ギャグマンガ・4コママンガ千冊 8〜22冊目 『ギャグマンガ日和』 全15巻
これまたもう読み終わっているので、後から書いています。
『ギャグマンガ日和』増田こうすけ を読んだ。高校生の頃、同級生がこれを集めていて、そいつの家へ遊びに行く度に読んだ思い出がある。天才ピアニスト銀河進と暗黒王ジョンは一体どうなってしまうのか、そればかり気にしていた記憶がある。それは結局、最後までわからなかった。
さまざまな歴史上の人物が登場して面白おかしい話が展開される。
松尾芭蕉が登場して、お供の者にいじめられるのだが、いじめられるべくしていじめられるので、可哀想に見えない。芭蕉にはキモウザという言葉が似合う。とにかく、ウザくて笑ってしまう。「いやいや・・・」と言いたくなる。芭蕉には、冷静なツッコミと冷たいイジりをする曽良というお供が付いている。私の好みでは、ツッコミ役が冷めている感じよりも、喜怒哀楽の、特に怒をしっかり表すツッコミ役のほうが好きなんだけど、芭蕉がうざすぎるからこれくらい冷めているのがちょうどいいのかもしれない。
なにより注目すべきシリーズは、”名探偵うさみちゃん”だろう。毎回、尋常ではない眼力を持つうさみちゃんが名推理で事件を解決へと導くのだが、そこに登場するクマ吉がキモ過ぎて面白い。彼の言い訳は天下一品なので、一聴してみてほしい。それを聴くためだけに、このマンガを読んでみるべきだ。
なんだか、高校生の頃読んだ時よりも、読んで笑えた気がする。古本屋で見かけ、衝動買いして良かった。