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本屋の店頭で一目惚れした本3選
本屋に行く前に買う本をほぼ決めている僕だが(てゆーか、そもそもAマゾンでの古本買いが基本だ)、たまーに店先で出会って、見初めて買う本がある。
宮本輝「青が散る」上下巻(新潮文庫)は70年代の新設大学が舞台の青春小説で、移転4年目の大学に通っていた自分と重なる。僕がよく遊んだ阪急東通商店街なども普通に出て来て、登場人物たちが他人の気がしない。この書き込みのバナー写真は女優の提坂笑加さん、主人公燎平が一目惚れするツンデレ大学生、夏子は僕にとってはこのひとのイメージだった。
旅行中に南宮崎駅前の本屋で平積みしてあるのを見つけたのが有川浩「阪急電車」(幻冬舎文庫)だ。僕が慣れ親しんだ阪急今津線の各駅ごとが舞台というニクイ構成。
乃木坂46の各メンバーをカバーにした光文社文庫のキャンペーン「乃木坂文庫」で、齋藤飛鳥さんの表紙だったのでジャケ買いしたのが誉田哲也「疾風ガール」(光文社文庫)。ギタリストが主人公だがサスペンス仕立て、さすが誉田哲也と唸らせる構成だった。