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メルパルクでも、ある意味無観客 だった
フラサークル・ピリアロハの舞台を観た(慶應義塾大学 ・三田祭、11/23月祝)。
今年の三田祭のステージ企画は、全てYouTubeによるライヴ配信になった。観ている僕たちは自宅に居ながらにして様々な演目を楽しめて便利だった。ところが、演る方は反応のない無人の観客席を前にして踊ったり歌ったりしなければならない、これはたぶん想像以上にキツイ。しかしフラガールたちは、まるでそこにいる客にふりまくかのような笑顔で踊った。踊りがそのまま言葉になっているフラらしさを、ここぞと発揮したわけだ。
今年3月の卒業生が1人、僕が昨年度コーディネイトした神奈川県の高校の「校内居場所カフェ」に参加していて、その娘がこのサークルに所属していたご縁で、今年の2月には定期発表会も観に行った。今年度僕と一緒に活動している現・3年生の娘もたまたまこのサークルに入っていて、オンラインながら彼女の踊りも観ることができて、本当によかった。
彼女たちは、撮影しているカメラの向こうに、コンピュータ画面を見つめる僕たちの姿を思い浮かべて踊りきったのだろう。そう言えば、2004年秋の "Tango Libertad" @芝メルパルクホール、どアタマにアダジオ商会 で踊ったときは、客席が真っ暗でどれくらいの人数がいるのか全くわからず、そこにお客さんの存在を感じて演るしかなかった、それに近いのかも知れない。