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【基礎用語解説】電子回路(集積回路)
電子回路(Electric Circuit)はウェハー上にトランジスタやダイオードなどの半導体素子を形成して、それらが持つ単純な機能を組み合わせることでより高度な機能を発現可能な電気回路です。
定義上は電子回路の方が広い意味を持ちますが、半導体分野に限れば集積回路(Integrated Circuit: IC)もほぼ同じ意味で使われていますので、特に断らない限り電子回路=集積回路として捉えて頂いて問題ないです。
集積回路に含まれる半導体素子の数が増えるほどに、その機能は高度になります。したがって、含まれる半導体素子の数によって名前が変わります。
小規模集積回路(SSI):100個未満
中規模集積回路(MSI):100個~1000個
大規模集積回路(LSI):1000個~10万個
超大規模集積回路(VLSI):10万個~1000万個
超々大規模集積回路(ULSI):1000万個以上
ここでSIとはScale Integrationの略です。個人的にはICにした方が分かりやすかったのにと思います。SIの前にSmall、Medium、Large、Very Large、Ultra Largeを付けることで、半導体素子の数を表しています。
ただ、今日ではLSI以下の集積度の集積回路は見かけないこと、呼び方を変える素子数の閾値があいまいなこと、またVLSI以上も単にLSIと呼ばれているので、集積度には関わらず全てLSIと表記されていることが多いです。
参考文献
LSIとは 「大規模集積回路」 (Large Scale Integration): - IT用語辞典バイナリ (sophia-it.com)
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