見出し画像

# 6 ゴノとイパのお話し

ラクエンという宿をやっていた頃の話です。

ラクエンスタッフはみんな地元グルプックの人達で、最初のスタッフは、確か、マネージャー的な仕事をしていたカリアディが募集をかけて見つけてきた人たちだったような?
(当時、私は、英語しかできなかったので、英語ができるカリアディに実務を全部、任せてました。)

で。

初期の頃から私の秘書みたいな感じでよく働いてくれていたのがイパという女の子。

地味だけど、まじめで、英語もできたし、信頼して、後に経理なども一切任せてました。

で、これまた、初期の頃からサーフガイドとして働いていたゴノ。

他にもゴノと同世代の16歳くらいの男の子数名がガイド兼ラクエンのライダーとして仲良くしており、バリやスンバワのグロメッツのサーフィン大会に遠征に出たりしてました。

で。

当時、イパが子供達数名が写った遠征写真を欲しがったので、へぇ〜好きな子でもいるのかな?と微笑ましく眺めてたのですが、本命が誰なのかは、その頃は、解んなかったのです。

で。

一番しっかり者だったゴノは、見事に初回のバリ遠征で3位入賞。

ラクエン期待のホープだったのだけど、スンバワ遠征では、女の子のナンパに走り、あえなく一回戦敗退。😅

背が高くて見栄えのする子だったので、まあ、年頃だし、何事も経験!とか思ってたら。

なんと!
ラクエンゲストの日本人のイケイケギャルと付き合いだした。😱

え〜よりにも寄って、なんで、あんな女と!
しかも、私が同じ敷地内に住んでるのに、部屋にゴノ、連れ込んでるし・・・。

あ〜あと、思いつつも、まあ、これも、経験か・・と、見守っていた母私。😅

で。

ゴノ君、その日本人彼女に、ボートやバイクを買ってもらい、バリ旅行にも連れて行ってもらったり、バブリーっぷりが続くも。

ある日、突然、その彼女と別れ、イパと結婚しちゃったのでした。

(ロンボクの田舎地区では、泥棒結婚が通常で、ある日突然、嫁さん候補を泥棒してきて、一泊させ、翌日、嫁さん一家が、やってきて、結納金いくらとか、結婚式の日取りとか相談するのです。で、基本、泥棒は、誰にも知られずに決行されるので、みんな電撃結婚です。笑)

で、まさかのイパ!だったのだけど。

まあ、仕事できるいい子だし、あんなチャラ女じゃぁないくて、ホント、良かったわ〜と全面的に二人を応援し、結婚式の段取りなどいろいろ手伝うも。

その元彼女が「ゴノのことを結婚詐欺」とかなんとか、騒いでました。😅

後にゴノに聞いたところによると、その30過ぎの元彼女に結婚を迫られ、焦って周りの女の子に「結婚して!」と口説いて回ったら、イパだけ、オッケーで、速攻結婚したらしい。

おいおい・・ゴノ君。

でも、イパとしては、ずっとゴノのことが好きだったみたいなので、ま、結果オーライってことで、すぐに子供も生まれ、幸せそうではありました。

が、しかし。

内に溜め込む性質のイパさん。

ずいぶんたってから、気づいたのだけれど。
ず〜っと私に嫉妬してたみたいです。

ゴノと私は、霊的な繋がりも強いみたいで、ツーカーでお互いの気持ちが解るというか。ゴノも良き相談相手として、なんでも私に素直に話てくれていたので。

確かにイパとゴノよりも「近しい関係」ではあったと思います。

でも、私が好きだったのは、別の子で、ゴノには全く異性としての興味はなかったのだけどね。

で。

なぜか、イパの嫉妬がエスカレートし、その念が飛んできて、眉間に刺激を感じたり、頭が痛くなったりと、サイキックアタック化してきたので、こりゃ、イパのためにもよろしない〜と、話ししたのですよ。

そしたら、なんと、ラクエン勤めだした頃から、私に嫉妬してたらしく。
おいおい・・イパさん・・でありました。

で。

なんと!

イパがあんまり嫉妬するもんだから、それが具現化しちゃって、私が他の男の子と結婚、離婚で、いろいろあって、バリに滞在してた時にゴノから電話がかかってきて。

「愛してる」とか云うのです。

年上の日本人とつきあったのも、年上のイパと結婚したのも、全て、ルリコを理解するためだった!とか云うのです。

え?とか思いつつも、私も離婚後で、疲れ果ててたので。
昔から知ってる長男ゴノに打ち明けられたら、女心が動いちゃう。笑

じゃあ、とにかく、逢いましょう〜ってことで、フェリーでバリから戻り、迎えに来てくれたゴノと弟。

おい、お前、一人じゃぁ怖くて弟連れてくるとは。😅

結局、電話では強気だったゴノ君、すっかり怖じ気づいて、イパの嫉妬にびびりまくりで、浮気不成立。笑

で、私としても、弱気になって、ラクエンから逃げてた時だったので、呼び戻してくれてありがと〜って感じ。

その後、いろいろスタッフ間の問題などもあって、イパもゴノもラクエン辞めて、スタッフ総入れ替えになってから、ラクエンはすっかり落ち着き、新スタッフに現場を任せ、私はインドネシア探求の旅に出歩くようになったのでした。

ゴノとイパも、普通に幸せそうに暮らしてました。

が、しかし。

それからはや10年。

私が栃木に住んでた頃に、ゴノが腎臓だかの病気で入院したことを当時のラクエンリピーターさんから聞き。

え?まじ?とFBのメッセンジャー経由で連絡とるも。

写真に死相が出ており、あ〜もう、ダメかもなぁ〜と思ってたら、しばらくして訃報が入りました。

ゴノ自身の解析によると、どうも、授かった次男が生後2週間くらいで亡くなり。
以来、ゴノ自身も気力を失い病気になっちゃったみたいです。

「これは、より良い人になるためのチョバアン(お試し)」と云ってましたが。

亡くなってからFBでゴノの功績を誉め称える世界中のゲストからの賞賛の嵐!

レジェンドゴノ!と、すごかったです。

ああ、ゴノ君、ホント「よりよき人になったねぇ〜」と妙に感慨深いものがありました。

で、びっくりだったのが、常々自分の気持ちを表に出さなかったイパがFBにゴノへの愛を綴りはじめたのでした。

おいおい、イパさん、そういうことは、生きてる間に本人に云わなきゃダメやん・・でしたが、数ヶ月、痛ましい姿をさらけ出してました。

ゴノもそんなイパの姿をあっちから眺めて、かなり驚いていたみたいで、うへ〜とか反応してました。

で、ある日、瞑想中にゴノが私の中に入ってきて、統合したような感覚があり。

そっか、私たちは、やっぱり、分霊だったんだね。
少し休んで、また、どっかに生まれ変わってきたらいいよ〜って感じ。

その後、元スタッフからイパがシンガポールに出稼ぎに出たと聞き。

通常、グルプックの女の子の出稼ぎ先はアラブなので、へぇ〜シンガポール。

元々頭もいい子だし、まじめだし、心機一転いいかもね〜って感じでした。

今は10歳くらいになった長男は、親族に預けての出稼ぎだけど。
元々生まれた時から自立した大人な感じの子だったので、別に両親身近にいなくても、あの子だったら、大丈夫だろうな!と。

しかし。

ゴノ君、自分の両親が離婚して、子供の頃、すごく辛く悲しい思いをしたので、自分は絶対離婚しない!と云ってましたが。

借金残して、早々に他界って・・。

でも、サーフィンでいつもフィニッシュが決まらなかったゴノ。

最後にレジェンド賞賛バッチリ決まって良かったね!って感じでもあり。

しばらくしてから。

あ〜なんか、これも、一種のカルマ的な話なのかもなぁ〜と思ったのでした。

実は、私がウツで過呼吸になって倒れた時。
隣の部屋で経理作業をしていたイパさん。

「ああ、昔、私、イパに毒殺されたことあったわぁ〜」と思い出したのでした。

なので、巡り巡って、分霊ゴノが、イパと結婚し、イパさん幸せの絶頂時にゴノ君借金残して他界。
イパさん涙に明け暮れるも借金あるし、やむなく出稼ぎ〜ってのもあるかもなぁ〜と思ったりしたのでした。

でもまあ、イパも新天地シンガポールで新しい出逢い!とかあるかも?だし、ホント、人生わからないですよね。

ちなみにゴノ君、次は日本人として生まれて来るんじゃあないかと思ってます。

人生いろいろ、見方によっては、何通りにも解釈できるのですよね。

特に今世は、全ての地球人にとって、集大成の時でもあり。
上がる者、下がる者、いよいよはっきりしてきたようです。

とにもかくにも、悔いなくイマココを全うしましょ〜。

短い間でしたが、ご購読、ありがとうございました。
4月末までに、また、何か感じることがあったら、号外出すかも?ですが、とりあえず、これにて、メルマガ閉めさせていただきます。

では、今日も楽しい1日を〜。


☆ 2009年3月26日。長男誕生。たまたま滞在してたゲストと一緒にクタの診療所に行ったよ。


☆ バリ遠征でサーフレジェンド、さっちゃんや名前ど忘れしちゃったけど、記念撮影してご機嫌なラクエンライダーの面々。笑

懐かしいなぁ〜。みんなすでにお父さんです。^o^ //





いいなと思ったら応援しよう!