでポケモン金銀の「戦闘!チャンピオン」を使っていた記憶があります。当時兄が怖かったんでたしか兄からのメールかなんかに設定してた。
あとは、兄貴の部屋から漏れ聞こえてくる「テレビゲームの音」もめちゃくちゃ聞いていて、心にかなり残っています。たぶんFF7とか、後に自分でやってドはまりした「グレゴリーホラーショーソウルコレクター」とかは絶対それが初見(初聴)。グレホラ移植頼みますカプコンさん!!!!
ちなみに、遊ばせてもらえなかったわけじゃなく、①兄貴も学校とか仕事とかで、夜にゲームをやっている。②私が夜更かしが出来ない環境(単純に早寝早起き型だった) ということで基本は聞くだけだったんですよねぇ……
あ、DQ8はメタルキング狩りとかやらされてた記憶もあるわ。
閑話休題
というわけで、この時代はゲーム機/テレビ から出る音を聴いていた感じです。もしかしたら兄貴の部屋から聞こえてるのは外付けのスピーカーとかだったかもしれないけど……
2.転機:上京&大学生
爆発。ゲーム好きの魂。
環境の変化がデカいのなんのって……色んなことがあったので一つずつ解説というの名の自分語りです。
①田舎から上京して、大都会に来た。
これは想像しやすい人も多いかもしれません。自分はまぁまぁ田舎に実家があり、さらに通っていた高校はそこからバスで片道1時間程度掛かる更なる田舎でした。(日に数本で、帰りの最終バスが18時台とかそんなとこ)
そんなところから、23区外ではありますが東京都に来たわけなんでまぁデカいわけですよ。ヨドバシカメラともここで出会いました。いつもお世話になっております。
元々まぁまぁ都会の地域で育ったり、現代のネット通販が充実した社会に慣れているとイメージしにくいかもしれませんが、とにかく東京はモノが手に入りやすい!週刊少年ジャンプは発売日に並ぶし、ゲームも発売日にあるし、同人ゲームもメロンブックスとかで新品が買える。てか上京した当日に布団が無くてそのへんのドンキホーテでちゃんとした寝袋買えたし……それがなんと「車」が無くても出来るんですよ!?スゲー!!!!!!?
あ、あとテレビのチャンネルがちゃんと12チャンネル映ります。上京前は4,5チャンネルくらいだったはず……
②自分の部屋が出来た
ワンルーム。8畳あったっけ?くらい。
それでも自分の好きにしていい空間があると、モノとか増えるよね……
③インターネット(光回線)に繋がるようになった。
実家にはネット環境(光回線)がありません。(現在進行形)
一時期はあったんですが兄貴が個人契約していて、独り立ちをしたタイミングで無くなりました。その時WiiのWiiウェアソフトとかは遊べた記憶。
ということで、上京してから私の本格的なネットライフが始まりました!ただ、ADSLだったんすよね……上京当時は全然知識がなかったな……
④ガラケーからスマホになった。
正確には上京直前、なんと卒業式の日の帰りにスマホに変えました。確かgalaxy note3だったかな。それまではガラケーの2分刻みとかでしか見れない仕様の中、ニコニコ動画を見ていた記憶。
⑤パソコンが来た!
Dynabook のテレビ機能もある一体型を買いました。
元々、PS3とかも持っていくつもりだったのと、まぁテレビしか受動的な娯楽のイメージがなかったんですよね。
ちなみに、大学が進むにつれてDynabookのノートパソコンも買い足しました。steamとの出会いもこの時期でした。
あとキャプチャーボードを導入して実況録ったりしてましたね(黒歴史)
ということで、上京&大学生という環境の変化は大きかったです。
サウンド環境という点だと、パソコンやスマホなどの「ゲーム機以外」で聴くことも多くなってきたので、必然的にイヤホン/ヘッドホンを使うことが増えました。そうすると自然とゲーム機でもイヤホンを使うようになりました。
思い出深いのは、PS4で出た「P.T」というホラゲをSONYのMDR-1Aで聴きながらやって無事トラウマになりました。当時の部屋からトイレとかある廊下に出るための扉があるんですがもうそこを開けるのが怖くて怖くて……
あれは「サウンド環境による違い」を強く感じた例ですね。ヘッドホンじゃなければあそこまで恐怖を感じることはなかったかと思います。
ホラゲ好きだけどちゃんと怖いんだよ……
ちなみに、PS4、PS5はコントローラーにイヤホン端子がついているので気軽に有線ヘッドホンとかを使えます。便利です。※設定は必要。
3.転機2:就職&引っ越し (ここから環境の話が本格化します)
~スピーカーとキャプチャーボードの導入~
まぁ、転機としてはわかりやすいですよね。就職。中でも大きな変化は引っ越しでした。
引っ越し先は角部屋で、かつ上下左右にも入居者が居ない物件でした。それもあってか、それまでよりもグレードの高いスピーカーを買ってみたりして「空間に音を広げる」というようなことを多くするようになりました。
また、このタイミングでネット環境を見直して、ADSLから脱却しました。そのおかげでかなり速度も出るようになり、配信やネット通話などが本格化していきます。
その時の環境はこんな感じ
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青の線 ⇒ 映像の流れ
赤の線 ⇒ 音の流れ
紫の線 ⇒ 映像+音の流れ
で、多くの人は必要ではないだろうキャプチャーボード関係を除くとこう ↓
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単純に、スピーカーを導入した感じです。
これだけならまぁ誰でもわかりやすいと思います。
4.デスクがめちゃでかくなった
その後、ちょっとしてからデスクがかなり広くなりました。
横幅 60cm 奥行 30cm
↓
横幅 120cm 奥行 55cm
このおかげでめちゃくちゃに自由度が上がりました。
5.サウンドバーが登場(福袋)
これがまたゲームサウンド人生を変えたかもしれない出会いでした。この頃だとそこまで高額(学生&奨学金返済社会人として)な音響機材は使っていないし、そもそも知識もあるわけではない状態だったので、ほぼほぼ憧れとか興味だけで「某家電量販店の福袋」の抽選に申し込んだわけです。
で、そこで「DENON」のサウンドバーが当たりました。これで家庭でも良いスピーカー環境で音を聴くことの良さを再認識。
5.複雑化する環境
ここで、ちょっと環境が複雑化します。
その主な原因は「スプラトゥーンでの通話プレイ」の急増です。
単純にスプラトゥーンでの通話プレイが増えただけといえばそうなのですが、それまでメインで使用していたヘッドセットのマイク入力音が小さい問題が発生しました。
色々と悩んだ結果、外付けマイクを買うことになりました。
そのマイクは単一指向性と言って「マイクが向いている方向の音」をメインで拾ってくれるものですが、コンデンサータイプだったのでそれでも感度がめちゃくちゃ高いんですよね。
そうすると、スピーカーとかで音を聴いていると通話先に音が入ってしまいます。実際はまぁ、ちょっと聞こえるかな……?くらいなんですがゲームによったりその日のマイク位置だったりでかなり入ったりで一度気になるとまぁまぁ煩わしい。
そしてキモなのが、当時メインでやっていたのが「スプラトゥーン」という音を聴くのがめちゃ大事なゲームというところなんですよね。
ということで、シンプルに「聴く=ヘッドホン」「通話=外付けマイク」という形にしたい!となったのですが……ここで問題が発生します。
それは「通話の音」と「ゲームの音」を同時に聴きたい!!
という欲求です。
既にキャプチャーボードの導入は済んでいたので、PC上でゲーム音も聴くことも出来るのですが、そこはどうしても遅延が発生してしまうためスプラトゥーンには厳しい……
ということで
6. Mix Amp の導入(ゲーム音とPC音声のミックス)
当時はあまり安価なミックス機器も見当たらず、かつシンプルなものが少なかったので、ほぼこれ一択でした。(ちょうど新型が出たあたりだった)
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知識や、予算があればもっといいもの(広義)が手に入ると思いますがオーディオ好きの「コスパがいい」はあんまり信用しない方がいいです。普通にめちゃ高いです。※自戒
で、そもそもこのような機器はどんなことが出来るのかというと
「ゲーム機などの音」と「PCなどの音」を一つにまとめて出力することが出来るデバイスです。
これがまさに私の『「通話の音」と「ゲームの音」を同時に聴きたい!!』を叶えるものだったわけです。
また、ゲーム機向けとされているものに限らず、このようなミキサーと呼ばれるデバイスは「入ってくる音」の音量を個別で調整できます。
スプラトゥーンをしながら通話中
①スプラの音が小さいな……
⇒スプラの音だけを大きくする
②通話の音が小さいな
⇒通話の音だけを大きくする
というような感じです。
そしてそれが手元のツマミで簡単に操作できるんだから最高です。
試合が始まってから「なんか音量おかしいな」とか思ったらすぐ調整できるのが最高。
7.「スピーカー」と「ヘッドホン」切り替えめんどくさい問題
前項までで、ゲーム環境は最強になったぜ!!と思いきや人間の欲望はとどまることを知らないんですよね。
というのも、このミキサーはあくまで「PCの音」と「ゲームの音」をミックスしてくれるだけで、複数機器への出力には対応していません。
そうすると、ヘッドホンにミキサーを繋いでいる時に、別で接続しているスピーカーから音を出したい時は、いちいち線を抜き差しするとかが必要です。
大した手間じゃないだろ?って思うかもしれませんが、ヘッドホンコネクタとかの端子って、頻繁に抜き差しすると劣化しやすかったり、ミスるとブツッッッ!!!!とか不快な音が鳴ったり、下手したら壊れたりします。
てかね、切り替えられたらなぁ……って一回思いついちゃうと、気になりまくるんですよね。これが。
8.力技で解決 (オーディオ分配機の導入)
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ということで、力技で解決しました。
それがオーディオ分配機の導入です。実は一度失敗して買い替えているのでここには買い替え後のものを記載します。
これを使えば、MIX AMPで好みの音量にしたものを複数のデバイスに分配することが出来ます。(劣化はします)
ちなみに、もっと安い商品でこういうの(下記)もありますが、仕組み上、元の音量から極端に下がってしまいます。(詳細割愛)
なので、上記のPH04のように、音を増幅させる機能があるやつの方が望ましいと思います。
※無理やり上げるとノイズとかのデメリットもあります。
ということで、この機材を導入したことにより、ついに私は手に入れたのです。
「スピーカー」と「ヘッドホン(有線)」と「ヘッドホン(無線)」と「Bluetoothイヤホン/ヘッドホン」を常に繋ぐ環境を……
Bluetoothの送信機はコレを使ってます。
結論:音質も大事だが、どんな感じで生活したいかのビジョンが大事
色々書いてきましたが、これに尽きるかなと思います。
音質を最優先にする場合、私のような環境はあまり推奨されるようなものじゃないです。とにかく無理やり継ぎ接ぎで作成しているので。
でも、今実際にこの環境で運用していて「便利さ」に関してはまぁ満足かなぁくらいになっているのでOKです。
なんか歯切れが悪い気がしますよね?
そうなんです。正直なところ、こうやって書いてきても
「これだ!」と思うような形は見えてないです。
何でかって言うと、今現在はある程度満足していて
その利便性を拡張するくらいのことしか考えられていないからですね。
初めてキャプボやHDMIスプリッターや光出力分離とかを知った時のような
「これなら、こういうことも出来てめちゃ便利なのでは!??」みたいなことが最近はあんまりないんですよね…… ちょっと寂しいけど仕方ない。
またなにか書きたくなったら書きますね。それでは~