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いま部下が辞めたらヤバイ。そんな上司の皆さん、解決策はここにあるかも📚
みなさんこんにちは、最近読んだ、 「離職防止の教科書: いま部下が辞めたらヤバいかも…と一度でも思ったら読む 人手不足対策の決定版」という本が面白かったので、その感想を共有したいと思います💡
働き手が減るこれからの時代は、ひとりも辞めないチームが、結局いちばん強くなります。だからこそ「部下を辞めさせない上司」の市場価値は、今後ますます高まっていくのです。
自分はまだまだ若手なのですが、この本の内容に対して、
あ~たしかにこれならこの会社に残ろうと思えるかも
と共感する部分がありました!
この記事では、いくつか重要と感じた部分をPickupして紹介したいと思います。
部下が辞めていく本当の理由とは?
テレビには転職関連のCMが頻繁に流れ、部下のスマートフォンには転職サイトの広告や好待遇の募集広告が絶えず表示され、人材紹介会社からはメールが届き、さまざまな形で転職の誘惑がつきまといます。
そして、退職代行会社に依頼すれば、ストレスなく、簡単に辞められる。
そんな状況にある部下の離職を防ぎ、一人前に育て、会社の成長につなげることが、今の現場の上司には求められています。
しかし、「どう対処していいかわからない」「思いがけない理由で部下が辞めていく」という声が後を絶ちません。
こういった状況に対応するには、「離職の心理」について理解する必要があります。なぜなら、離職の背景には離職を決意させた心理的要因があるからです。
本書の頭には、実際に部下が辞めていった上司のリアルな言葉がいくつも綴られています。そのいくつかを抜粋しておきます。
「最近の若手は叱ったらすぐ辞めるから叱るなと会社から指示がありました。だから遅刻しようがミスしようが叱らないようにしてます。そしたら若手の勤務態度がどんどん悪くなってます。このままだとこの会社、だめになりますよ」
「部下がやりがいを感じないと言って辞めました。彼には重要な案件も任せて、結果も残してたのでやりがいを感じてると思ってました。やりがいって何でしょうか」
「若い人はストレスに弱いというから仕事の負担を軽くしたら、『この会社はぬるい』と言って若手が辞めました。私はどうすれば良かったんですか」
「仕事がよくできるから部下を昇進させたんです。そしたら辞めたいと言ってきたので、慌てて理由を聞いたら、『昇進したくなかったです』と言われ、そのまま辞めていきました。せっかく給料も上がったのに、わけがわかりません」
これまで、管理職を目指して仕事一本で働いてきた40~50代には理解出来ない20代の若手の考え方に苦しんでいるように見えますね。
このような若手の考え方を理解するために、本書では、9つのタイプに分けることを提案しています。
年代別、意欲・能力別、部下の9タイプ
部下は会社や上司に対して、さまざまなニーズを抱いています。そのニーズが満たされず、今後も満たされないだろうと確信したとき、離職を決意します。
また、そのニーズは部下の年代や意欲・能力の状況によって異なります。そのため、本書では年代と意欲・能力の状況別に部下のタイプを9つに分け、そのタイプごとに離職の心理と対応を教えてくれています。
例えば、以下のようなタイプがあります。
新人若手・上位【ホープ】の特徴
・向上心が高く、仕事に対する意欲も旺盛
・成長欲求が強いため、成長欲求が満たされないことによる離職が多い
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新人若手・中位【ルーキー】の特徴
・上司から叱られたり、お客様からクレームを言われたりして心が折れて辞めるのが典型的な離職のケース
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中間世代・上位【エリート】の特徴
・十分な経験を積み、意欲や能力が高く、トップクラスの成果を上げる
・自分の市場価値の高さに自信がある
・独立をしやすい業界では独立の意向が強い人も
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この他にも、以下のような現実味溢れるタイプが設定されています。
新人若手・下位【問題児】
中間世代・中位【現場牽引者】
中間世代・下位【未開花者】
年長世代・上位【経営幹部】
年長世代・中位【中間管理職】
年長世代・下位【窓際社員】
本書では上記のような9つのタイプに基づいて、部下がどのようなニーズを抱き、そのニーズにどう対応すれば離職を防げるのかを、現場の事例を交え、体系的に教えてくれます。
関連書籍
本書以外にも、若手社員の考え方の理解や、チームビルディングなど、比較的キャリアの浅いマネージャー向けに以下のような参考書がおすすめされています。
まとめ
人材不足が問題化している現代において、部下が辞めない上司が一番強いチームを作ることが出来ます。
退職を防ぐためには、部下のタイプを正確に見極めて、適切な対処を行うことが求められます。本書は若手の退職に悩んでいる管理職や人事部署の方にピッタリだと思います。
退職されてからでは遅いので、予防策を打つ意味でも一度手に取ってみてはいかがでしょうか?
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう。それでは!
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